◇佐賀国民スポーツ大会(10月11~15日/佐賀・SAGAサンライズパーク/SAGAスタジアム)2日目
佐賀国民スポーツ大会の2日目が行われ、少年女子A800mは日本記録保持者(1分59秒93)の久保凛(大阪・東大阪大敬愛高2)が2分02秒09の大会新記録で優勝を飾った。
今季最後となる800mのレースで、久保は自己記録でもある日本記録の更新、そしてその先にある東京世界選手権の参加標準記録(1分59秒00)を見据えていた。
序盤から独走となる展開は変わらないが、1周目は攻めたレースを見せて58秒で通過する。「400mの入りは良いリズムで入れたと思います」。しかし、強い風が吹く条件で1周目のダメージは大きかったようで、「(残り1周の)鐘が鳴った時に思ったより脚が動かせなくて。ラストもいっぱいいっぱいでした」と2周目で失速した。
ゴール後は悔し涙を目に浮かべながら、報道陣の取材に淡々と応える姿が印象的だった。「標準を切るためには58秒以内で入らないといけないと思っていました。想定していましたが、2周目がうまく走れませんでした」。
今季は日本グランプリシリーズや日本選手権で連勝を続け、日本記録も樹立した。「高校記録を意識していた部分もあったのですが、日本記録も更新できて、もう一段上に成長できたと思います」と実感を込める。
国スポまでは従来通り800mを見据えた練習だったが、今後は本格的に駅伝シーズンへとシフトしていく。「800mだけでもダメなので、駅伝でも走れるようにしっかり練習を積んでいきたいです」。駅伝でも周囲を驚かせる走りを見せるつもりだ。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.04
パリ五輪競歩代表・濱西諒がサンベルクス退社 「再び日の丸を背負って戦うために」
2025.12.04
飯塚翔太がラオスで陸上競技指導 「飯塚翔太リレーカーニバル」も開催
-
2025.12.04
-
2025.12.04
-
2025.12.03
-
2025.12.02
-
2025.11.29
-
2025.12.01
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.05
ナイキから高いサポート性に優れたランニングシューズ「ナイキ ストラクチャー プラス」が登場!
ナイキは、快適さと楽しさを併せ持ったスタビリティシューズであるナイキ ストラクチャー プラスを発売することを発表した。 ナイキではロードランニングシューズをシンプルな3つのカテゴリー(ペガサス、ボメロ、ストラクチャー)に […]
2025.12.04
パリ五輪競歩代表・濱西諒がサンベルクス退社 「再び日の丸を背負って戦うために」
24年パリ五輪男子20km競歩代表の濱西諒が12月1日に自身のSNSを更新し、所属していたサンベルクスを11月末で退社したことを発表した。 濱西は大阪府出身で、履正社高から競歩に取り組み、国体優勝など早くから頭角を現した […]
2025.12.04
飯塚翔太がラオスで陸上競技指導 「飯塚翔太リレーカーニバル」も開催
東京世界選手権男子200m代表の飯塚翔大(ミズノ)が11月30日から12月3日まで、ラオスを訪問。4日にリモートで現地で行った活動について報告会見を行った。 飯塚はJICA(国際協力機構)が進める「スポーツを通じて世界平 […]
2025.12.04
世界陸連が走幅跳のルール変更を断念 「テイクオフゾーン」提案も選手からの反発強く
世界陸連(WA)が検討していた走幅跳のルール変更案について、選手からの反発などを受けて撤回されたことを英ガーディアン紙が報じた。 走幅跳では、20cmの踏み切り板とその先に10cmの粘土板が敷かれ、踏み切り板と粘土板の境 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025