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2025.11.02

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駒大が2年ぶりV奪還!藤田監督「子どもたちがしっかり頑張って優勝を届けてくれた」得意の伊勢路最多17度目制覇/全日本大学駅伝
駒大が2年ぶりV奪還!藤田監督「子どもたちがしっかり頑張って優勝を届けてくれた」得意の伊勢路最多17度目制覇/全日本大学駅伝

25年全日本大学駅伝で2年ぶり17度目の優勝を飾った駒大(8区山川拓馬)

学生駅伝ナンバー1を決める第57回全日本大学駅伝が行われ、駒大が5時間6分53秒で2年ぶり17度目の優勝を果たした。

絶対の強さを見せてきた伊勢路で、2年ぶりに駒大が輝いた。「緊張があった」という小山翔也(駒大)が1区で4位と流れを作ると、タスキを受けた谷中晴(2年)も区間3位の力走で中大から2秒差の3位で中継する。谷中は「昨年、同期の桑田(駿介)が難しい走りになった2区で攻めて元気づけたかった」と振り返る。

「良い流れでワクワクした」という帰山侑大(4年)がトップに。続く安原海晴(3年)は「序盤から攻めたのですが、中盤以降に思った走りができなかった」と一時は4位に順位を下げた。

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ここで登場したのが伊藤蒼唯(4年)。藤田敦史監督が「昨年、悔しい思いをしたので今年は戦略を研究して5区にゲームチェンジャーとして伊藤を置いた」と勝負に出た。その期待に応えた伊藤は「海晴が踏みとどまってくれたので射程圏内。攻めの区間として役割を果たせた」と激走。トップ集団から30秒以上の差があるなかでスタートし、最後は2位・國學院大に52秒差をつける区間新で優勝を確実のものにした。

6区でも村上響(3年)も区間2位で続くと恥骨のケガで苦しんでいた佐藤圭汰(4年)が7区で復活の走り。アンカーの山川拓馬(同)は「昨年は2位と悔しいフィニッシュ。自分の目標は達成できなかったですが、チーム力でつないでくれた」と歓喜に浸った。

通算17度の優勝は史上最多。藤田監督は「相性の良い大会だったので優勝目指してきました。子どもたちがしっかり頑張って優勝を届けてくれた。うれしいきもちでいっぱい」と笑顔を浮かべた。

3大駅伝で2位が続いていたが、出雲駅伝5位からようやくつかんだ“一番”。ライバル校にも『駒大・強し』を印象づけた。来年の正月の箱根駅伝の奪還へ、大きな弾みをつけた日本一だった。

学生駅伝ナンバー1を決める第57回全日本大学駅伝が行われ、駒大が5時間6分53秒で2年ぶり17度目の優勝を果たした。 絶対の強さを見せてきた伊勢路で、2年ぶりに駒大が輝いた。「緊張があった」という小山翔也(駒大)が1区で4位と流れを作ると、タスキを受けた谷中晴(2年)も区間3位の力走で中大から2秒差の3位で中継する。谷中は「昨年、同期の桑田(駿介)が難しい走りになった2区で攻めて元気づけたかった」と振り返る。 「良い流れでワクワクした」という帰山侑大(4年)がトップに。続く安原海晴(3年)は「序盤から攻めたのですが、中盤以降に思った走りができなかった」と一時は4位に順位を下げた。 ここで登場したのが伊藤蒼唯(4年)。藤田敦史監督が「昨年、悔しい思いをしたので今年は戦略を研究して5区にゲームチェンジャーとして伊藤を置いた」と勝負に出た。その期待に応えた伊藤は「海晴が踏みとどまってくれたので射程圏内。攻めの区間として役割を果たせた」と激走。トップ集団から30秒以上の差があるなかでスタートし、最後は2位・國學院大に52秒差をつける区間新で優勝を確実のものにした。 6区でも村上響(3年)も区間2位で続くと恥骨のケガで苦しんでいた佐藤圭汰(4年)が7区で復活の走り。アンカーの山川拓馬(同)は「昨年は2位と悔しいフィニッシュ。自分の目標は達成できなかったですが、チーム力でつないでくれた」と歓喜に浸った。 通算17度の優勝は史上最多。藤田監督は「相性の良い大会だったので優勝目指してきました。子どもたちがしっかり頑張って優勝を届けてくれた。うれしいきもちでいっぱい」と笑顔を浮かべた。 3大駅伝で2位が続いていたが、出雲駅伝5位からようやくつかんだ“一番”。ライバル校にも『駒大・強し』を印象づけた。来年の正月の箱根駅伝の奪還へ、大きな弾みをつけた日本一だった。

全日本大学駅伝17度目優勝を果たした駒大のメンバーをチェック!

1区 小山翔也(3) 区間4位 2区 谷中晴(2) 区間3位 3区 帰山侑大(4) 区間3位 4区 安原海晴(3) 区間5位 5区 伊藤蒼唯(4) 区間賞 6区 村上響(3) 区間2位 7区 佐藤圭汰(4) 区間2位 8区 山川拓馬(4)区間3位

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