2026.02.13
◇第109回日本選手権・ハーフマラソン競歩(2月15日/兵庫・六甲アイランド)
今秋の名古屋アジア大会代表選考会を兼ねた日本選手権ハーフマラソン競歩が2月15日に行われる。言わずもがな日本の競歩はレベルが高く、特に男子は世界トップクラス。今年も注目のウォーカーたちが集まる。
競歩はこれまで20kmと35km(かつては50km)で実施されてきたが、今年から本格的にハーフマラソン(21.0975km)とマラソン(42.195km)に距離変更がされた。日本選手権でこの距離は初開催となる。
注目は男子20km競歩の世界記録保持者・山西利和(愛知製鋼)。前回、1時間16分10秒の世界記録を樹立し、世界選手権は19年ドーハ、22年オレゴンと2大会連続世界一に輝いている。昨年の東京世界選手権は攻めの姿勢を見せたこともあり3回の警告を受けてペナルティゾーンに入って28位だった。ただ、厚底シューズ着用によるスピード強化に歩型は段々とフィットしつつある。
昨年の東京世界選手権20kmで7位に入った吉川絢斗(サンベルクス)も有力。前回は日本選手権で3位で初優勝を狙う。東京世界選手権35kmで銅メダルを獲得した勝木隼人(自衛隊体育学校)も参戦。20kmでは1時間18分43秒のが自己記録だが「どの種目でも自己ベストを狙える」と言うほど充実。昨年痛めていた脚も問題なし。スピード対決でどこまで見せ場を作るか。
前回1時間17分24秒で2位となり、東京世界選手権には20kmと35kmの2種目で出場した丸尾知司(愛知製鋼)、パリ五輪20km入賞の古賀友太(大塚製薬)、パリ五輪代表の濱西諒(埼玉陸協)も上位候補に挙がる。ハーフマラソンで1時間23分33秒の日本最高記録を持つ逢坂草太朗(東洋大)も若手のホープだ。
海外エントリーでは、ブラジルのカイオ・ボンフィンや、韓国勢も出場予定。この種目はまだ世界記録が認定されておらず、世界陸連は世界記録基準1時間21分30秒を突破すれば世界記録の対象となり、2年連続での“ワールドレコード”が見られるかもしれない。
女子は東京世界選手権銅メダリストの藤井菜々子(エディオン)はエントリーせず。今季は海外に目向けて少しずつ調整していく構えだ。優勝候補はパリ五輪・東京世界選手権など国際舞台を経験している柳井綾音(立命大)、35kmで東京世界選手権に出場した梅野倖子(LOCOK)、大山藍(自衛隊体育学校)あたり。ベテラン・渕瀬真寿美(建装工業)、矢来舞香(千葉興銀)の日本代表コンビにも注目。なお、昨年国内初実施だったハーフマラソン競歩を1時間42分14秒で制した永井優会(金沢学大)が日本最高記録を持っている。
今大会で優勝した選手は名古屋アジア大会代表に内定。男子は8時50分、女子は8時51分にスタート。U20選抜10kmも併催して行われる。自国開催のアジア大会代表を懸けた熾烈な争いから目が離せない。
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