HOME ニュース、海外

2021.06.27

ホロウェイ12秒81、ベンジャミン46秒83、トーマス21秒61、プライス80m31!4種目で世界歴代2位!/全米五輪選考会
ホロウェイ12秒81、ベンジャミン46秒83、トーマス21秒61、プライス80m31!4種目で世界歴代2位!/全米五輪選考会


◇全米五輪選考会(6月18日~27日/米国・オレゴン州ユージン)

東京五輪代表選考会となる全米五輪選考会9日目の6月26日、10種目で決勝が行われ、男子の110mハードル、400mハードル、女子の200m、ハンマー投でいずれも世界歴代2位の好記録が生まれた。

広告の下にコンテンツが続きます

男子110mハードル準決勝では、2019年世界選手権金メダリストのG.ホロウェイが世界記録(12秒80/A.メリット、2012年)にわずか0.01秒に迫る世界歴代2位の12秒81(+1.8)をマーク。自己ベストを2年ぶりに0.17秒更新した。約2時間後に行われた決勝は12秒96(+0.4)で制し、初の五輪代表となった。

男子400mハードルは、ドーハ世界選手権銀メダリスト・R.ベンジャミンが46秒83で優勝して初の五輪代表。自己ベストを2年ぶりに0.15秒塗り替えた。世界記録はK.ヤング(米国)が1992年にマークした46秒78。

女子200mは24歳のG.トーマスが21秒61(+1.3)で快勝。大会前の自己記録は3月下旬に出した22秒17だったが、今大会で予選21秒98(+0.7)、準決勝21秒94(+1.8)と自己新を連発し、決勝ではF.グリフィス・ジョイナー(米国)が1988年にマークした世界記録21秒34に次ぐ好記録を叩き出した。なお、上位4位までが21秒台。400mで5大会連続の五輪代表を決めたベテランのA.フェリックスは22秒11で5位に終わり、この種目での代表入りはならなかった。

女子ハンマー投は、D.プライスが女子選手2人目の80mオーバーとなる80m31を放って制し、8位に入った前回のリオ大会に続く五輪代表を決めた。4月に世界歴代3位の78m60を放っていたプライスは、この大会の3投目で歴代2位の79m98を放ち、5投目で80mの大台を突破した。世界記録はA.ヴォダルチク(ポーランド)が2016年にマークした82m98。

広告の下にコンテンツが続きます

この他、女子棒高跳では30歳のK.ナジョットが自己記録を2cm更新する世界歴代3位タイの4m95を成功して頂点に立った。

◇全米五輪選考会(6月18日~27日/米国・オレゴン州ユージン) 東京五輪代表選考会となる全米五輪選考会9日目の6月26日、10種目で決勝が行われ、男子の110mハードル、400mハードル、女子の200m、ハンマー投でいずれも世界歴代2位の好記録が生まれた。 男子110mハードル準決勝では、2019年世界選手権金メダリストのG.ホロウェイが世界記録(12秒80/A.メリット、2012年)にわずか0.01秒に迫る世界歴代2位の12秒81(+1.8)をマーク。自己ベストを2年ぶりに0.17秒更新した。約2時間後に行われた決勝は12秒96(+0.4)で制し、初の五輪代表となった。 男子400mハードルは、ドーハ世界選手権銀メダリスト・R.ベンジャミンが46秒83で優勝して初の五輪代表。自己ベストを2年ぶりに0.15秒塗り替えた。世界記録はK.ヤング(米国)が1992年にマークした46秒78。 女子200mは24歳のG.トーマスが21秒61(+1.3)で快勝。大会前の自己記録は3月下旬に出した22秒17だったが、今大会で予選21秒98(+0.7)、準決勝21秒94(+1.8)と自己新を連発し、決勝ではF.グリフィス・ジョイナー(米国)が1988年にマークした世界記録21秒34に次ぐ好記録を叩き出した。なお、上位4位までが21秒台。400mで5大会連続の五輪代表を決めたベテランのA.フェリックスは22秒11で5位に終わり、この種目での代表入りはならなかった。 女子ハンマー投は、D.プライスが女子選手2人目の80mオーバーとなる80m31を放って制し、8位に入った前回のリオ大会に続く五輪代表を決めた。4月に世界歴代3位の78m60を放っていたプライスは、この大会の3投目で歴代2位の79m98を放ち、5投目で80mの大台を突破した。世界記録はA.ヴォダルチク(ポーランド)が2016年にマークした82m98。 この他、女子棒高跳では30歳のK.ナジョットが自己記録を2cm更新する世界歴代3位タイの4m95を成功して頂点に立った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.06.15

小原響が3000m障害で8分22秒64の日本歴代8位!セイコーGGPに続く自己新マーク

6月14日に米国・ポートランドで行われたポートランド・トラックフェスティバルの男子3000m障害で、小原響(GMOインターネットグループ)が日本歴代8位の8分22秒64をマークした。 大会は世界陸連コンチネンタルツアー・ […]

NEWS 久保凛が800m2分02秒76の大会新でV3!! 1500mと2年連続2冠「チームへの貢献を考えていた」/IH近畿

2025.06.15

久保凛が800m2分02秒76の大会新でV3!! 1500mと2年連続2冠「チームへの貢献を考えていた」/IH近畿

◇インターハイ近畿地区大会(6月12~15日/京都市・たけびしスタジアム京都)4日目 広島インターハイを懸けた近畿地区大会の4日目が行われ、女子800mは久保凛(東大阪大敬愛3大阪)が昨年自らがマークした大会記録を0.7 […]

NEWS 青学大・塩出翔太が10000m28分55秒81の自己新!800mは金子1分46秒59、日本インカレ400m2連覇の田邉1分48秒16/日体大長距離競技会

2025.06.15

青学大・塩出翔太が10000m28分55秒81の自己新!800mは金子1分46秒59、日本インカレ400m2連覇の田邉1分48秒16/日体大長距離競技会

第322回日本体育大学長距離競技会兼第16回NITTAIDAI Challenge Games(NDG)の1日目が6月14日に行われ、雨のなか、各組で好レースが繰り広げられた。 男子10000mでは2組で1着(28分53 […]

NEWS 中大勢が海外5000mレースで好走!溜池一太が13分25秒11の自己新、濵口大和は自己2番目13分37秒54

2025.06.15

中大勢が海外5000mレースで好走!溜池一太が13分25秒11の自己新、濵口大和は自己2番目13分37秒54

6月14日にオーストリア・ウィーンで行われた「Track Nigh Vienna」の5000mに中大の溜池一太(4年)とルーキー・濵口大和が出場し、溜池は13分25秒11の自己新、濵口も13分37秒54のセカンドベストを […]

NEWS 3000m障害・青木涼真が8分23秒58で3位!5年連続世界大会出場目指して好走/WAコンチネンタルツアー

2025.06.15

3000m障害・青木涼真が8分23秒58で3位!5年連続世界大会出場目指して好走/WAコンチネンタルツアー

男子3000m障害の青木涼真(Honda)が6月14日、オーストリア・ウィーンで行われた「Track Nigh Vienna」に出場し、8分23秒58で3位に入った。 青木は一昨年のU23欧州王者であるA.キヤダ(スペイ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top