3月9日の名古屋ウィメンズマラソンを終えて、東京世界選手権女子マラソンの代表選考レースがすべて終了した。
代表枠3つのうち、1枠はJMCシリーズ・シリーズⅣのチャンピオンに与えられる。名古屋を終えて、安藤友香(しまむら)のトップが濃厚。このまま確定すれば、第108回日本選手権者に輝くとともに、昨年の名古屋ウィメンズで2時間21分18秒と参加標準記録(2時間23分30秒)を突破済みのため、17年ロンドン大会以来となる世界選手権代表に内定した。
残り2枠は、選考レースで参加標準記録を突破した選手の中から総合的な評価を経て決まる。トップタイムは名古屋ウィメンズで日本歴代9位の2時間20分59秒をマークして日本人トップ(2位)を占めた佐藤早也伽(積水化学)で、決まれば2大会連続の代表入りとなる。
1月の大阪では社会人1年目の小林香菜(大塚製薬)が2時間21分19秒で日本人トップの2位。終盤に小林に逆転を許したパリ五輪6位入賞の鈴木優花(第一生命グループ)が2時間21分33秒で3位に続いた。1週間前の東京は安藤が2時間23分37秒で日本人トップ(11位)。名古屋では佐藤、日本人2、3番手の上杉真穂(東京メトロ/2時間22分11秒)、加世田梨花(ダイハツ/2時間23分05秒)の3名が標準記録を突破した。
日本陸連の高岡寿成シニアディレクターは選考会全体を通じて「複数の選手が選考のテーブルに上がるのは底上げができている」と評価。そのうえで、有力候補としては佐藤、小林、鈴木の3人となるだろう。
タイムのうえでは佐藤、小林が優位に立つが、鈴木には23年マラソングランドチャンピオンシップ優勝を含む実績がある。地元・東京を駆け抜けるのは果たして誰か。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.10.22
米国陸連が国内ツアーを創設 無秩序な競技会開催を抑制し、スポンサー拡大を目指す
-
2025.10.21
-
2025.10.21
-
2025.10.21
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/チーム総合(2025年10月18日)
-
2025.10.18
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.10.22
高校駅伝都道府県大会が第2週目突入!明日23日の福島から9県で開催 宮城、千葉らハイレベルの熱戦
10月に入って全国高校駅伝(12月21日/京都)出場を懸けた高校駅伝都道府県大会が行われている。 今週は週末にかけて、東北、関東を中心に9県で開催される。 23日には福島県大会が行われ、学法石川を中心にハイレベルの争いと […]
2025.10.22
関西実業団対抗駅伝に住友電工・遠藤日向、SGホールディングス・近藤幸太郎、NTT西日本・服部弾馬らがエントリー!
来年元日に行われる全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の予選を兼ねた第68回関西実業団対抗駅伝(11月9日/和歌山)のエントリーが、10月22日に関西実業団連盟から発表された。 前回と同じ13チームがエントリー。各チ […]
2025.10.22
米国陸連が国内ツアーを創設 無秩序な競技会開催を抑制し、スポンサー拡大を目指す
米国陸連(USATF)は10月20日、米国陸連主催のUSATFツアーを新設することを発表した。 ツアーは2026年から実施予定で、現在は既存大会および新設大会を対象に参入申請を受け付けている。陸連はツアー化によって大会日 […]
2025.10.21
【プレゼント】保温性に優れたZAMSTの「アームスリーブWARM EDITION」/11月号
世界と戦うトップアスリートも愛用するサポート・ケア製品ブランド「ZAMST(ザムスト)」を展開する日本シグマックス株式会社。 同社から発売中の寒い時期でも快適にスポーツを行うことができるよう保温性に優れ、手首から上腕にか […]
2025.10.21
東京世界陸上サブトラックからの選手輸送「遅延ゼロ」分単位で計画「円滑に進められた」
公益財団法人東京2025世界陸上財団は10月21日、第31回理事会を開き、大会の開催結果について報告したあと、報道陣への記者ブリーフィングを開いた。 9月13日から21日まで、東京・国立競技場をメイン会場に開かれた世界選 […]
Latest Issue
最新号

2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望