サトウ食品日本グランプリシリーズの木南記念、男子やり投は小南拓人(染めQ)が82m43を投げて優勝した。
今季は絶好調。4月29日の織田記念で82m52の日本歴代4位をマーク。5月9日の東京五輪テストイベントでも80m98を放って優勝していた。東日本実業団を挟んだ今大会では4回目に自己記録に迫る82m43。3回目に81m06を投げたディーン元気(ミズノ)を逆転して優勝を飾った。「優勝できてうれしいのと、80mを超えた戦いでディーンさんに勝てたのは自信になります」と語る。
18年に80mを初めて超え、昨年まで毎年80m以上は投げていたものの、どちらかと言えば“一発”のイメージが強かった。だが、今季は3試合で80mオーバー。「これまでは力みが強すぎたのですが、今季は力をコントロールすることができています」と小南は好調の要因を語る。
「コントロール」というのは助走、そして投げの局面にも当てはまるそうで、これまでは思いっ切り走ったり、投げの瞬間に「力を込めようとし過ぎている」といったりというクセがあった。また、トレーニングでも「試合と試合の間隔が短い時に勇気を持って休むようにした」とメリハリをつけられるようになったという。
東京五輪の参加標準記録85m00は「漠然としていた」と正直な心境を明かすが、ワールドランキングでは大会前までの段階で29番目となり、ターゲットナンバー32に入っている。「現実的にはポイントを稼げているので、来週のデンカチャレンジ、日本選手権で同じような結果を出してターゲットナンバーで入りたい」と明確になってきた東京五輪の道筋を見据えている。
北海道・札幌一高まで野球に取り組み、甲子園を目指す球児だった。だが、網膜色素変性症という視機能が低下する病気を発症。連係プレーなどもある野球選手としての道をあきらめ、マネージャーとして選手を支える側にも回った。だが、その肩の強さなどを買われて陸上部から熱烈な勧誘を受け、高2からやり投をスタート。3年時にはインターハイで優勝した。国士大でメキメキと力をつけた元野球少年は、やり投で東京五輪に近づこうとしている。
「まだ出場を決められていませんが、高校の顧問の先生や今も応援してくれる仲間、たくさんの応援をしてもらってきました。いい報告ができればいいなと思います」
6月の残り2戦で、東京五輪切符を確かなものにするつもりだ。
◇木南記念(6月1日/大阪・ヤンマースタジアム長居)サトウ食品日本グランプリシリーズの木南記念、男子やり投は小南拓人(染めQ)が82m43を投げて優勝した。今季は絶好調。4月29日の織田記念で82m52の日本歴代4位をマーク。5月9日の東京五輪テストイベントでも80m98を放って優勝していた。東日本実業団を挟んだ今大会では4回目に自己記録に迫る82m43。3回目に81m06を投げたディーン元気(ミズノ)を逆転して優勝を飾った。「優勝できてうれしいのと、80mを超えた戦いでディーンさんに勝てたのは自信になります」と語る。18年に80mを初めて超え、昨年まで毎年80m以上は投げていたものの、どちらかと言えば“一発”のイメージが強かった。だが、今季は3試合で80mオーバー。「これまでは力みが強すぎたのですが、今季は力をコントロールすることができています」と小南は好調の要因を語る。「コントロール」というのは助走、そして投げの局面にも当てはまるそうで、これまでは思いっ切り走ったり、投げの瞬間に「力を込めようとし過ぎている」といったりというクセがあった。また、トレーニングでも「試合と試合の間隔が短い時に勇気を持って休むようにした」とメリハリをつけられるようになったという。東京五輪の参加標準記録85m00は「漠然としていた」と正直な心境を明かすが、ワールドランキングでは大会前までの段階で29番目となり、ターゲットナンバー32に入っている。「現実的にはポイントを稼げているので、来週のデンカチャレンジ、日本選手権で同じような結果を出してターゲットナンバーで入りたい」と明確になってきた東京五輪の道筋を見据えている。北海道・札幌一高まで野球に取り組み、甲子園を目指す球児だった。だが、網膜色素変性症という視機能が低下する病気を発症。連係プレーなどもある野球選手としての道をあきらめ、マネージャーとして選手を支える側にも回った。だが、その肩の強さなどを買われて陸上部から熱烈な勧誘を受け、高2からやり投をスタート。3年時にはインターハイで優勝した。国士大でメキメキと力をつけた元野球少年は、やり投で東京五輪に近づこうとしている。「まだ出場を決められていませんが、高校の顧問の先生や今も応援してくれる仲間、たくさんの応援をしてもらってきました。いい報告ができればいいなと思います」6月の残り2戦で、東京五輪切符を確かなものにするつもりだ。RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2026.10.24
2026.10.18
2026.10.19
2026.10.24
2026.10.19
2026.10.17
【大会結果】第103回箱根駅伝予選会/チーム総合(2026年10月17日)
2026.10.08
2026.10.05
2026.10.17
Latest articles 最新の記事
2026.10.25
マラソン競歩アジア王者・勝木隼人、初挑戦の女子・柳井綾音らに注目! 今日ハーフと2種目実施/高畠競歩
◇第63回全日本競歩高畠大会(10月25日/山形・高畠) 来年の北京世界選手権の代表選考会を兼ねた第63回全日本競歩高畠大会が今日10月25日に行われる。 広告の下にコンテンツが続きます 代表選考会を兼ねるマラソン競歩で […]
2026.10.24
アジア大会マラソン競歩金メダリスト・勝木隼人「自己記録を一つの目安に」 初挑戦の柳井綾音「楽しみな気持ちで挑みたい」/高畠競歩
◇第63回全日本競歩高畠大会(10月25日/山形・高畠) 来年の北京世界選手権の代表選考会を兼ねた第63回全日本競歩高畠大会を翌日に控えた10月24日、名古屋アジア大会男子マラソン競歩金メダリストの勝木隼人(自衛隊体育学 […]
2026.10.24
棒高跳・飯塚俊介が高1歴代3位タイの5m10で2年ぶりV! 「高2では5m30を跳びたい」 3月に中学記録樹立/U18・16大会
◇第20回U18・第57回U16陸上競技大会(2026年10月23日~25日/三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場)2日目 U18・U16大会の2日目にU16男子棒高跳が行われ、飯塚俊介(越谷南高1埼玉)が高1歴代3位タ […]
2026.10.24
3年ぶりV目指す名城大・米田監督「全区間ミスがないように」 前回4位の東北福祉大・冠木監督「最低でも3番以内」/全日本大学女子駅伝
◇第44回全日本大学女子駅伝(10月25日/宮城・弘進ゴムアスリートパーク仙台発着6区間38.0km) 第44回全日本大学女子駅伝を翌日に控えた10月24日、開会式と監督による前日会見が行われた。 広告の下にコンテンツが […]
Latest Issue
最新号

2026年11月号 (10月14日発売)
アジア大会総特集
駅伝プレビュー
