HOME 駅伝、箱根駅伝

2020.10.17

【駅伝】箱根駅伝予選会 専修大学が大学創立140周年140年の節目に7年ぶり復活!!
【駅伝】箱根駅伝予選会 専修大学が大学創立140周年140年の節目に7年ぶり復活!!


7年ぶりの箱根路復活を果たし、歓喜に沸く専修大学の選手たち

 大学創立140周年の節目に、古豪が7年ぶりに箱根路に復活。専修大学が、最後に残った「10位」のイスをつかみ取り、69回目の出場を決めた。

 序盤から積極的なレース運びが目立ち、10km通過時点の10人通過は6番目。総合順位も7位につけていた。

広告の下にコンテンツが続きます

 そこからは粘りに粘った。奮闘が光ったのが、キャプテンと期待のルーキー。1時間2分44秒で木村暁仁(1年)が44位でフィニッシュすると、10秒差の56位に茅野雅博(4年)が続き、チームを鼓舞した。

 それに応えるように、5人がふたケタ順位で続き、1年生の水谷勇登が217位ながら1時間4分30秒でたどり着いた。総合タイムは10時間33分59秒。11位の筑波大との差はわずか「18秒」という大接戦をものにした。

 2016年12月からチームを指揮する36歳の長谷川淳監督は、「うれしいですし、選手がやってきてくれたことを選手自身が証明してくれたことが一番」と胸を張った。

 大正13年(1924年)に創部。箱根駅伝には第15回大会で初出場、第20回大会では総合優勝を果たしている。

 だが、近年は本戦出場から遠ざかり、OBの長谷川監督体制になってからも、予選会ではここ3年続けて14位と苦しい戦いが続いてきた。

 それでも、コロナ禍にあって工夫をしながら力をつけ、集団でのトレーニングができるようになってからは「練習の中でタイムトライアルなど、試合に近いメニューを毎月1回は取り入れてきた。その中で手ごたえを持てていた」と長谷川監督。前評判は決して高いわけではなかったが、積み上げた力を見事に発揮した。

 チームとしては7年ぶりだが、今の部員の中には関東学生連合としての出場者もおらず“初出場”の心持ち。長谷川監督は、「これからしっかりと対策を練りながら、来年、再来年に向けて経験を積み、上位校と戦っていけるようにしていきたい」と意気込みを語った。

※「創部140周年」を「大学創立140周年」に修正しました

7年ぶりの箱根路復活を果たし、歓喜に沸く専修大学の選手たち  大学創立140周年の節目に、古豪が7年ぶりに箱根路に復活。専修大学が、最後に残った「10位」のイスをつかみ取り、69回目の出場を決めた。  序盤から積極的なレース運びが目立ち、10km通過時点の10人通過は6番目。総合順位も7位につけていた。  そこからは粘りに粘った。奮闘が光ったのが、キャプテンと期待のルーキー。1時間2分44秒で木村暁仁(1年)が44位でフィニッシュすると、10秒差の56位に茅野雅博(4年)が続き、チームを鼓舞した。  それに応えるように、5人がふたケタ順位で続き、1年生の水谷勇登が217位ながら1時間4分30秒でたどり着いた。総合タイムは10時間33分59秒。11位の筑波大との差はわずか「18秒」という大接戦をものにした。  2016年12月からチームを指揮する36歳の長谷川淳監督は、「うれしいですし、選手がやってきてくれたことを選手自身が証明してくれたことが一番」と胸を張った。  大正13年(1924年)に創部。箱根駅伝には第15回大会で初出場、第20回大会では総合優勝を果たしている。  だが、近年は本戦出場から遠ざかり、OBの長谷川監督体制になってからも、予選会ではここ3年続けて14位と苦しい戦いが続いてきた。  それでも、コロナ禍にあって工夫をしながら力をつけ、集団でのトレーニングができるようになってからは「練習の中でタイムトライアルなど、試合に近いメニューを毎月1回は取り入れてきた。その中で手ごたえを持てていた」と長谷川監督。前評判は決して高いわけではなかったが、積み上げた力を見事に発揮した。  チームとしては7年ぶりだが、今の部員の中には関東学生連合としての出場者もおらず“初出場”の心持ち。長谷川監督は、「これからしっかりと対策を練りながら、来年、再来年に向けて経験を積み、上位校と戦っていけるようにしていきたい」と意気込みを語った。 ※「創部140周年」を「大学創立140周年」に修正しました

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.15

仙台育英高・長森結愛が3000m高1歴代2位の9分04秒77! 米澤奈々香 4年ぶり自己新の5000m15分26秒64/日体大長距離競技会

11月15日、神奈川横浜市の日体大健志台陸上競技場で第324回日体大長距離競技会兼第18回NITTAIDAII Challenge Gamesが行われ、NCG女子3000mでは高校1年生の長森結愛(仙台育英高・宮城)が留 […]

NEWS 好調の楠岡由浩が1万m27分52秒09 帝京大初27分台! 高1のビリスが27分33秒99のU18世界歴代5位/日体大長距離競技会

2025.11.15

好調の楠岡由浩が1万m27分52秒09 帝京大初27分台! 高1のビリスが27分33秒99のU18世界歴代5位/日体大長距離競技会

11月15日、神奈川横浜市の日体大健志台陸上競技場で第324回日体大長距離競技会兼第18回NITTAIDAII Challenge Gamesが行われ、NCG男子10000mでは楠岡由浩(帝京大)が27分52秒09の自己 […]

NEWS 男子は宮崎日大が大会初V 飯塚が初全国 女子は神村学園がV9!北九州市立、鹿児島も都大路決める/全九州高校駅伝

2025.11.15

男子は宮崎日大が大会初V 飯塚が初全国 女子は神村学園がV9!北九州市立、鹿児島も都大路決める/全九州高校駅伝

全九州高校駅伝が11月15日、福岡県嘉麻市の嘉穂総合運動公園周辺コースで開催され、男子(7区間42.195km)は宮崎日大(宮崎)が2時間6分02秒で初優勝を飾った。女子(5区間21.0975km)は神村学園(鹿児島)が […]

NEWS レジェンド・金丸祐三さん、塚原直貴さんが参加! サニブラウンとともに陸上教室講師として/RIKUJOフェスティバル

2025.11.15

レジェンド・金丸祐三さん、塚原直貴さんが参加! サニブラウンとともに陸上教室講師として/RIKUJOフェスティバル

11月15日、日本陸連はRIKUJOフェスティバル(11月29日/東京・国立競技場)で実施する「RIKUJOスクール(子ども向け陸上教室)」の講師に、東京世界選手権代表のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)とともに、 […]

NEWS 関大が56年ぶりV! 6区・嶋田匠海の区間新で逆転 2位関学大、3位大経大 オープン参加の青学大も好走/丹後大学駅伝

2025.11.15

関大が56年ぶりV! 6区・嶋田匠海の区間新で逆転 2位関学大、3位大経大 オープン参加の青学大も好走/丹後大学駅伝

◇丹後大学駅伝/第87回関西学生駅伝(11月15日/京都・宮津市民体育館~京丹後はごろも競技場着8区間74.7km) 11月15日、関西学生駅伝が行われ、関大が3時間45分55秒で56年ぶり12回目の優勝を飾った。 関大 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top