HOME ニュース、国内

2021.06.27

田母神一喜が800mで初出場初V!日本歴代8位1分46秒68「次は横田さんの記録を」高校では相澤晃、遠藤日向とチームメイト/日本選手権
田母神一喜が800mで初出場初V!日本歴代8位1分46秒68「次は横田さんの記録を」高校では相澤晃、遠藤日向とチームメイト/日本選手権


◇日本選手権(6月24日~27日/大阪・ヤンマースタジアム長居)

東京五輪代表選考会となる第105回日本選手権の最終日。男子800m決勝が行われ、田母神一喜(阿見AC)が日本歴代8位となる1分46秒68で初優勝を飾った。

レースは優勝候補の一角だった源裕貴(環太平洋大)が1周目52秒で通過。「それは想定していた」という田母神は、冷静に対応して、「自分の持ち味」と語るラストスパートで勝負をつけた。

広告の下にコンテンツが続きます

位置づけとしては「1500mのために800mのスピードを磨いてきた」というが、その結果タイムが伸びてきたことで「今年は800mで勝負しよう」と日本選手権に調整してきた。

田母神は福島・学法石川高、中大卒。高3時のインターハイは1500m優勝、800m2位と世代トップランナー。800m前日本記録保持者で現在はTWOLAPS TCの横田真人コーチに師事。今季は800mで1分47秒68と3年ぶりに自己ベストを更新していた。

10000m日本記録保持者で東京五輪代表の相澤晃(旭化成)とは高校の同級生。さらに5000mを勝った高校の後輩・遠藤日向(住友電工)に大きな刺激を受けた。「相澤は高校3年間クラスメイトですし、遠藤は中学から同じで仲良し。ずっとトップランナー。遠藤のようになりたいと思ってやってきた。初優勝で続けてよかった」。

今後は「1500mで勝負するためにも800mでタイムを伸ばしたい。横田さんの記録(1分46秒16を破れるように」と、さらなる中距離界を担う一人としてさらに成長していくつもりだ。

2位の金子魅玖人(中大)が1分46秒86。日本歴代10位、学生歴代5位の好記録だった。

直後の女子800mでは、田母神と同じ横田コーチに指導を受ける卜部蘭(積水化学)が2分03秒71で優勝し、チーム「TWOLAPS」で800mのタイトルを獲得した。

◇日本選手権(6月24日~27日/大阪・ヤンマースタジアム長居) 東京五輪代表選考会となる第105回日本選手権の最終日。男子800m決勝が行われ、田母神一喜(阿見AC)が日本歴代8位となる1分46秒68で初優勝を飾った。 レースは優勝候補の一角だった源裕貴(環太平洋大)が1周目52秒で通過。「それは想定していた」という田母神は、冷静に対応して、「自分の持ち味」と語るラストスパートで勝負をつけた。 位置づけとしては「1500mのために800mのスピードを磨いてきた」というが、その結果タイムが伸びてきたことで「今年は800mで勝負しよう」と日本選手権に調整してきた。 田母神は福島・学法石川高、中大卒。高3時のインターハイは1500m優勝、800m2位と世代トップランナー。800m前日本記録保持者で現在はTWOLAPS TCの横田真人コーチに師事。今季は800mで1分47秒68と3年ぶりに自己ベストを更新していた。 10000m日本記録保持者で東京五輪代表の相澤晃(旭化成)とは高校の同級生。さらに5000mを勝った高校の後輩・遠藤日向(住友電工)に大きな刺激を受けた。「相澤は高校3年間クラスメイトですし、遠藤は中学から同じで仲良し。ずっとトップランナー。遠藤のようになりたいと思ってやってきた。初優勝で続けてよかった」。 今後は「1500mで勝負するためにも800mでタイムを伸ばしたい。横田さんの記録(1分46秒16を破れるように」と、さらなる中距離界を担う一人としてさらに成長していくつもりだ。 2位の金子魅玖人(中大)が1分46秒86。日本歴代10位、学生歴代5位の好記録だった。 直後の女子800mでは、田母神と同じ横田コーチに指導を受ける卜部蘭(積水化学)が2分03秒71で優勝し、チーム「TWOLAPS」で800mのタイトルを獲得した。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.12

ホノルルマラソンに堀尾謙介、神野大地がエントリー ソウル五輪代表・浅井えり子さんも出場

11月12日、ホノルルマラソンの事務局は、12月14に日に開催される「JALホノルルマラソン2025」に堀尾謙介と神野大地(ともにM&Aベストパートナーズ)がエントリーしたことを発表した。 堀尾は22年の東京で […]

NEWS 現代の駅伝ランナーのためにデザインされたナイキの「EKIDEN PACK」コレクションが登場!

2025.11.12

現代の駅伝ランナーのためにデザインされたナイキの「EKIDEN PACK」コレクションが登場!

ナイキは11月12日、2025-2026年の駅伝シーズンに向け、⽇本のランナーからインスピレーションを受けてデザインされた「EKIDEN PACK」コレクションを発売することを発表した。 駅伝シーズンを象徴する存在として […]

NEWS WAライジングスター賞 女子は張家楽、嚴子怡の中国投てきコンビ、エチオピアのハイロムが候補選手

2025.11.12

WAライジングスター賞 女子は張家楽、嚴子怡の中国投てきコンビ、エチオピアのハイロムが候補選手

世界陸連(WA)は11月11日、ワールド・アスレティクス・アワード2025の「ライジングスター賞」の女子候補選手を発表した。 「ライジングスター賞」はU20選手を対象とした最優秀賞で、前日の男子に続き、女子も3人がノミネ […]

NEWS RIKUJOフェスティバル サニブラウンと鵜澤飛羽の参加が決定!世界陸上入賞の井戸、松本とともにミニリレフェスに参戦

2025.11.11

RIKUJOフェスティバル サニブラウンと鵜澤飛羽の参加が決定!世界陸上入賞の井戸、松本とともにミニリレフェスに参戦

11月11日、日本陸連は11月29日に開催される「RIKUJO フェスティバル in 国立競技場」に参加するゲストアスリートの第2弾として、東京世界選手権の代表のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)、鵜澤飛羽(JAL […]

NEWS 22年世界陸上100m銀ブレイシー ドーピング違反で3年9ヵ月の資格停止処分 禁止薬物使用と居場所義務違反

2025.11.11

22年世界陸上100m銀ブレイシー ドーピング違反で3年9ヵ月の資格停止処分 禁止薬物使用と居場所義務違反

米国アンチ・ドーピング機関(USADA)は11月10日までに、2022年オレゴン世界選手権100mで銀メダルを獲得したM.ブレイシーが、内部告発者の情報に基づく調査の結果、アンチ・ドーピング規則違反で45ヵ月(3年9ヵ月 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top