HOME ニュース、国内

2021.06.01

やり投は小南拓人が82m43でV!ディーンとの80m対決制し五輪へ前進/木南記念
やり投は小南拓人が82m43でV!ディーンとの80m対決制し五輪へ前進/木南記念


◇木南記念(6月1日/大阪・ヤンマースタジアム長居)

サトウ食品日本グランプリシリーズの木南記念、男子やり投は小南拓人(染めQ)が82m43を投げて優勝した。

広告の下にコンテンツが続きます

今季は絶好調。4月29日の織田記念で82m52の日本歴代4位をマーク。5月9日の東京五輪テストイベントでも80m98を放って優勝していた。東日本実業団を挟んだ今大会では4回目に自己記録に迫る82m43。3回目に81m06を投げたディーン元気(ミズノ)を逆転して優勝を飾った。「優勝できてうれしいのと、80mを超えた戦いでディーンさんに勝てたのは自信になります」と語る。

18年に80mを初めて超え、昨年まで毎年80m以上は投げていたものの、どちらかと言えば“一発”のイメージが強かった。だが、今季は3試合で80mオーバー。「これまでは力みが強すぎたのですが、今季は力をコントロールすることができています」と小南は好調の要因を語る。

「コントロール」というのは助走、そして投げの局面にも当てはまるそうで、これまでは思いっ切り走ったり、投げの瞬間に「力を込めようとし過ぎている」といったりというクセがあった。また、トレーニングでも「試合と試合の間隔が短い時に勇気を持って休むようにした」とメリハリをつけられるようになったという。

東京五輪の参加標準記録85m00は「漠然としていた」と正直な心境を明かすが、ワールドランキングでは大会前までの段階で29番目となり、ターゲットナンバー32に入っている。「現実的にはポイントを稼げているので、来週のデンカチャレンジ、日本選手権で同じような結果を出してターゲットナンバーで入りたい」と明確になってきた東京五輪の道筋を見据えている。

北海道・札幌一高まで野球に取り組み、甲子園を目指す球児だった。だが、網膜色素変性症という視機能が低下する病気を発症。連係プレーなどもある野球選手としての道をあきらめ、マネージャーとして選手を支える側にも回った。だが、その肩の強さなどを買われて陸上部から熱烈な勧誘を受け、高2からやり投をスタート。3年時にはインターハイで優勝した。国士大でメキメキと力をつけた元野球少年は、やり投で東京五輪に近づこうとしている。

「まだ出場を決められていませんが、高校の顧問の先生や今も応援してくれる仲間、たくさんの応援をしてもらってきました。いい報告ができればいいなと思います」

6月の残り2戦で、東京五輪切符を確かなものにするつもりだ。

◇木南記念(6月1日/大阪・ヤンマースタジアム長居) サトウ食品日本グランプリシリーズの木南記念、男子やり投は小南拓人(染めQ)が82m43を投げて優勝した。 今季は絶好調。4月29日の織田記念で82m52の日本歴代4位をマーク。5月9日の東京五輪テストイベントでも80m98を放って優勝していた。東日本実業団を挟んだ今大会では4回目に自己記録に迫る82m43。3回目に81m06を投げたディーン元気(ミズノ)を逆転して優勝を飾った。「優勝できてうれしいのと、80mを超えた戦いでディーンさんに勝てたのは自信になります」と語る。 18年に80mを初めて超え、昨年まで毎年80m以上は投げていたものの、どちらかと言えば“一発”のイメージが強かった。だが、今季は3試合で80mオーバー。「これまでは力みが強すぎたのですが、今季は力をコントロールすることができています」と小南は好調の要因を語る。 「コントロール」というのは助走、そして投げの局面にも当てはまるそうで、これまでは思いっ切り走ったり、投げの瞬間に「力を込めようとし過ぎている」といったりというクセがあった。また、トレーニングでも「試合と試合の間隔が短い時に勇気を持って休むようにした」とメリハリをつけられるようになったという。 東京五輪の参加標準記録85m00は「漠然としていた」と正直な心境を明かすが、ワールドランキングでは大会前までの段階で29番目となり、ターゲットナンバー32に入っている。「現実的にはポイントを稼げているので、来週のデンカチャレンジ、日本選手権で同じような結果を出してターゲットナンバーで入りたい」と明確になってきた東京五輪の道筋を見据えている。 北海道・札幌一高まで野球に取り組み、甲子園を目指す球児だった。だが、網膜色素変性症という視機能が低下する病気を発症。連係プレーなどもある野球選手としての道をあきらめ、マネージャーとして選手を支える側にも回った。だが、その肩の強さなどを買われて陸上部から熱烈な勧誘を受け、高2からやり投をスタート。3年時にはインターハイで優勝した。国士大でメキメキと力をつけた元野球少年は、やり投で東京五輪に近づこうとしている。 「まだ出場を決められていませんが、高校の顧問の先生や今も応援してくれる仲間、たくさんの応援をしてもらってきました。いい報告ができればいいなと思います」 6月の残り2戦で、東京五輪切符を確かなものにするつもりだ。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.08.22

やり投・北口榛花が1年2ヵ月ぶり復活V!!「もっと遠くに投げたかった」今季世界4位の64m90スロー、通算11勝目/DLローザンヌ

世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)第12戦・ローザンヌ大会(スイス)が8月21日に行われ、女子やり投に北口榛花(JAL)が出場し、64m90を投げて優勝した。 北口は1回目に62m73をマーク。続く2回目には […]

NEWS ハイレベルの200m・大林煌龍が21秒86でV「自分の走りに集中できました!」/山口全中

2026.08.21

ハイレベルの200m・大林煌龍が21秒86でV「自分の走りに集中できました!」/山口全中

◇第53回全日本中学校選手権(8月20日~23日/山口・維新みらいふスタジアム) 2日目 中学日本一を懸けた山口全中の2日目が行われ、男子200mは大林煌龍(我孫子湖北中3千葉)が21秒86(-0.1)で優勝した。 広告 […]

NEWS 日韓中ジュニア代表 1500mに吉田星、100m・吉永優衣らインターハイ優勝者も 佐賀で開催 中国は派遣せず

2026.08.21

日韓中ジュニア代表 1500mに吉田星、100m・吉永優衣らインターハイ優勝者も 佐賀で開催 中国は派遣せず

日本陸連は8月21日、第34回日・韓・中ジュニア交流競技会(8月25日~27日/佐賀・SAGAスタジアム)の日本代表選手を発表した。 代表選手は例年と同じく高校生で編成。前回に続き、今年4月1日から6月のインターハイ地区 […]

NEWS 1500m金メダリスト・キピエゴンが今季レースを見送り ハムストリングスの故障

2026.08.21

1500m金メダリスト・キピエゴンが今季レースを見送り ハムストリングスの故障

女子1500mの世界記録保持者F.キピエゴン(ケニア)が自身のSNSを更新し、5月から続くハムストリングスの故障のため当面のあいだ回復に努める旨を綴った。 キピエゴンは現在32歳。1500mで五輪・世界選手権を3連覇中し […]

NEWS NYシティーマラソンにキプルト、オビリ、パリ五輪金のハッサンらがエントリー

2026.08.21

NYシティーマラソンにキプルト、オビリ、パリ五輪金のハッサンらがエントリー

米国・ニューヨークシティマラソンの主催者は8月19日、11月1日に行われる大会のエントリー選手を発表した。 男女ともに前回チャンピオンが出場予定。男子はパリ五輪銅メダルのB.キプルト(ケニア)、女子はトラックで五輪・世界 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年9月号 (8月17日発売)

2026年9月号 (8月17日発売)

滋賀IH総特集
山口全中展望
アジア大会代表Close up

page top