HOME 駅伝

2025.11.02

帝京大・楠岡由浩が2区区間賞!佐藤圭汰に並ぶ31分01秒区間タイに「予定を大幅に上回ることができた」/全日本大学駅伝
帝京大・楠岡由浩が2区区間賞!佐藤圭汰に並ぶ31分01秒区間タイに「予定を大幅に上回ることができた」/全日本大学駅伝

25年全日本大学駅伝2区区間賞の楠岡由浩(帝京大)

◇第57回全日本大学駅伝(11月2日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km)

学生駅伝ナンバー1を決める第57回全日本大学駅伝が行われ、2区(11.1km)区間賞は帝京大・楠岡由浩(3年)が区間タイの31分01秒で獲得した。

トップと12秒差の13位でタスキを受けた楠岡は、前半から積極的に突っ込み、3秒差で前を行く青学大をかわすと、3km過ぎに先頭集団の追いつく。

広告の下にコンテンツが続きます

その後は集団の中で力を溜め、創価大・小池莉希らの揺さぶりにも冷静に対応。そして、8.3kmあたりから前に出て主導権を握り始める。

10km過ぎにスパートを仕掛けて集団からやや抜け出すと、終盤に中大・吉居駿恭(4年)に逆転を許したが、その差を1秒にとどめて2位で中継。区間賞争いでは吉居を6秒差で制した。

区間タイムは2023年に駒大・佐藤圭汰が作った区間記録にピタリ並ぶ。「自分の予定していたペースを大幅に上回ることができた」と振り返り、「区間賞を取ることができてうれしい」と続ける。

10月13日の出雲駅伝でも1区3位と好走を見せていた楠岡。「後半強い選手が残っているので、上位で渡してチームに勢いをつけたいと思っていました」。その言葉通りの力走を見せた。

5000m13分50秒12、10000m28分34秒68の自己ベストをいずれも今季マーク。昨年は6区区間4位でチームの4年ぶりシード権獲得に貢献したが、さらなる成長の跡を示した。

区間2位は中大・吉居駿恭(4年)で31分07秒、3位は駒大・谷中晴(2年)で31分14秒だった。

◇第57回全日本大学駅伝(11月2日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km) 学生駅伝ナンバー1を決める第57回全日本大学駅伝が行われ、2区(11.1km)区間賞は帝京大・楠岡由浩(3年)が区間タイの31分01秒で獲得した。 トップと12秒差の13位でタスキを受けた楠岡は、前半から積極的に突っ込み、3秒差で前を行く青学大をかわすと、3km過ぎに先頭集団の追いつく。 その後は集団の中で力を溜め、創価大・小池莉希らの揺さぶりにも冷静に対応。そして、8.3kmあたりから前に出て主導権を握り始める。 10km過ぎにスパートを仕掛けて集団からやや抜け出すと、終盤に中大・吉居駿恭(4年)に逆転を許したが、その差を1秒にとどめて2位で中継。区間賞争いでは吉居を6秒差で制した。 区間タイムは2023年に駒大・佐藤圭汰が作った区間記録にピタリ並ぶ。「自分の予定していたペースを大幅に上回ることができた」と振り返り、「区間賞を取ることができてうれしい」と続ける。 10月13日の出雲駅伝でも1区3位と好走を見せていた楠岡。「後半強い選手が残っているので、上位で渡してチームに勢いをつけたいと思っていました」。その言葉通りの力走を見せた。 5000m13分50秒12、10000m28分34秒68の自己ベストをいずれも今季マーク。昨年は6区区間4位でチームの4年ぶりシード権獲得に貢献したが、さらなる成長の跡を示した。 区間2位は中大・吉居駿恭(4年)で31分07秒、3位は駒大・谷中晴(2年)で31分14秒だった。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.17

日本陸連が育成年代の競技会ガイドラインを策定 来年の滋賀インターハイについて18時開始案など対応継続

日本陸連は12月17日に第106回理事会を開き、「育成年代における競技会ガイドライン」を策定したことを発表した。 このガイドラインは日本陸連がかねてから示している「競技者育成指針」に基づいたもので、「育成年代における競技 […]

NEWS 世界リレー日本代表要項を発表!北京世界選手権のメダル、出場目指して 世界競歩チーム選手権、世界ロードラニング選手権も

2025.12.17

世界リレー日本代表要項を発表!北京世界選手権のメダル、出場目指して 世界競歩チーム選手権、世界ロードラニング選手権も

日本陸連は12月17日、ボツワナ・ハボローネで26年5月2日~3日に開催される世界リレーの日本代表選考要項を発表した。 2027年北京世界選手権の出場権獲得、および世界選手権でのメダル獲得のため、戦略的に選手団をは編成す […]

NEWS U20世界選手権の日本代表選考要項を発表!U20世界8位以内など記録重視の選考に

2025.12.17

U20世界選手権の日本代表選考要項を発表!U20世界8位以内など記録重視の選考に

日本陸連は12月17日、米国・オレゴンで8月5日~9日に開催されるU20世界選手権の日本代表選考要項を発表した。 世界で活躍できるU20カテゴリートップレベルの競技者を派遣し、金メダル獲得を目指す選手団を編成する方針。参 […]

NEWS 26年日本選手権の参加資格発表 参加標準と申込資格記録の2つを採用 アジア大会選考

2025.12.17

26年日本選手権の参加資格発表 参加標準と申込資格記録の2つを採用 アジア大会選考

日本陸連は12月17日、第106回理事会を開き、来年の第110回日本選手権の参加資格について発表した。 今回は「参加標準記録」と「申込資格」の2つの参加資格を設定し、参加標準記録は高く定められている。ターゲットナンバー( […]

NEWS 今年度限りでの「引退」を表明した村澤明伸インタビュー【後編】 〝ぬけぬけ病〟に苦しんだ実業団生活、来年度からはチームのコーチに就任

2025.12.17

今年度限りでの「引退」を表明した村澤明伸インタビュー【後編】 〝ぬけぬけ病〟に苦しんだ実業団生活、来年度からはチームのコーチに就任

全国高校駅伝や箱根駅伝でヒーローになった村澤明伸(SGホールディングス、34歳)が今年度限りでの「引退」を表明した。実業団では故障に苦しみながら、マラソンにも挑戦。北海道マラソンで優勝して、MGCにも出場した。来年度から […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top