HOME ニュース

2021.08.12

走高跳五輪代表・衛藤昂が跳躍に特化したイベント運営団体「Jump Festival」立ち上げ
走高跳五輪代表・衛藤昂が跳躍に特化したイベント運営団体「Jump Festival」立ち上げ


男子走高跳でリオ五輪、東京五輪と2大会連続でオリンピックに出場した衛藤昂(味の素AGF)が、跳躍の大会・イベントを企画運営する団体「Jump Festival」を立ち上げたと発表した。衛藤は三重・鈴鹿高専から筑波大院を経て現所属。日本歴代6位タイの2m30がベストで、世界選手権には15年北京、17年ロンドン、19年ドーハと3大会で代表に。今シーズンを最後に一線を退く意向を表明していた。

衛藤はこのプロジェクトについて、「選手も観客も楽しめるジャンプイベントをみんなで作る」、「情報発信やジャンプを語り合うオープンな場」をコンセプトに、強化と普及、地域の活性化に貢献していきたいとしている。代表理事は衛藤、走幅跳・三段跳の中野瞳(和食山口)が務め、三段跳の山下祐樹(BreakParking)がコアメンバーとして参加。

広告の下にコンテンツが続きます

衛藤は「目標としてきた東京オリンピックを終え、今シーズンで一線を退きます。心理的には本当にやり切りました。一方、体力的にはもう少し跳べる実感があります。まだ跳べるうちに、チャンピオンシップ(選手権)以外の場所で生かす術はないか、自分ができることはないか、ずっと考えてきました」と言う。その中で、「自身の競技人生を振り返ると、たくさんの海外遠征を経験させていただき、いろんな国の大会を見てきました。その中に自分ができること・次なる挑戦があるんじゃないか」と考えたという。

設立に際し、自身が参加した海外競技会の経験が大きいという。「チェコのフストペチェという街でバスケットボールのコートに設置されたピットで、選手が観客席すれすれのところを助走していく試合があります」。小さな街の小さな体育館の大会には多くのトップ選手が参加するという。選手は自分が跳ぶ時に好きな音楽を流し、観客も選手の息づかいや足音を肌で感じながら全力で応援する、まさに「選手も観客も楽しめる大会」だからこそ人気なのではないかと感じたという。

国内の競技会は選手と観客の距離が遠く、一体感を作りにくい雰囲気があり、また、複数種目と同時進行することも多い。一方、「Jump Festival」が目指すのは前述のような競技会で、街中や体育館、フィールド内に特設スタンドを設けて選手と観客の近い雰囲気を作り上げる大会。跳躍競技のエンターテインメント性を知ってもらい、陸上ファンだけでなく地元の人にも「何かやっているから観に行こう」と思ってもらえるようにと志している。また、誰でも参加できる記録会や、陸上競技が盛んな欧米で見られる観光名所、ショッピングモールでのイベントなども実施していく予定。

まだまだコロナ禍で多くのイベントが中止となっているが、「新しいものを作り出す機会だと思う」と衛藤。「跳ぶをエンターテイメントに! できそうなことを一緒に探して、ワクワクするイベントをみんなで作っていきましょう!」と呼びかけている。

日本を牽引してきたハイジャンパーの次なる挑戦にも注目だ。

男子走高跳でリオ五輪、東京五輪と2大会連続でオリンピックに出場した衛藤昂(味の素AGF)が、跳躍の大会・イベントを企画運営する団体「Jump Festival」を立ち上げたと発表した。衛藤は三重・鈴鹿高専から筑波大院を経て現所属。日本歴代6位タイの2m30がベストで、世界選手権には15年北京、17年ロンドン、19年ドーハと3大会で代表に。今シーズンを最後に一線を退く意向を表明していた。 衛藤はこのプロジェクトについて、「選手も観客も楽しめるジャンプイベントをみんなで作る」、「情報発信やジャンプを語り合うオープンな場」をコンセプトに、強化と普及、地域の活性化に貢献していきたいとしている。代表理事は衛藤、走幅跳・三段跳の中野瞳(和食山口)が務め、三段跳の山下祐樹(BreakParking)がコアメンバーとして参加。 衛藤は「目標としてきた東京オリンピックを終え、今シーズンで一線を退きます。心理的には本当にやり切りました。一方、体力的にはもう少し跳べる実感があります。まだ跳べるうちに、チャンピオンシップ(選手権)以外の場所で生かす術はないか、自分ができることはないか、ずっと考えてきました」と言う。その中で、「自身の競技人生を振り返ると、たくさんの海外遠征を経験させていただき、いろんな国の大会を見てきました。その中に自分ができること・次なる挑戦があるんじゃないか」と考えたという。 設立に際し、自身が参加した海外競技会の経験が大きいという。「チェコのフストペチェという街でバスケットボールのコートに設置されたピットで、選手が観客席すれすれのところを助走していく試合があります」。小さな街の小さな体育館の大会には多くのトップ選手が参加するという。選手は自分が跳ぶ時に好きな音楽を流し、観客も選手の息づかいや足音を肌で感じながら全力で応援する、まさに「選手も観客も楽しめる大会」だからこそ人気なのではないかと感じたという。 国内の競技会は選手と観客の距離が遠く、一体感を作りにくい雰囲気があり、また、複数種目と同時進行することも多い。一方、「Jump Festival」が目指すのは前述のような競技会で、街中や体育館、フィールド内に特設スタンドを設けて選手と観客の近い雰囲気を作り上げる大会。跳躍競技のエンターテインメント性を知ってもらい、陸上ファンだけでなく地元の人にも「何かやっているから観に行こう」と思ってもらえるようにと志している。また、誰でも参加できる記録会や、陸上競技が盛んな欧米で見られる観光名所、ショッピングモールでのイベントなども実施していく予定。 まだまだコロナ禍で多くのイベントが中止となっているが、「新しいものを作り出す機会だと思う」と衛藤。「跳ぶをエンターテイメントに! できそうなことを一緒に探して、ワクワクするイベントをみんなで作っていきましょう!」と呼びかけている。 日本を牽引してきたハイジャンパーの次なる挑戦にも注目だ。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.04.01

飯野摩耶が東農大女子長距離ブロックコーチに就任「恩返しできるように」15年アジア選手権代表

飯野摩耶が自身のSNSを更新し、母校である東農大の女子長距離ブロックコーチに就任したことを発表した。 飯野は1988年生まれの38歳。山梨県出身で中3時に1500mで全中優勝。韮崎高から第一生命に進み、2012年には24 […]

NEWS 青学大長距離ブロックがレッドブルとパートナー契約! 「翼をさずかりました」

2026.04.01

青学大長距離ブロックがレッドブルとパートナー契約! 「翼をさずかりました」

青学大陸上部長距離ブロックは4月1日、レッドブルとパートナー契約を結んだと発表した。 レッドブルはスケートボードやスキージャンプなどをサポートしており、公開されたインタビュー内で原晋監督は「私たちとまったく異なるジャンル […]

NEWS キヤノンAC九州にIH800m入賞の朝野流南、インカレ出場の池主茉弥ら5人が新加入

2026.04.01

キヤノンAC九州にIH800m入賞の朝野流南、インカレ出場の池主茉弥ら5人が新加入

キヤノンAC九州は4月1日、同日付で青柳朋花(大阪芸大)、池主茉弥(拓大)、朝野流南(東大阪大敬愛高)、吉田葵唯(九国大付高・福岡)、瀧川ゆめ(大分東明高)の5選手が加入したと発表した。 青柳は千葉県出身。市船橋高から大 […]

NEWS 安川電機に菅野裕二郎、平島龍斗、吉中祐太が加入 箱根駅伝経験者3人が新戦力

2026.04.01

安川電機に菅野裕二郎、平島龍斗、吉中祐太が加入 箱根駅伝経験者3人が新戦力

安川電機は4月1日、菅野裕二郎(東京国際大卒)、平島龍斗(日体大卒)、吉中祐太(中大卒)の3選手が新入社員としてチームに加入したと発表した。 菅野は福島・学法石川高3年時の21年インターハイ5000mで7位入賞している。 […]

NEWS 北村夢さんが駿河台大外部コーチに就任「新しい環境での挑戦にワクワク」800m学生記録保持

2026.04.01

北村夢さんが駿河台大外部コーチに就任「新しい環境での挑戦にワクワク」800m学生記録保持

女子800m学生記録保持者の北村夢さんが自身のSNSを更新し、4月から駿河台大の外部コーチに就任することを明かした。 北村さんは東京出身。名門・東京高時代にはインターハイに出場し、日体大に進学してからさらに飛躍した。4年 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年4月号 (3月13日発売)

2026年4月号 (3月13日発売)

別冊付録 記録年鑑 2025

東京マラソン、大阪マラソン、名古屋ウィメンズマラソン

page top