HOME ニュース、国内

2022.05.05

女子100mは三浦由奈が3年ぶりベストの11秒58でV「11秒5台前半で走りたい」/水戸招待
女子100mは三浦由奈が3年ぶりベストの11秒58でV「11秒5台前半で走りたい」/水戸招待


◇水戸招待(5月5日/茨城・ケーズデンキスタジアム水戸)

日本グランプリシリーズ水戸大会の2022水戸招待が行われ、女子100mでは三浦由奈(筑波大)が優勝を飾った。

三浦は予選で向かい風1.7mという悪条件ながら11秒89で走ると、決勝でも石堂陽奈(環太平洋大)らを振り切り、11秒58(+0.6)でフィニッシュ。2019年に出した自己記録(11秒60)を0.02秒更新して優勝に花を添えた。

広告の下にコンテンツが続きます

「石堂さんのスタートがすごい良いので、それに負けないという気持ちでがんばって、そのあとは自分の走りに集中しました」とレースを振り返った三浦。宮城・柴田高の2年生だった2018年福井国体少年A女子100mでの優勝をはじめ、中学時代から全国大会入賞の常連だったが、昨年は関東インカレや日本インカレで決勝進出を逃すなど不本意なシーズンを送った。

それでも、今季は4月の学生個人選手権の準決勝で2年ぶりの11秒6台となる11秒64(+2.0)をマークし、決勝でも4位に食い込んで復調をアピール。3年ぶりの自己新に「今後は11秒5台前半で走るのと、関東インカレ、日本選手権で優勝争いができるようにしたい」と水戸での快走をステップにさらに上を目指していく。

この他、フィールド種目を中心にグランプリ種目が実施され、男子棒高跳では江島雅紀(富士通)が5m40で3日の静岡国際に続く連勝。男子砲丸投では村上輝(日本体育施設)がセカンドベストの18m02を投げて優勝を飾った。男子走高跳の長谷川直人(新潟アルビレックスRC)は2m20をただひとりクリアした。

女子では棒高跳で竜田夏苗(ニッパツ)が4m13で快勝したほか、4位の村田蒼空(前橋女高3群馬)は高校歴代4位の4m03に成功。砲丸投は尾上和華(今村病院)が15m35で大野史佳(埼玉大)を抑えて優勝し、走高跳では七種競技が専門の大玉華鈴(日体大SMG横浜)が1m74で制した。

■水戸招待優勝者一覧
・男子
100m 森岡大地(T.G.K) 10秒56(-1.3)
走高跳 長谷川直人(新潟アルビレックスRC) 2m20
棒高跳 江島雅紀(富士通) 5m40
走幅跳 松本 陸(信州大) 7m61(+1.6)
三段跳 山下航平(ANA) 15m50(-1.2)
砲丸投 村上 輝(日本体育施設) 18m02
・女子
100m 三浦由奈(筑波大) 11秒58(+0.6)
走高跳 大玉華鈴(日体大SMG横浜) 1m74
棒高跳 竜田夏苗(ニッパツ) 4m13
走幅跳 木村美海(四国大) 6m09(+1.3)
砲丸投 尾山和華(今村病院) 15m35

◇水戸招待(5月5日/茨城・ケーズデンキスタジアム水戸) 日本グランプリシリーズ水戸大会の2022水戸招待が行われ、女子100mでは三浦由奈(筑波大)が優勝を飾った。 三浦は予選で向かい風1.7mという悪条件ながら11秒89で走ると、決勝でも石堂陽奈(環太平洋大)らを振り切り、11秒58(+0.6)でフィニッシュ。2019年に出した自己記録(11秒60)を0.02秒更新して優勝に花を添えた。 「石堂さんのスタートがすごい良いので、それに負けないという気持ちでがんばって、そのあとは自分の走りに集中しました」とレースを振り返った三浦。宮城・柴田高の2年生だった2018年福井国体少年A女子100mでの優勝をはじめ、中学時代から全国大会入賞の常連だったが、昨年は関東インカレや日本インカレで決勝進出を逃すなど不本意なシーズンを送った。 それでも、今季は4月の学生個人選手権の準決勝で2年ぶりの11秒6台となる11秒64(+2.0)をマークし、決勝でも4位に食い込んで復調をアピール。3年ぶりの自己新に「今後は11秒5台前半で走るのと、関東インカレ、日本選手権で優勝争いができるようにしたい」と水戸での快走をステップにさらに上を目指していく。 この他、フィールド種目を中心にグランプリ種目が実施され、男子棒高跳では江島雅紀(富士通)が5m40で3日の静岡国際に続く連勝。男子砲丸投では村上輝(日本体育施設)がセカンドベストの18m02を投げて優勝を飾った。男子走高跳の長谷川直人(新潟アルビレックスRC)は2m20をただひとりクリアした。 女子では棒高跳で竜田夏苗(ニッパツ)が4m13で快勝したほか、4位の村田蒼空(前橋女高3群馬)は高校歴代4位の4m03に成功。砲丸投は尾上和華(今村病院)が15m35で大野史佳(埼玉大)を抑えて優勝し、走高跳では七種競技が専門の大玉華鈴(日体大SMG横浜)が1m74で制した。 ■水戸招待優勝者一覧 ・男子 100m 森岡大地(T.G.K) 10秒56(-1.3) 走高跳 長谷川直人(新潟アルビレックスRC) 2m20 棒高跳 江島雅紀(富士通) 5m40 走幅跳 松本 陸(信州大) 7m61(+1.6) 三段跳 山下航平(ANA) 15m50(-1.2) 砲丸投 村上 輝(日本体育施設) 18m02 ・女子 100m 三浦由奈(筑波大) 11秒58(+0.6) 走高跳 大玉華鈴(日体大SMG横浜) 1m74 棒高跳 竜田夏苗(ニッパツ) 4m13 走幅跳 木村美海(四国大) 6m09(+1.3) 砲丸投 尾山和華(今村病院) 15m35

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.07

パリ五輪トライアスロン金のイーが2時間6分38秒! ファラーに次ぐ英国歴代2位/バレンシアマラソン

バレンシアマラソンが12月7日、スペインの同地で行われ、男子ではアレックス・イー(英国)が2時間6分38秒の7位に入った。 27歳のイーは、2024年パリ五輪トライアスロンの金メダリストで、2021年の東京五輪でも銀メダ […]

NEWS 女子・ジェプコスゲイが歴代4位の2時間14分00秒 男子はコリルが2時間2分24秒でV/バレンシアマラソン

2025.12.07

女子・ジェプコスゲイが歴代4位の2時間14分00秒 男子はコリルが2時間2分24秒でV/バレンシアマラソン

バレンシアマラソンが12月7日、スペインの同地で行われ、女子はJ.ジェプコスゲイ(ケニア)が世界歴代4位の2時間14分00秒で優勝を飾った。 女子にはジェプコスゲイのほか、9月の東京世界選手権金メダリストのP.ジェプチル […]

NEWS 大迫傑、34歳で自身3度目のマラソン日本新!プロ活動、五輪後引退表明から復帰、メーカー契約変更と独自路線歩む

2025.12.07

大迫傑、34歳で自身3度目のマラソン日本新!プロ活動、五輪後引退表明から復帰、メーカー契約変更と独自路線歩む

男子マラソンの大迫傑(リーニン)が、12月7日のバレンシアマラソンで2時間4分55秒(速報値)で4位となり、鈴木健吾(富士通)が21年に出した2時間4分56秒の日本記録を1秒上回った。 1991年5月23日生まれの大迫は […]

NEWS 34歳の大迫傑が2時間4分55秒の日本新で4位 鈴木健吾の記録を1秒塗り替える /バレンシアマラソン

2025.12.07

34歳の大迫傑が2時間4分55秒の日本新で4位 鈴木健吾の記録を1秒塗り替える /バレンシアマラソン

バレンシアマラソンが12月7日、スペインの同地で行われ、男子では34歳の大迫傑(リーニン)が2時間4分55秒(速報値)で4位だった。 これまでの日本記録は2021年に出した鈴木健吾(当時富士通)の2時間4分56秒で、これ […]

NEWS 順大が大学生の部制覇! 一般の部はコモディイイダの9連覇止めた警視庁がV/奥多摩渓谷駅伝

2025.12.07

順大が大学生の部制覇! 一般の部はコモディイイダの9連覇止めた警視庁がV/奥多摩渓谷駅伝

第87回奥多摩渓谷駅伝は12月7日、東京・青梅市、奥多摩町内の特設コースで行われ、大学生の部は順大が2時間14分29秒で優勝した。 順大は山下健秀(4年)、半澤康(4年)、堀口颯亮(4年)、辰巳舜(4年)、金原祥汰(4年 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top