米国・フロリダ州で4月17日に行われた競技会女子100mハードルで、J.カマチョ・クイン(プエルトリコ)が世界歴代7位タイの12秒32(+1.7)をマークした。自己ベスト(12秒40/2018年)を上回り、自身の持つプエルトリコのナショナルレコードを更新した。カマチョ・クインは1996年生まれの24歳で、2016年にはリオ五輪に出場している。
男子110mハードルでは、19年ドーハ世界選手権覇者で2月に室内60mハードルで世界記録を出したG.ホロウェイ(米国)が今季世界最高の13秒07(+1.3)をマーク。男子400mは同じくドーハ選手権優勝のS.ガーディナー(バハマ)が44秒71で制した。男子100mではJ.マーティン(米国)が従来の自己ベスト(10秒40)を大幅に上回る今季世界最高の9秒94で(+1.6)で躍り出た。10日に女子100mで世界歴代6位の10秒72をマークしたS.リチャードソン(米国)は200mに出場して22秒11(+1.0)だった。
そのほか各地で好記録が誕生している。ドーハ世界選手権女子400mハードルの銀メダリスト・S.マクラフリン(米国)は、16日にカリフォルニア州で行われた競技会で100mハードルに出場して12秒92(+0.2)の自己新、40分後の400mでは51秒16をマークした。マクラフリンは100mハードルで13秒台、200mハードルで23秒台、400mハードルで53秒台のすべてを破った史上初の女子選手となった。
2月に女子800mでU20室内世界記録を出したA.ムー(米国)は17日、テキサス州の競技会で今季世界最高の1分57秒73を出している。
ナミビア選手権(※日付未詳)では女子400mで17歳のC.ムボマ(ナミビア)がU20世界新の49秒22をマークした。ムボマは2003年5月生まれで、11日にU20世界記録を上回る49秒24を出しており、2週連続の更新となる。ムボマが更新する前のU20世界記録は1991年にG.ブロイアー(ドイツ)が出した49秒42。
16日に行われた南アフリカ選手権(プレトリア)では、2016年リオ五輪男子100m5位のA.シンビネが9秒99で(+0.2)で優勝。前日には追い風参考ながら9秒82(+2.8)を出している。男子400m世界記録保持者のW. ファン・ニーケアク(南アフリカ)は、17日の200mを20秒38(+0.1)で制した。
ジャマイカ・キングストンで17日に開催された競技会では女子200mでS-A.フレイザー・プライス(ジャマイカ)が22秒66(-0.2)で優勝。女子100mではこの種目今季初レースとなったE.トンプソン・ヘラー(ジャマイカ)が11秒21(±0)、男子100mでは前世界記録保持者のA.パウエルが10秒48(-2.5)をマークした。男子砲丸投は15年北京世界選手権銅メダリストのO.リチャーズ(ジャマイカ)が19m15で優勝した。
※記録はいずれも承認手続きが進行中。

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.05.13
月刊陸上競技2025年6月号
-
2025.05.13
-
2025.05.13
-
2025.05.13
2025.05.11
久保凛は2分02秒29の2位に号泣「母の日に花束を持って帰りたかった」/木南記念
-
2025.05.08
2025.05.11
久保凛は2分02秒29の2位に号泣「母の日に花束を持って帰りたかった」/木南記念
-
2025.05.03
-
2025.04.29
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.05.13
月刊陸上競技2025年6月号
Contents Road to TOKYO Diamond League JAPANの挑戦 村竹ラシッド、三浦龍司が 初戦で世界陸上内定052 女王、始動 北口榛花は初戦4位 Re:Tokyo25 村竹ラシッド(JAL […]
2025.05.13
住友電工・加藤淳が現役引退 全中、IH、ICで入賞 全日本大学駅伝Vも経験 「14年間は私の財産です」
住友電工は長距離の加藤淳が2024年度をもって現役引退したことを発表した。 加藤は兵庫県出身の26歳。大久保中から陸上を始め、3年時には近畿大会3000mで優勝したほか、愛知県で行われた全中でも4位入賞を飾るなど、世代の […]
2025.05.13
ウクライナの妖精マフチフ「情熱を傾けられるものを見つけて」戸邉直人との走高跳豪華対談で若者へのメッセージ
日本航空株式会社(JAL)が5月13日に都内で、女子走高跳世界記録保持者でパリ五輪金メダルのヤロスラワ・マフチフ(ウクライナ)と、JAL所属の男子走高跳日本記録保持者の戸邉直人の対談を行った。 走高跳の豪華クロストークが […]
2025.05.13
SUUNTOからランニングに特化したGPSウォッチ「Suunto Run」が5月13日より新登場!
フィンランドのスポーツウォッチブランド、SUUNTO(スント)は、世界中でランニング人気が高まる中、ランナーをサポートする新しいスポーツウォッチ「Suunto Run」を5月13日に発売した。価格は43,890円(税込) […]
Latest Issue
最新号

2025年6月号 (5月14日発売)
Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定
Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析