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2026.03.02

有終の日本人トップ!細田あい「本当に幸せ」今後はエディオン在籍のまま「何か関われれば」/東京マラソン
有終の日本人トップ!細田あい「本当に幸せ」今後はエディオン在籍のまま「何か関われれば」/東京マラソン

東京マラソン2026で女子日本人トップだった細田あい

◇東京マラソン2026(3月1日/東京・東京都庁スタート、東京駅前行幸通りフィニッシュ)

MGCシリーズ2025-2026・G1でアボット・ワールドマラソンメジャーズの東京マラソンが行われ、女子はB.コスゲイ(ケニア)が国内最高タイムの2時間14分29秒で優勝を飾った。

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細田あい(エディオン)が2時間23分38秒で日本人トップの10位。東京世界選手権で沿道に大観衆が詰めかけたことや、「お世話になった方々が応援に来てもらいやすい」と選んだ東京で、現役生活を締めくくった。

「昨年以上の結果(2時間27分43秒/17位)を出すことを最低限に」を掲げて臨んだ最後の42.195kmは、「あっという間だった」と細田。目標を大きく上回る好タイムで、万感のフィニッシュを迎えた。

1月8日に引退と、今大会でのラストランを発表していた細田。もともとはパリ五輪への挑戦を「一区切りにしたい」と考えていたが、ケガの影響などでMGCが3位にとどまり、補欠にとどまった。そのため、「『やりきった』という形で競技を終えたいという思いが強くなり」競技続行を決断したという経緯がある。

長野東高では全国高校駅伝に2、3年時と出場。日体大では3年時に関東インカレ5000m、10000m2冠、4年時にはユニバーシアード(現・ワールドユニバーシティゲームズ)10000mで銅メダルに輝いた。

卒業後はダイハツに入社。2019年の名古屋ウィメンズで初マラソン(2時間29分27秒)を経験している。

エディオンには21年に移籍し、4年以上を過ごした。ここまでの競技生活を振り返り、「山あり谷あり」と話す。

「もちろん簡単な競技ではないのでどんどん結果を出していった競技人生ではなかったですが、だから強くなれたと思いますし、いろいろな人に助けてもらったから長く続けてこられました」

沿道にはチームメイトが駆け付け、各所に散らばって声援を送った。それだけでなく、終盤は「ありがとう」という声が聞こえ続け、「泣きそうになっていました」と話す細田の目からは、涙があふれていた。

「これだけの人たちに応援してもらえて、本当に東京で走れて良かった。本当に幸せだなと思ったので、マラソンで終われて良かったです」

一番の思い出に、昨年に初優勝を飾ったクイーンズ駅伝を挙げる。そのチームに「何かしらの形で関わっていければ」と、陸上部には籍を残す予定だという。

後に続く選手たちに向けては、「プレッシャーを感じてこわばってしまう時もあると思いますが、守りに入らず、『走るのが楽しい』と始めた時の気持ちを忘れないでほしい」とその思いを言葉にした。

◇東京マラソン2026(3月1日/東京・東京都庁スタート、東京駅前行幸通りフィニッシュ) MGCシリーズ2025-2026・G1でアボット・ワールドマラソンメジャーズの東京マラソンが行われ、女子はB.コスゲイ(ケニア)が国内最高タイムの2時間14分29秒で優勝を飾った。 細田あい(エディオン)が2時間23分38秒で日本人トップの10位。東京世界選手権で沿道に大観衆が詰めかけたことや、「お世話になった方々が応援に来てもらいやすい」と選んだ東京で、現役生活を締めくくった。 「昨年以上の結果(2時間27分43秒/17位)を出すことを最低限に」を掲げて臨んだ最後の42.195kmは、「あっという間だった」と細田。目標を大きく上回る好タイムで、万感のフィニッシュを迎えた。 1月8日に引退と、今大会でのラストランを発表していた細田。もともとはパリ五輪への挑戦を「一区切りにしたい」と考えていたが、ケガの影響などでMGCが3位にとどまり、補欠にとどまった。そのため、「『やりきった』という形で競技を終えたいという思いが強くなり」競技続行を決断したという経緯がある。 長野東高では全国高校駅伝に2、3年時と出場。日体大では3年時に関東インカレ5000m、10000m2冠、4年時にはユニバーシアード(現・ワールドユニバーシティゲームズ)10000mで銅メダルに輝いた。 卒業後はダイハツに入社。2019年の名古屋ウィメンズで初マラソン(2時間29分27秒)を経験している。 エディオンには21年に移籍し、4年以上を過ごした。ここまでの競技生活を振り返り、「山あり谷あり」と話す。 「もちろん簡単な競技ではないのでどんどん結果を出していった競技人生ではなかったですが、だから強くなれたと思いますし、いろいろな人に助けてもらったから長く続けてこられました」 沿道にはチームメイトが駆け付け、各所に散らばって声援を送った。それだけでなく、終盤は「ありがとう」という声が聞こえ続け、「泣きそうになっていました」と話す細田の目からは、涙があふれていた。 「これだけの人たちに応援してもらえて、本当に東京で走れて良かった。本当に幸せだなと思ったので、マラソンで終われて良かったです」 一番の思い出に、昨年に初優勝を飾ったクイーンズ駅伝を挙げる。そのチームに「何かしらの形で関わっていければ」と、陸上部には籍を残す予定だという。 後に続く選手たちに向けては、「プレッシャーを感じてこわばってしまう時もあると思いますが、守りに入らず、『走るのが楽しい』と始めた時の気持ちを忘れないでほしい」とその思いを言葉にした。

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