◇佐賀国民スポーツ大会(10月11~15日/佐賀・SAGAサンライズパーク/SAGAスタジアム)2日目
佐賀国民スポーツ大会の2日目が行われ、少年男子共通800mはフェリックス・ムティアニ(山梨・山梨学院高2)が1分48秒22で優勝した。日本記録保持者(1分44秒80)の落合晃(滋賀・滋賀学園高3)は1分49秒67で2位だった。
今夏の福岡インターハイで、落合の日本記録樹立の“立役者”となったムティアニが、佐賀の地で“主役”になった。
200m過ぎから落合が先頭に立つと、ムティアニがピッタリと背後について400mを55秒で通過した。「彼は自分より強いので、ただ落合君を追いかけたかったのです」とムティアニ。2周目もマークを続けた。
残り250mからインターハイ決勝をハイペースに導いた菊池晴太(岩手・岩手四2)がスパート。落合が失速する一方で、ムティアニが残り150mを切ってギアを上げて先頭に立つ。落合が意地で追い上げたものの、及ばなかった。
日本記録保持者との直接対決を制したムティアニは「とてもうれしいです。再び国内記録保持者と競争するのは素晴らしいことで、彼と一緒に一生懸命競い合えればと思っていました」とライバルの存在に感謝していた。レース後には落合と力強く握手を交わした。
一方、2位の落合は「ハイペースで行く予定がなかなか入れなくて。ラストもうまく動きませんでした」。記録を狙い続けた今季はピークを合わせた試合が続いてきたこともあり、「一つの言い訳にしか過ぎませんが、シーズン最後の国スポで少し疲れが出た面もありました」と吐露する。
「自分が合わせ切れなかったところは弱さですし、改善して来年1年がんばりたいです」と話す落合。今後は駅伝モードにシフトしていくことになるが、「もし狙えるレースがあれば狙いたい」と、1500mで記録を狙う構想も明らかにした。
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