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第334回「相次ぐビッグイベント」(井上敦)

どこへ行っても暑さが厳しい。もう倒れそう……。身体が溶けてしまいそう……。

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先日の連休は、所用で地元・新潟や富山にも行きましたが、暑かった。着ているものが汗で色が濃くなり、Tシャツの一部は、汗の塩分で白くなります。

夜になると気温は下がりますが、それでも暑い。寝苦しく、エアコンはつけっぱなしです。

そんななか、来週の30日から滋賀・彦根でインターハイ(第79回全国高校対校選手権)が8月5日まで7日間の日程で行われます。また、米国・オレゴンでU20世界選手権が8月5日から9日まで(現地時間)開催されます。

インターハイは初めて全種目を夕方以降に行い、7日間会期も史上最長。競技終了後は22時あたりとなります。何人かの先生にうかがいましたが、試合終了が夜遅くて、その日のうちに帰れないところも多く、出場する種目が全部終わっても、“後泊”するところがほとんどでしょう。

出場種目が多いチームでは、開幕前の調整期間を含め、10泊するというところもあります。会期が長くなるぶん、出場校の金銭的負担も増えます。

そんな“ナイターゲーム”のため、それに合わせた生活や、調整方法の工夫などいろいろな対応策を考えている方もいれば、ある程度対応策を持ちつつも「現場の状況を見て合わせていく」、「いろいろ考えていますが、高校生も遅くまで起きていることもあるから大丈夫でしょう」、「なるようにしかなりません。だからいつも通り」など、出場人数や先生の考え方、選手の様子などによって、特徴が出るのだなと感じました。

某県では、大きな競技場を夜に借りて、出場する選手を集めて、照明がついた中でリレーのバトンパスなど夜間練習を実施したところもあるとか。

前回は開幕3日前にラウンド数や試技数を減らすことが発表され、その翌日には1500m以上の中長距離種目の番組編成が組み直され、予選なしのタイムレース決勝となりました。急な変更で運営側、競技者ともにいろいろな思いを残した大会だったと思います。

結果的には4種目(男子100m、男子4×400mリレー、男子十種競技、女子100mハードル)で高校新記録が誕生。高校新を含め10種目で大会記録が更新されました。

今年は、事前に大会概要が決まっています(それは8月号の本誌別冊付録「滋賀インターハイ完全ガイド」をお読みください)。ひょっとしたら、開幕直前に〝微変更〟があるかもしれませんが、運営側もいろいろ想定して準備しています。

経費が膨らんだことで、インターハイ史上初の入場料が発生することになりましたが、現場の事情をうかがえば、それも止むを得ないのかなと思っています。

4日連続で酷暑日が出ている日本列島ですが、大会期間中はとにかく涼しくなって、パフォーマンスがより発揮できるように。そして、好記録連発で盛り上がる大会になってほしいと願っています。

彦根での熱戦が終わると、U20世界選手権が開幕です。米国・オレゴン州ユージンのヘイワードフィールドが会場ですから、日本との時差は16時間。インターハイは8月5日22時頃に終わり、それから約4時間後の日本時間6日午前2時(現地時間5日午前10時)に、U20世界選手権初日のモーニングセッションがスタートです。

すでにU20世界選手権代表が発表されていますが、有力高校生も選ばれています(代表選手はこちらでチェック!)。インターハイには出られませんが、同世代の世界トップ選手と戦うことは大きな経験で、今後の競技生活に生かせるはず。

もともと、インターハイ(当初は7月30日~8月3日)とU20世界選手権の日程が近かったこともあり、インターハイではなく、U20世界選手権に絞り、代表入りした選手もいます(月陸読者の方々や月陸Onlineを御覧の方々ならご存知ですよね)。一方で当初はインターハイを狙っていたところ、今季調子を上げて選ばれた選手も。

今回の日本代表選手は一定期間内の記録を優先して選考しているため、代表発表後にあらためて記録を追跡した選手もいます(すみませんっ!)。また高校生ではありませんが、WRk対象外の公認大会で出した記録も選考対象に含まれているので、地方の県選手権で出した記録で選ばれた代表選手も。

そうして決まった43人の代表選手。22年世界選手権会場、そして「米国陸上競技の聖地」とも言われる競技場で、最高の成績を挙げて、日本に帰ってきてほしいです。

井上 敦(いのうえ あつし)
1978年8月生まれ。新潟市江南区出身。横越中→新潟明訓高→某大学(陸上では有名だが、陸上部に入っていないので匿名)。月刊陸上競技編集部には2015年6月中旬から在籍。中学で陸上部に入り最初は100mを始めたものの、ライバルが多く、ある選手(日本を代表するロングスプリンター)の活躍に影響されて400mに転向した。3年夏までメイン種目だったが結果は県大会に届かず。しかし、3年秋の駅伝での爆走やチームの県大会出場をきっかけにまたまた転向を決意。高校は中距離をメインに、2年の県新人戦1500mで6位に入ったのが最高成績だった。

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第334回「相次ぐビッグイベント」(井上敦)

どこへ行っても暑さが厳しい。もう倒れそう……。身体が溶けてしまいそう……。先日の連休は、所用で地元・新潟や富山にも行きましたが、暑かった。着ているものが汗で色が濃くなり、Tシャツの一部は、汗の塩分で白くなります。夜になると気温は下がりますが、それでも暑い。寝苦しく、エアコンはつけっぱなしです。そんななか、来週の30日から滋賀・彦根でインターハイ(第79回全国高校対校選手権)が8月5日まで7日間の日程で行われます。また、米国・オレゴンでU20世界選手権が8月5日から9日まで(現地時間)開催されます。インターハイは初めて全種目を夕方以降に行い、7日間会期も史上最長。競技終了後は22時あたりとなります。何人かの先生にうかがいましたが、試合終了が夜遅くて、その日のうちに帰れないところも多く、出場する種目が全部終わっても、“後泊”するところがほとんどでしょう。出場種目が多いチームでは、開幕前の調整期間を含め、10泊するというところもあります。会期が長くなるぶん、出場校の金銭的負担も増えます。そんな“ナイターゲーム”のため、それに合わせた生活や、調整方法の工夫などいろいろな対応策を考えている方もいれば、ある程度対応策を持ちつつも「現場の状況を見て合わせていく」、「いろいろ考えていますが、高校生も遅くまで起きていることもあるから大丈夫でしょう」、「なるようにしかなりません。だからいつも通り」など、出場人数や先生の考え方、選手の様子などによって、特徴が出るのだなと感じました。某県では、大きな競技場を夜に借りて、出場する選手を集めて、照明がついた中でリレーのバトンパスなど夜間練習を実施したところもあるとか。前回は開幕3日前にラウンド数や試技数を減らすことが発表され、その翌日には1500m以上の中長距離種目の番組編成が組み直され、予選なしのタイムレース決勝となりました。急な変更で運営側、競技者ともにいろいろな思いを残した大会だったと思います。結果的には4種目(男子100m、男子4×400mリレー、男子十種競技、女子100mハードル)で高校新記録が誕生。高校新を含め10種目で大会記録が更新されました。今年は、事前に大会概要が決まっています(それは8月号の本誌別冊付録「滋賀インターハイ完全ガイド」をお読みください)。ひょっとしたら、開幕直前に〝微変更〟があるかもしれませんが、運営側もいろいろ想定して準備しています。経費が膨らんだことで、インターハイ史上初の入場料が発生することになりましたが、現場の事情をうかがえば、それも止むを得ないのかなと思っています。4日連続で酷暑日が出ている日本列島ですが、大会期間中はとにかく涼しくなって、パフォーマンスがより発揮できるように。そして、好記録連発で盛り上がる大会になってほしいと願っています。彦根での熱戦が終わると、U20世界選手権が開幕です。米国・オレゴン州ユージンのヘイワードフィールドが会場ですから、日本との時差は16時間。インターハイは8月5日22時頃に終わり、それから約4時間後の日本時間6日午前2時(現地時間5日午前10時)に、U20世界選手権初日のモーニングセッションがスタートです。すでにU20世界選手権代表が発表されていますが、有力高校生も選ばれています(代表選手はこちらでチェック!)。インターハイには出られませんが、同世代の世界トップ選手と戦うことは大きな経験で、今後の競技生活に生かせるはず。もともと、インターハイ(当初は7月30日~8月3日)とU20世界選手権の日程が近かったこともあり、インターハイではなく、U20世界選手権に絞り、代表入りした選手もいます(月陸読者の方々や月陸Onlineを御覧の方々ならご存知ですよね)。一方で当初はインターハイを狙っていたところ、今季調子を上げて選ばれた選手も。今回の日本代表選手は一定期間内の記録を優先して選考しているため、代表発表後にあらためて記録を追跡した選手もいます(すみませんっ!)。また高校生ではありませんが、WRk対象外の公認大会で出した記録も選考対象に含まれているので、地方の県選手権で出した記録で選ばれた代表選手も。そうして決まった43人の代表選手。22年世界選手権会場、そして「米国陸上競技の聖地」とも言われる競技場で、最高の成績を挙げて、日本に帰ってきてほしいです。
井上 敦(いのうえ あつし) 1978年8月生まれ。新潟市江南区出身。横越中→新潟明訓高→某大学(陸上では有名だが、陸上部に入っていないので匿名)。月刊陸上競技編集部には2015年6月中旬から在籍。中学で陸上部に入り最初は100mを始めたものの、ライバルが多く、ある選手(日本を代表するロングスプリンター)の活躍に影響されて400mに転向した。3年夏までメイン種目だったが結果は県大会に届かず。しかし、3年秋の駅伝での爆走やチームの県大会出場をきっかけにまたまた転向を決意。高校は中距離をメインに、2年の県新人戦1500mで6位に入ったのが最高成績だった。

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