東京世界選手権開幕まであと1年となった9月14日、東京都は「東京2025世界陸上 1 Year To Go!」の2日目を東京・文京区の東京ドームシティ ラクーアガーデンで開催した。
イベント内では、東京2025世界陸上財団が東京世界選手権本番の競歩コースを発表。パリ五輪女子20km競歩代表の藤井菜々子(エディオン)は、「国立競技場を発着するということで、本当に楽しみでワクワクしています」と笑顔で話した。
コースは藤井の話すとおり、2015年北京大会以来6大会ぶりのメイン競技場発着の設定となった。国立競技場をスタート、競技場外側を上り、神宮外苑のコースへ。銀杏並木を含めて20kmは1周1kmのループを18周、35kmは1周2kmのループを16周して、国立競技場へ戻ってフィニッシュを迎える。
藤井は「(ロードでは)人生初の競技場発着のコース」と語り、沿道だけでなくスタジアムでの大歓声が「楽しみ」だという。また、3年前の東京五輪では、ロード種目は札幌での開催になった。「東京で歩くことができなかったので、すごくうれしい」と声を弾ませる。
パリ五輪でも途中のイエナ橋でアップダウンがあったように、今回も国立の前後に坂が待つ。だが、「パリで経験した選手は来年につながるし、強みになります」。競歩では難しい下りについても「うまくブレーキをかけながら歩くこと」をポイントに挙げていた。
そして、レース攻略の一番のカギに「暑熱対策」を挙げる。「特に湿度は、海外選手には結構きついと思います。でも、日本人は慣れているので、しっかり優位な立場を作れるようにしっかり準備したい」と自信をのぞかせた。
パリ五輪ではコンディションを上げられず、「練習期間があまり取れなくて」32位と悔しさを味わった。それでも、「あまり悲観はしていなくて、次の日から東京世界選手権に向けて再始動しています」。
試合はまだ決まっていないが、「心身ともに間を向いて練習している状態です」と藤井。日本女子競歩のエースとして、「東京世界選手権では自分にとっての1番上の順位を」。過去最高は22年オレゴン大会の6位。それを上回ること、さらには「メダルを目指してがんばりたい」と力強く語った。
パリでは「沿道の応援がものすごくて、レース中も感動した」ほどだった。その大声援を東京でも待ち望んでいる。
競歩は、35km競歩が9月13日午前8時に大会のオープニング種目として男女同時スタートで実施。20kmは9月20日で、女子が午前7時30分、男子は午前9時45分にスタートする。
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