HOME 駅伝

2025.11.02

駒大7区・佐藤圭汰が快走!リードを1分55秒に拡大、2年ぶり王座奪還へ大きく近づく/全日本大学駅伝
駒大7区・佐藤圭汰が快走!リードを1分55秒に拡大、2年ぶり王座奪還へ大きく近づく/全日本大学駅伝

25年全日本大学駅伝第7中継所をトップで通過した駒大(7区佐藤圭汰)

◇第57回全日本大学駅伝(11月2日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km)

学生駅伝ナンバー1を決める第57回全日本大学駅伝が行われ、7区(17.6km)は駒大がトップをしっかりとキープした。

駒大の7区は佐藤圭汰(4年)。最初の1kmを2分40秒台のハイペースで入り、そのまま大きなストライドで突き進む。

広告の下にコンテンツが続きます

後方でも、各大学のエースたちが中大・岡田開成(2年)、國學院大・青木瑠郁(4年)青木青学大・黒田朝日(4年)、早大・山口智規(4年)らが、佐藤に負けないペースで突っ込む。

だが、駒大の大エースは揺るがない。5kmを14分04秒で通過し、前回王者・國學院大を突き放して2位を独走する中大・岡田との差をグングン広げていく。

13kmは36分58秒で通過。終盤は少し疲れが見えたが、リードを1分04秒から1分55秒に拡大した。

今季は東京世界選手権を目指したシーズン。4月の金栗記念5000mで屋外自己新の13分16秒29で2位を占めてアジア選手権代表入りを果たすと、5月の韓国・クミでのアジア選手権は4位を占めた。

だが、その後は恥骨などのケガに苦しみ、東京世界選手権出場は果たせず。夏のトレーニングも消化できない状況だった。それでも秋から本格的に走り始めた中で、2年ぶり最多17度目の優勝へ大きく引き寄せるパフォーマンスを見せ、その存在感を改めて示した。

2位に浮上したのが青学大。主将のエース・黒田が8kmで帝京大をかわすと、中継時に1分40秒以上の大差があった國學院大を13.9kmで抜き去り、49分32秒の区間新をマーク。終盤には中大もかわし、トップ・駒大との差も1分近く詰め寄った。

2位は2分21秒差で中大、前回覇者・國學院大は2分48秒差で4位で中継し、5位は帝京大、6位は早大、7位は創価大と続く。

シード権の8位を懸けた争いは激戦となり、日体大が順大を逆転。トップと6分24秒差の8位で中継所に飛び込んだ。順大は11秒差で追い、最終区の戦いに入った。

◇第57回全日本大学駅伝(11月2日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km) 学生駅伝ナンバー1を決める第57回全日本大学駅伝が行われ、7区(17.6km)は駒大がトップをしっかりとキープした。 駒大の7区は佐藤圭汰(4年)。最初の1kmを2分40秒台のハイペースで入り、そのまま大きなストライドで突き進む。 後方でも、各大学のエースたちが中大・岡田開成(2年)、國學院大・青木瑠郁(4年)青木青学大・黒田朝日(4年)、早大・山口智規(4年)らが、佐藤に負けないペースで突っ込む。 だが、駒大の大エースは揺るがない。5kmを14分04秒で通過し、前回王者・國學院大を突き放して2位を独走する中大・岡田との差をグングン広げていく。 13kmは36分58秒で通過。終盤は少し疲れが見えたが、リードを1分04秒から1分55秒に拡大した。 今季は東京世界選手権を目指したシーズン。4月の金栗記念5000mで屋外自己新の13分16秒29で2位を占めてアジア選手権代表入りを果たすと、5月の韓国・クミでのアジア選手権は4位を占めた。 だが、その後は恥骨などのケガに苦しみ、東京世界選手権出場は果たせず。夏のトレーニングも消化できない状況だった。それでも秋から本格的に走り始めた中で、2年ぶり最多17度目の優勝へ大きく引き寄せるパフォーマンスを見せ、その存在感を改めて示した。 2位に浮上したのが青学大。主将のエース・黒田が8kmで帝京大をかわすと、中継時に1分40秒以上の大差があった國學院大を13.9kmで抜き去り、49分32秒の区間新をマーク。終盤には中大もかわし、トップ・駒大との差も1分近く詰め寄った。 2位は2分21秒差で中大、前回覇者・國學院大は2分48秒差で4位で中継し、5位は帝京大、6位は早大、7位は創価大と続く。 シード権の8位を懸けた争いは激戦となり、日体大が順大を逆転。トップと6分24秒差の8位で中継所に飛び込んだ。順大は11秒差で追い、最終区の戦いに入った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.17

日本陸連が育成年代の競技会ガイドラインを策定 来年の滋賀インターハイについて18時開始案など対応継続

日本陸連は12月17日に第106回理事会を開き、「育成年代における競技会ガイドライン」を策定したことを発表した。 このガイドラインは日本陸連がかねてから示している「競技者育成指針」に基づいたもので、「育成年代における競技 […]

NEWS 世界リレー日本代表要項を発表!北京世界選手権のメダル、出場目指して 世界競歩チーム選手権、世界ロードラニング選手権も

2025.12.17

世界リレー日本代表要項を発表!北京世界選手権のメダル、出場目指して 世界競歩チーム選手権、世界ロードラニング選手権も

日本陸連は12月17日、ボツワナ・ハボローネで26年5月2日~3日に開催される世界リレーの日本代表選考要項を発表した。 2027年北京世界選手権の出場権獲得、および世界選手権でのメダル獲得のため、戦略的に選手団をは編成す […]

NEWS U20世界選手権の日本代表選考要項を発表!U20世界8位以内など記録重視の選考に

2025.12.17

U20世界選手権の日本代表選考要項を発表!U20世界8位以内など記録重視の選考に

日本陸連は12月17日、米国・オレゴンで8月5日~9日に開催されるU20世界選手権の日本代表選考要項を発表した。 世界で活躍できるU20カテゴリートップレベルの競技者を派遣し、金メダル獲得を目指す選手団を編成する方針。参 […]

NEWS 26年日本選手権の参加資格発表 参加標準と申込資格記録の2つを採用 アジア大会選考

2025.12.17

26年日本選手権の参加資格発表 参加標準と申込資格記録の2つを採用 アジア大会選考

日本陸連は12月17日、第106回理事会を開き、来年の第110回日本選手権の参加資格について発表した。 今回は「参加標準記録」と「申込資格」の2つの参加資格を設定し、参加標準記録は高く定められている。ターゲットナンバー( […]

NEWS 今年度限りでの「引退」を表明した村澤明伸インタビュー【後編】 〝ぬけぬけ病〟に苦しんだ実業団生活、来年度からはチームのコーチに就任

2025.12.17

今年度限りでの「引退」を表明した村澤明伸インタビュー【後編】 〝ぬけぬけ病〟に苦しんだ実業団生活、来年度からはチームのコーチに就任

全国高校駅伝や箱根駅伝でヒーローになった村澤明伸(SGホールディングス、34歳)が今年度限りでの「引退」を表明した。実業団では故障に苦しみながら、マラソンにも挑戦。北海道マラソンで優勝して、MGCにも出場した。来年度から […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top