HOME 国内、世界陸上

2024.09.14

東京世界陸上マラソンコース発表!類似コースMGC制したパリ五輪代表・小山直城「高速レースになる」
東京世界陸上マラソンコース発表!類似コースMGC制したパリ五輪代表・小山直城「高速レースになる」

東京世界陸上の1年前イベントに参加した小山直城

東京世界選手権開幕まであと1年となった9月14日、東京都は「東京2025世界陸上 1 Year To Go!」の2日目を東京・文京区の東京ドームシティ ラクーアガーデンで開催した。

イベント内では、東京2025世界陸上財団が東京世界選手権本番のマラソンコースを発表。昨年10月のパリ五輪代表選考レース「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」をなぞるようなコース設定に、同大会を制してパリ五輪代表をつかんだ小山直城(Honda)は「MGCで優勝していいイメージを持っているので、このコースで良かったと思っています」と話した。

コースは国立競技場を発着。序盤は靖国通り、外堀通りの下りがあり、神保町からは秋葉原、日本橋、銀座四丁目、神保町、東京駅を巡る1周13kmの周回コースを2周。そして、序盤の下りを逆に上り、国立競技場へと帰る42.195kmとなった。

広告の下にコンテンツが続きます

メイン会場がマラソンの発着点となるのは、2015年北京大会以来6大会ぶり。最初の東京開催だった1991年も、国立競技場をスタート、フィニッシュで行われている。

コース全体の印象について、小山は「パリ五輪は起伏があってタフなコースでしたが、今回は比較的フラット」という感想。そして、「スピード勝負になるのかなと思います」と本番レースのイメージを口にした。

また、この日は都内に熱中症警戒アラートが発令されるなど、夏のような猛暑が続いているが、それは来年も想定される。「暑さ対策はしっかりやっていかないといけない」とレース攻略のポイントを付け加えた。自身は「暑さは苦手」と言うだけに、「5kmごとのスペシャルドリンクの工夫」をはじめとした準備の大切さを強調する。

パリ五輪後は、「合宿に入りましたが、疲労が残っていてまだ身体が動かない」状態。だが、世界選手権の代表入りに向けては冬のマラソンで結果を残す必要がある。

チームとしては「正月のニューイヤー駅伝」が最大の目標になるため、「(予選会の)東日本実業団駅伝、ニューイヤーとしっかり走る」。そこでスピード強化を図りつつ、「2月の大阪、3月の東京のどちらかに出て」、代表内定条件の1つである「JMCシリーズⅣ優勝者」を狙いに行く。その中で参加標準記録の2時間6分30秒も「突破できれば」。来年、再び日の丸のユニフォームを着て、国立競技場のスタートラインに立つイメージを膨らませていた。

東京世界選手権の男子マラソンは25年9月15日に行われる。

東京世界選手権開幕まであと1年となった9月14日、東京都は「東京2025世界陸上 1 Year To Go!」の2日目を東京・文京区の東京ドームシティ ラクーアガーデンで開催した。 イベント内では、東京2025世界陸上財団が東京世界選手権本番のマラソンコースを発表。昨年10月のパリ五輪代表選考レース「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」をなぞるようなコース設定に、同大会を制してパリ五輪代表をつかんだ小山直城(Honda)は「MGCで優勝していいイメージを持っているので、このコースで良かったと思っています」と話した。 コースは国立競技場を発着。序盤は靖国通り、外堀通りの下りがあり、神保町からは秋葉原、日本橋、銀座四丁目、神保町、東京駅を巡る1周13kmの周回コースを2周。そして、序盤の下りを逆に上り、国立競技場へと帰る42.195kmとなった。 メイン会場がマラソンの発着点となるのは、2015年北京大会以来6大会ぶり。最初の東京開催だった1991年も、国立競技場をスタート、フィニッシュで行われている。 コース全体の印象について、小山は「パリ五輪は起伏があってタフなコースでしたが、今回は比較的フラット」という感想。そして、「スピード勝負になるのかなと思います」と本番レースのイメージを口にした。 また、この日は都内に熱中症警戒アラートが発令されるなど、夏のような猛暑が続いているが、それは来年も想定される。「暑さ対策はしっかりやっていかないといけない」とレース攻略のポイントを付け加えた。自身は「暑さは苦手」と言うだけに、「5kmごとのスペシャルドリンクの工夫」をはじめとした準備の大切さを強調する。 パリ五輪後は、「合宿に入りましたが、疲労が残っていてまだ身体が動かない」状態。だが、世界選手権の代表入りに向けては冬のマラソンで結果を残す必要がある。 チームとしては「正月のニューイヤー駅伝」が最大の目標になるため、「(予選会の)東日本実業団駅伝、ニューイヤーとしっかり走る」。そこでスピード強化を図りつつ、「2月の大阪、3月の東京のどちらかに出て」、代表内定条件の1つである「JMCシリーズⅣ優勝者」を狙いに行く。その中で参加標準記録の2時間6分30秒も「突破できれば」。来年、再び日の丸のユニフォームを着て、国立競技場のスタートラインに立つイメージを膨らませていた。 東京世界選手権の男子マラソンは25年9月15日に行われる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.06

クイーンズ駅伝エントリー発表! 日本郵政グループ・廣中璃梨佳、積水化学・新谷仁美、しまむら・安藤友香らが登録 第一生命グループは鈴木優花が外れる

11月6日、日本実業団連合は第45回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)のエントリー選手を発表した。 前回4年ぶり4回目の優勝を飾ったJP日本郵政グループはVメンバーの鈴木亜由子、廣中璃梨佳、菅田雅香ら全員が登録。 […]

NEWS 10000m記録挑戦競技会は日体大競技会など3大会と併催 参加資格男子は34分ターゲット

2025.11.06

10000m記録挑戦競技会は日体大競技会など3大会と併催 参加資格男子は34分ターゲット

関東学生陸上競技連盟は、主催の10000m記録挑戦競技会について、今年は11月15日の日体大長距離競技会(横浜市・日体大健志台)、11月22日のMARCH対抗戦(東京・町田市)、11月22日の東海大長距離競技会(秦野市) […]

NEWS RIKUJOフェスティバルに勝木隼人、赤松諒一、佐藤早也伽らトップ選手が参加

2025.11.06

RIKUJOフェスティバルに勝木隼人、赤松諒一、佐藤早也伽らトップ選手が参加

11月6日、日本陸連は11月29日に開催される「RIKUJO フェスティバル in 国立競技場」に参加するゲストアスリートを発表した。 同イベントは連盟創立100周年を記念して開かれるもの。参加者とトップアスリートが一緒 […]

NEWS 北海道・北照高が来春から陸上部で駅伝チームを強化 43年ぶりに再始動 工藤裕行氏が総監督就任

2025.11.06

北海道・北照高が来春から陸上部で駅伝チームを強化 43年ぶりに再始動 工藤裕行氏が総監督就任

11月5日、北照高は2026年春から陸上部において駅伝チームの強化を本格的にスタートすることを発表した。 北照高は北海道小樽市に校舎を置く私立高。野球部は甲子園に春夏あわせて10回出場を数える強豪として知られる。スキー部 […]

NEWS 全国高校駅伝都道府県代表出そろう 前年V佐久長聖&長野東など 最速は男女とも仙台育英 6日から地区大会順次開幕

2025.11.05

全国高校駅伝都道府県代表出そろう 前年V佐久長聖&長野東など 最速は男女とも仙台育英 6日から地区大会順次開幕

全国高校駅伝の出場権を懸けた都道府県高校駅伝が11月4日の埼玉をもってすべて終了し、都道府県代表がすべて出そろった。 昨年の全国大会は男子が佐久長聖、女子は長野東といずれも長野勢が優勝を遂げた。全国2連覇中の佐久長聖は県 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top