HOME 国内、高校

2024.10.12

福岡インターハイ以来の激戦! 少年共通800mはムティアニが落合晃を抑えてV/佐賀国スポ
福岡インターハイ以来の激戦! 少年共通800mはムティアニが落合晃を抑えてV/佐賀国スポ

24年佐賀国スポ少年男子共通800mで優勝したフェリックス・ムティアニ(山梨・山梨学院高2)と落合晃(滋賀・滋賀学園高3)

◇佐賀国民スポーツ大会(10月11~15日/佐賀・SAGAサンライズパーク/SAGAスタジアム)2日目

佐賀国民スポーツ大会の2日目が行われ、少年男子共通800mはフェリックス・ムティアニ(山梨・山梨学院高2)が1分48秒22で優勝した。日本記録保持者(1分44秒80)の落合晃(滋賀・滋賀学園高3)は1分49秒67で2位だった。

広告の下にコンテンツが続きます

今夏の福岡インターハイで、落合の日本記録樹立の“立役者”となったムティアニが、佐賀の地で“主役”になった。

200m過ぎから落合が先頭に立つと、ムティアニがピッタリと背後について400mを55秒で通過した。「彼は自分より強いので、ただ落合君を追いかけたかったのです」とムティアニ。2周目もマークを続けた。

残り250mからインターハイ決勝をハイペースに導いた菊池晴太(岩手・岩手四2)がスパート。落合が失速する一方で、ムティアニが残り150mを切ってギアを上げて先頭に立つ。落合が意地で追い上げたものの、及ばなかった。

日本記録保持者との直接対決を制したムティアニは「とてもうれしいです。再び国内記録保持者と競争するのは素晴らしいことで、彼と一緒に一生懸命競い合えればと思っていました」とライバルの存在に感謝していた。レース後には落合と力強く握手を交わした。

広告の下にコンテンツが続きます

一方、2位の落合は「ハイペースで行く予定がなかなか入れなくて。ラストもうまく動きませんでした」。記録を狙い続けた今季はピークを合わせた試合が続いてきたこともあり、「一つの言い訳にしか過ぎませんが、シーズン最後の国スポで少し疲れが出た面もありました」と吐露する。

「自分が合わせ切れなかったところは弱さですし、改善して来年1年がんばりたいです」と話す落合。今後は駅伝モードにシフトしていくことになるが、「もし狙えるレースがあれば狙いたい」と、1500mで記録を狙う構想も明らかにした。

◇佐賀国民スポーツ大会(10月11~15日/佐賀・SAGAサンライズパーク/SAGAスタジアム)2日目 佐賀国民スポーツ大会の2日目が行われ、少年男子共通800mはフェリックス・ムティアニ(山梨・山梨学院高2)が1分48秒22で優勝した。日本記録保持者(1分44秒80)の落合晃(滋賀・滋賀学園高3)は1分49秒67で2位だった。 今夏の福岡インターハイで、落合の日本記録樹立の“立役者”となったムティアニが、佐賀の地で“主役”になった。 200m過ぎから落合が先頭に立つと、ムティアニがピッタリと背後について400mを55秒で通過した。「彼は自分より強いので、ただ落合君を追いかけたかったのです」とムティアニ。2周目もマークを続けた。 残り250mからインターハイ決勝をハイペースに導いた菊池晴太(岩手・岩手四2)がスパート。落合が失速する一方で、ムティアニが残り150mを切ってギアを上げて先頭に立つ。落合が意地で追い上げたものの、及ばなかった。 日本記録保持者との直接対決を制したムティアニは「とてもうれしいです。再び国内記録保持者と競争するのは素晴らしいことで、彼と一緒に一生懸命競い合えればと思っていました」とライバルの存在に感謝していた。レース後には落合と力強く握手を交わした。 一方、2位の落合は「ハイペースで行く予定がなかなか入れなくて。ラストもうまく動きませんでした」。記録を狙い続けた今季はピークを合わせた試合が続いてきたこともあり、「一つの言い訳にしか過ぎませんが、シーズン最後の国スポで少し疲れが出た面もありました」と吐露する。 「自分が合わせ切れなかったところは弱さですし、改善して来年1年がんばりたいです」と話す落合。今後は駅伝モードにシフトしていくことになるが、「もし狙えるレースがあれば狙いたい」と、1500mで記録を狙う構想も明らかにした。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.06.15

小原響が3000m障害で8分22秒64の日本歴代8位!セイコーGGPに続く自己新マーク

6月14日に米国・ポートランドで行われたポートランド・トラックフェスティバルの男子3000m障害で、小原響(GMOインターネットグループ)が日本歴代8位の8分22秒64をマークした。 大会は世界陸連コンチネンタルツアー・ […]

NEWS 久保凛が800m2分02秒76の大会新でV3!! 1500mと2年連続2冠「チームへの貢献を考えていた」/IH近畿

2025.06.15

久保凛が800m2分02秒76の大会新でV3!! 1500mと2年連続2冠「チームへの貢献を考えていた」/IH近畿

◇インターハイ近畿地区大会(6月12~15日/京都市・たけびしスタジアム京都)4日目 広島インターハイを懸けた近畿地区大会の4日目が行われ、女子800mは久保凛(東大阪大敬愛3大阪)が昨年自らがマークした大会記録を0.7 […]

NEWS 青学大・塩出翔太が10000m28分55秒81の自己新!800mは金子1分46秒59、日本インカレ400m2連覇の田邉1分48秒16/日体大長距離競技会

2025.06.15

青学大・塩出翔太が10000m28分55秒81の自己新!800mは金子1分46秒59、日本インカレ400m2連覇の田邉1分48秒16/日体大長距離競技会

第322回日本体育大学長距離競技会兼第16回NITTAIDAI Challenge Games(NDG)の1日目が6月14日に行われ、雨のなか、各組で好レースが繰り広げられた。 男子10000mでは2組で1着(28分53 […]

NEWS 中大勢が海外5000mレースで好走!溜池一太が13分25秒11の自己新、濵口大和は自己2番目13分37秒54

2025.06.15

中大勢が海外5000mレースで好走!溜池一太が13分25秒11の自己新、濵口大和は自己2番目13分37秒54

6月14日にオーストリア・ウィーンで行われた「Track Nigh Vienna」の5000mに中大の溜池一太(4年)とルーキー・濵口大和が出場し、溜池は13分25秒11の自己新、濵口も13分37秒54のセカンドベストを […]

NEWS 3000m障害・青木涼真が8分23秒58で3位!5年連続世界大会出場目指して好走/WAコンチネンタルツアー

2025.06.15

3000m障害・青木涼真が8分23秒58で3位!5年連続世界大会出場目指して好走/WAコンチネンタルツアー

男子3000m障害の青木涼真(Honda)が6月14日、オーストリア・ウィーンで行われた「Track Nigh Vienna」に出場し、8分23秒58で3位に入った。 青木は一昨年のU23欧州王者であるA.キヤダ(スペイ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top