HOME 国内、高校

2024.10.12

久保凛が今季最後の800m 2分02秒09で少年女子A大会新Vも「2周目がうまく走れなかった」 /佐賀国スポ
久保凛が今季最後の800m 2分02秒09で少年女子A大会新Vも「2周目がうまく走れなかった」 /佐賀国スポ

24年佐賀国スポ少年女子A800mで優勝した久保凛(大阪・東大阪大敬愛高)

◇佐賀国民スポーツ大会(10月11~15日/佐賀・SAGAサンライズパーク/SAGAスタジアム)2日目

佐賀国民スポーツ大会の2日目が行われ、少年女子A800mは日本記録保持者(1分59秒93)の久保凛(大阪・東大阪大敬愛高2)が2分02秒09の大会新記録で優勝を飾った。

今季最後となる800mのレースで、久保は自己記録でもある日本記録の更新、そしてその先にある東京世界選手権の参加標準記録(1分59秒00)を見据えていた。

広告の下にコンテンツが続きます

序盤から独走となる展開は変わらないが、1周目は攻めたレースを見せて58秒で通過する。「400mの入りは良いリズムで入れたと思います」。しかし、強い風が吹く条件で1周目のダメージは大きかったようで、「(残り1周の)鐘が鳴った時に思ったより脚が動かせなくて。ラストもいっぱいいっぱいでした」と2周目で失速した。

ゴール後は悔し涙を目に浮かべながら、報道陣の取材に淡々と応える姿が印象的だった。「標準を切るためには58秒以内で入らないといけないと思っていました。想定していましたが、2周目がうまく走れませんでした」。

今季は日本グランプリシリーズや日本選手権で連勝を続け、日本記録も樹立した。「高校記録を意識していた部分もあったのですが、日本記録も更新できて、もう一段上に成長できたと思います」と実感を込める。

国スポまでは従来通り800mを見据えた練習だったが、今後は本格的に駅伝シーズンへとシフトしていく。「800mだけでもダメなので、駅伝でも走れるようにしっかり練習を積んでいきたいです」。駅伝でも周囲を驚かせる走りを見せるつもりだ。

◇佐賀国民スポーツ大会(10月11~15日/佐賀・SAGAサンライズパーク/SAGAスタジアム)2日目 佐賀国民スポーツ大会の2日目が行われ、少年女子A800mは日本記録保持者(1分59秒93)の久保凛(大阪・東大阪大敬愛高2)が2分02秒09の大会新記録で優勝を飾った。 今季最後となる800mのレースで、久保は自己記録でもある日本記録の更新、そしてその先にある東京世界選手権の参加標準記録(1分59秒00)を見据えていた。 序盤から独走となる展開は変わらないが、1周目は攻めたレースを見せて58秒で通過する。「400mの入りは良いリズムで入れたと思います」。しかし、強い風が吹く条件で1周目のダメージは大きかったようで、「(残り1周の)鐘が鳴った時に思ったより脚が動かせなくて。ラストもいっぱいいっぱいでした」と2周目で失速した。 ゴール後は悔し涙を目に浮かべながら、報道陣の取材に淡々と応える姿が印象的だった。「標準を切るためには58秒以内で入らないといけないと思っていました。想定していましたが、2周目がうまく走れませんでした」。 今季は日本グランプリシリーズや日本選手権で連勝を続け、日本記録も樹立した。「高校記録を意識していた部分もあったのですが、日本記録も更新できて、もう一段上に成長できたと思います」と実感を込める。 国スポまでは従来通り800mを見据えた練習だったが、今後は本格的に駅伝シーズンへとシフトしていく。「800mだけでもダメなので、駅伝でも走れるようにしっかり練習を積んでいきたいです」。駅伝でも周囲を驚かせる走りを見せるつもりだ。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.19

男子3000m障害元世界記録保持者のオブライエン氏が死去 1970年に8分22秒0

1960~70年代に男子3000m障害で活躍したK.オブライエン氏(豪州)が死去した。78歳だった。 オブライエン氏は1968年メキシコ五輪の男子3000m障害で4位に入賞し、豪州の中長距離界を牽引した先駆的存在。豪州選 […]

NEWS ダンフィーとペレスがWA競歩ツアー年間優勝者 日本勢は山西利和の4位が最上位

2025.12.19

ダンフィーとペレスがWA競歩ツアー年間優勝者 日本勢は山西利和の4位が最上位

世界陸連(WA)は12月19日、2025年のWA競歩ツアー年間優勝者を発表し、男子はE.ダンフィー(カナダ)、女子は35km競歩の世界記録保持者であるM.ペレス(スペイン)が選ばれた。 男女ともに今季の東京世界選手権優勝 […]

NEWS 駒大4年生4本柱は主要区間を熱望! 主将・山川拓馬「エース区間に挑みたい」 佐藤圭汰「しっかり走って恩返しを」

2025.12.18

駒大4年生4本柱は主要区間を熱望! 主将・山川拓馬「エース区間に挑みたい」 佐藤圭汰「しっかり走って恩返しを」

第102回箱根駅伝で3年ぶりの総合優勝を狙う駒大が12月18日、オンラインで合同会見を行い、エントリー選手が出席した。 今季の駒大は4年生の4人が強力。それぞれ希望区間を問われると、主将の山川拓馬は2区と5区、伊藤蒼唯は […]

NEWS 箱根駅伝Stories/青学大3連覇へ、過去最高レベルの戦力 「チームを勝たせる走り」を結集

2025.12.18

箱根駅伝Stories/青学大3連覇へ、過去最高レベルの戦力 「チームを勝たせる走り」を結集

前回優勝メンバーから6人が卒業 前回、10時間41分19秒の大会新記録で連覇を飾ったメンバーから6人が卒業。それも4区で歴代2位の好タイムをマークした太田蒼生(現・GMOインターネットグループ)に5、6区連続区間新で、「 […]

NEWS 横山隆義氏が死去 由良育英高でインターハイ2度の総合V 全国高校駅伝でも準優勝に導く

2025.12.18

横山隆義氏が死去 由良育英高でインターハイ2度の総合V 全国高校駅伝でも準優勝に導く

鳥取・由良育英高(現・鳥取中央育英高)の陸上部顧問として、インターハイで2度の総合優勝に導き、高校駅伝でも全国大会で2度の準優勝を果たした横山隆義氏が、12月15日、肺炎のため亡くなった。81歳だった。 横山氏は1944 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top