HOME 国内、世界陸上

2025.03.09

東京世界陸上マラソン女子選考レースが終了 JMCシリーズトップは安藤友香が濃厚!代表候補は?
東京世界陸上マラソン女子選考レースが終了 JMCシリーズトップは安藤友香が濃厚!代表候補は?

3月9日の名古屋ウィメンズマラソンを終えて、東京世界選手権女子マラソンの代表選考レースがすべて終了した。

代表枠3つのうち、1枠はJMCシリーズ・シリーズⅣのチャンピオンに与えられる。名古屋を終えて、安藤友香(しまむら)のトップが濃厚。このまま確定すれば、第108回日本選手権者に輝くとともに、昨年の名古屋ウィメンズで2時間21分18秒と参加標準記録(2時間23分30秒)を突破済みのため、17年ロンドン大会以来となる世界選手権代表に内定した。

残り2枠は、選考レースで参加標準記録を突破した選手の中から総合的な評価を経て決まる。トップタイムは名古屋ウィメンズで日本歴代9位の2時間20分59秒をマークして日本人トップ(2位)を占めた佐藤早也伽(積水化学)で、決まれば2大会連続の代表入りとなる。

1月の大阪では社会人1年目の小林香菜(大塚製薬)が2時間21分19秒で日本人トップの2位。終盤に小林に逆転を許したパリ五輪6位入賞の鈴木優花(第一生命グループ)が2時間21分33秒で3位に続いた。1週間前の東京は安藤が2時間23分37秒で日本人トップ(11位)。名古屋では佐藤、日本人2、3番手の上杉真穂(東京メトロ/2時間22分11秒)、加世田梨花(ダイハツ/2時間23分05秒)の3名が標準記録を突破した。

日本陸連の高岡寿成シニアディレクターは選考会全体を通じて「複数の選手が選考のテーブルに上がるのは底上げができている」と評価。そのうえで、有力候補としては佐藤、小林、鈴木の3人となるだろう。

タイムのうえでは佐藤、小林が優位に立つが、鈴木には23年マラソングランドチャンピオンシップ優勝を含む実績がある。地元・東京を駆け抜けるのは果たして誰か。

広告の下にコンテンツが続きます
3月9日の名古屋ウィメンズマラソンを終えて、東京世界選手権女子マラソンの代表選考レースがすべて終了した。 代表枠3つのうち、1枠はJMCシリーズ・シリーズⅣのチャンピオンに与えられる。名古屋を終えて、安藤友香(しまむら)のトップが濃厚。このまま確定すれば、第108回日本選手権者に輝くとともに、昨年の名古屋ウィメンズで2時間21分18秒と参加標準記録(2時間23分30秒)を突破済みのため、17年ロンドン大会以来となる世界選手権代表に内定した。 残り2枠は、選考レースで参加標準記録を突破した選手の中から総合的な評価を経て決まる。トップタイムは名古屋ウィメンズで日本歴代9位の2時間20分59秒をマークして日本人トップ(2位)を占めた佐藤早也伽(積水化学)で、決まれば2大会連続の代表入りとなる。 1月の大阪では社会人1年目の小林香菜(大塚製薬)が2時間21分19秒で日本人トップの2位。終盤に小林に逆転を許したパリ五輪6位入賞の鈴木優花(第一生命グループ)が2時間21分33秒で3位に続いた。1週間前の東京は安藤が2時間23分37秒で日本人トップ(11位)。名古屋では佐藤、日本人2、3番手の上杉真穂(東京メトロ/2時間22分11秒)、加世田梨花(ダイハツ/2時間23分05秒)の3名が標準記録を突破した。 日本陸連の高岡寿成シニアディレクターは選考会全体を通じて「複数の選手が選考のテーブルに上がるのは底上げができている」と評価。そのうえで、有力候補としては佐藤、小林、鈴木の3人となるだろう。 タイムのうえでは佐藤、小林が優位に立つが、鈴木には23年マラソングランドチャンピオンシップ優勝を含む実績がある。地元・東京を駆け抜けるのは果たして誰か。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.03.25

富士通加入の平林樹「世界一になる」鈴木康也は「マラソンで世界へ」

富士通が3月25日、2025年度新加入選手の合同取材会見を開き、男子長距離の篠原倖太朗(駒大)、平林樹(城西大)、鈴木康也(麗澤大)、女子400mハードルの山本亜美(立命大)が登壇した。 城西大の主将を務めた平林は「こう […]

NEWS 400mH山本亜美が富士通へ「より一層の覚悟持って」目指すはロス五輪

2025.03.25

400mH山本亜美が富士通へ「より一層の覚悟持って」目指すはロス五輪

富士通が3月25日、2025年度新加入選手の合同取材会見を開き、男子長距離の篠原倖太朗(駒大)、平林樹(城西大)、鈴木康也(麗澤大)、女子400mハードルの山本亜美(立命大)が登壇した。 23年ブダペスト世界選手権代表の […]

NEWS 富士通入社の篠原倖太朗「すべてが自分の責任になる」今年は5000mで世界陸上狙う

2025.03.25

富士通入社の篠原倖太朗「すべてが自分の責任になる」今年は5000mで世界陸上狙う

富士通が3月25日、2025年度新加入選手の合同取材会見を開き、男子長距離の篠原倖太朗(駒大)、平林樹(城西大)、鈴木康也(麗澤大)、女子400mハードルの山本亜美(立命大)が登壇した。 駒大の主将を務めた篠原は、伝統あ […]

NEWS セイコーGGP 男子3000m障害に三浦龍司&青木涼真 女子1500mには田中希実、後藤夢が出場!

2025.03.25

セイコーGGP 男子3000m障害に三浦龍司&青木涼真 女子1500mには田中希実、後藤夢が出場!

日本陸連は3月25日、セイコーゴールデングランプリ陸上2025東京(5月18日/東京・国立競技場)の男女中長距離出場予定選手を発表した。 男子3000m障害ではパリ五輪8位の三浦龍司(SUBARU)、4大会連続で世界選手 […]

NEWS HOKAの代表的モデルCLIFTONが全面アップデート!「CLIFTON 10」が4月1日より新登場!

2025.03.25

HOKAの代表的モデルCLIFTONが全面アップデート!「CLIFTON 10」が4月1日より新登場!

HOKAから、ブランドを代表するランニングシューズ「CLIFTON(クリフトン)」がクッション性と軽量性を向上させ、かつてない乗り心地を実現した「CLIFTON 10(クリフトン 10)」を4月1日よりHOKA公式オンラ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top