HOME 国内

2024.12.07

5000mパリ五輪代表の山本有真は15分44秒47の5位「思ったように動かなかった」/エディオンDC
5000mパリ五輪代表の山本有真は15分44秒47の5位「思ったように動かなかった」/エディオンDC

24年エディオンDC5000mに出場した山本有真(積水化学)

◇エディオンディスタンスチャレンジin大阪2024(12月7日/大阪・ヤンマースタジアム長居)

日本グランプリシリーズG2のエディオンディスタンスチャレンジが行われ、女子5000m4組トップは15分29秒67をマークした渡邊菜々美(パナソニック)だった。

パリ五輪代表の山本有真(積水化学)は、2000m付近で先頭集団から遅れ、優勝した渡邊から約15秒差の15分44秒47で5位だった。

広告の下にコンテンツが続きます

2週間前の全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)では2区(4.2km)で2年連続の区間賞を獲得。チームの2位に貢献していた。「クイーンズ駅伝の時点で調子が上がっていたので、その流れでベストが出ればと思っていました」と、名城大4年時のベスト(15分16秒71)更新を目指した。

しかし、「これまでのレースの中でも一番ぐらい寒くて、走る前から身体が震えていました」。低温に加え、冷たい風が吹くなか2000mまではチームメイトの木村友香とともにペースメーカーの直後を進んだが、「思ったように身体が動かなかった」と徐々に後退。最後まで粘りの走りを見せるも目標の日本人トップにも届かず悔しさをにじませた。

「大学時代よりしっかり練習は積めているはずなのに、なかなか結果につながらない」と、自己記録を2年間更新できずにいることにもどかしさを募らせる。「アベレージは上がっていますが、一発がでない」としみじみ。「ここから4月のトラックシーズンに向け、もう一度、練習を積み、東京世界選手権の代表になれるよう頑張りたい」。4月の金栗記念で、これまで以上に成長した姿を見せるつもりでいる。

文/花木 雫

◇エディオンディスタンスチャレンジin大阪2024(12月7日/大阪・ヤンマースタジアム長居) 日本グランプリシリーズG2のエディオンディスタンスチャレンジが行われ、女子5000m4組トップは15分29秒67をマークした渡邊菜々美(パナソニック)だった。 パリ五輪代表の山本有真(積水化学)は、2000m付近で先頭集団から遅れ、優勝した渡邊から約15秒差の15分44秒47で5位だった。 2週間前の全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)では2区(4.2km)で2年連続の区間賞を獲得。チームの2位に貢献していた。「クイーンズ駅伝の時点で調子が上がっていたので、その流れでベストが出ればと思っていました」と、名城大4年時のベスト(15分16秒71)更新を目指した。 しかし、「これまでのレースの中でも一番ぐらい寒くて、走る前から身体が震えていました」。低温に加え、冷たい風が吹くなか2000mまではチームメイトの木村友香とともにペースメーカーの直後を進んだが、「思ったように身体が動かなかった」と徐々に後退。最後まで粘りの走りを見せるも目標の日本人トップにも届かず悔しさをにじませた。 「大学時代よりしっかり練習は積めているはずなのに、なかなか結果につながらない」と、自己記録を2年間更新できずにいることにもどかしさを募らせる。「アベレージは上がっていますが、一発がでない」としみじみ。「ここから4月のトラックシーズンに向け、もう一度、練習を積み、東京世界選手権の代表になれるよう頑張りたい」。4月の金栗記念で、これまで以上に成長した姿を見せるつもりでいる。 文/花木 雫

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.07

編集部コラム「追いかけっこ」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]

NEWS メモリードが実業団陸上部の活動終了を発表 今後は個人アスリート支援へ

2025.11.07

メモリードが実業団陸上部の活動終了を発表 今後は個人アスリート支援へ

11月7日、実業団のメモリードは、27年3月をもって実業団陸上部としての活動を終了すると発表した。今後は「チーム単位での支援」から「個人アスリート支援」へと方針を転換し、陸上競技に限らず幅広いスポーツ分野の選手を対象に支 […]

NEWS 110mH学生世界一の阿部竜希がエターナルホスピタリティG内定!「勇往邁進の精神で」棒高跳・柄澤、短距離・木梨もアスナビ就職

2025.11.07

110mH学生世界一の阿部竜希がエターナルホスピタリティG内定!「勇往邁進の精神で」棒高跳・柄澤、短距離・木梨もアスナビ就職

公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)が実施するアスリート支援ナビゲーション「アスナビ」を活用し、陸上3選手の就職・内定が決まった。 男子110mハードルで13秒12(学生歴代3位、日本歴代4位)を持つ阿部竜希(順 […]

NEWS 日本陸連・有森裕子会長に岡山市市民栄誉賞「本市の名を高めることに特に顕著な功績」五輪2大会メダル

2025.11.07

日本陸連・有森裕子会長に岡山市市民栄誉賞「本市の名を高めることに特に顕著な功績」五輪2大会メダル

岡山市は11月7日、女子マラソンで五輪2大会連続メダリストの日本陸連・有森裕子会長に、岡山市市民栄誉賞を授与し同日授与式が執り行われた。 有森会長は岡山県岡山市出身の58歳。女子マラソンにおいて、1992年バルセロナ五輪 […]

NEWS 神奈川県高校駅伝で誤誘導により4校記録無効 嘆願書提出の三浦学苑が関東大会に異例のオープン参加 高体連が認める

2025.11.07

神奈川県高校駅伝で誤誘導により4校記録無効 嘆願書提出の三浦学苑が関東大会に異例のオープン参加 高体連が認める

11月3日の神奈川県高校駅伝(横浜市のフィールド小机・日産スタジアム付設ハーフマラソンコース)で誤誘導による4校が記録無効となり、記録無効となった4校のうち三浦学苑について、高体連が関東高校駅伝(11月22日/埼玉・熊谷 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top