「名古屋ウィメンズマラソン2021」(3月14日)の前々日会見が3月12日、名古屋市内で行われ、招待選手の松田瑞生(ダイハツ)、小原怜(天満屋)、佐藤早也伽(積水化学)、岩出玲亜(千葉陸協)の4選手が2日後に迫ったレースへの意気込みを語った。
自己ベストが出場選手中トップの2時間21分47秒を持つ松田は「過去の自分を超えて優勝すること。レースペースがスローになると聞いたので、後半勝負でしっかり力を発揮したいです」と力を込めた。
昨年はコロナ禍で例年行っている海外での高地合宿ができなかったが「平地でレース以上のペースで走ってきた。それが(今回のレースでも)できれば」と言う。レースに向けた自信を問われると、「気持ちの面ではいつも100%のつもりでスタートラインに立つのが使命なので、100%と言いたい」ときっぱり話した。
東京五輪代表争いでは、昨年の大阪国際で優勝したものの、名古屋ウィメンズで一山麻緒(ワコール)に自身のタイムを上回る2時間20分29秒をマークされ、代表の補欠となった。「スタートラインに立つことも怖くなった」と振り返るが、それでも立て直して初の名古屋がマラソン再出発の場となる。「競技を続けて良かったと思えるレースにしたい」と意気込んだ。
また、小原は「自己ベストを更新して五輪候補選手として責任を果たしたい」と抱負を語った。東京五輪代表の前田穂南はチームの後輩だが「練習を間近に見てすごく刺激を受けている」と言う。コロナ禍ではフィジカルトレーニングにも力を入れ、「ワクワクした気持ちで走りたい」と話していた。
1年前のこの大会に続き、2回目のマラソンとなる佐藤は「昨年の35km以降でペースダウンしたので、そこを課題にがんばりたいです」と語った。初マラソンに向けたトレーニングでは「ケガで何度か中断したことがあった」そうだが、今回は「中断なくできた」と目標の自己記録(2時間23分27秒)更新へ順調にトレーニングができたことを伺わせた。
2年前のこの大会で自己記録2時間23分52秒をマークした岩出は「優勝を目指してやってきました。難しいレースとなりそうだが、諦めずに走りたいです」と意気込みを見せた。所属先がない状況でレースを迎えるが、「強みはハングリー精神」とし、今回の名古屋をきっかけに「日本記録を狙えるようになりたい」と前を向いている。
◇名古屋ウィメンズマラソン2021
2021年3月14日(日)9時10分スタート

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