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2025.06.26
神野大地がジストニアの手術 2年間思うように走れず「本当にたくさん悩みました」復活へ意欲
男子長距離の神野大地(M&Aベストパートナーズ選手兼監督)が自身のSNSを更新し、ジストニアの手術を受けたことを報告した。
ジストニアとは全身の筋肉にさまざまなパターンで生じ、意志とは関係なしに動いてしまう病気で、一定のパターンで筋肉が収縮をきたし、こわばったり、ねじれたりして、思うように身体が動かせなくなるなどの症状があるという。
神野は手術前日の25日に「この2年間、ずっと悩み続けてきました。思うように走れない自分に、何度も悔しい思いをしてきた。大好きなランニングと向き合う時間が、こんなにも苦しいなんて思わなかった」と綴り、「やらない後悔より、挑戦する人生の方がきっと面白い。もう一度、自分らしく走るために、覚悟を決めました」と手術に至った心境を明かす。
病院のベッドで手術後の様子とともに投稿したもので、ジストニアの手術であることを公表。「ここに至るまで、本当にたくさん悩みました。何度も考えて、迷って…一度は手術を決めたのに、やっぱり怖くてやめたこともありました」と明かし、「僕はまだ、自分の競技人生を終わらせたくありません。もっともっと挑戦したい。そして何より、大好きなランニングを、これからもずっと『大好きなまま』で続けていきたい」と葛藤とともに陸上競技への思いを綴った。
手術は無事に終えたそうだが、「これからリハビリをして、どこまで戻せるか。いや、そもそも本当に治るのか。正直、まだ分かりません」とし、「最後まで諦めない人にしか、チャンスはやってこない」「前を向いて、やり抜いてみせます」と復活への決意を表明している。
神野は青学大時代に箱根駅伝5区区間賞など活躍し、『三代目・山の神』として人気を集めた。その後、実業団選手を経てプロランナーへ。五輪選考会のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)などに出場するなど活躍している。
2023年12月にM&Aベストパートナーズのプレイングマネージャーとして、「MABPマーヴェリック」を立ち上げるなど、挑戦を続けている。
【写真】ジストニアの手術を公表した神野大地 病室での術後の様子
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