HOME 国内、日本代表、五輪
混合競歩代表の川野将虎「自分らしい粘り強い歩きで上位を目指したい」/パリ五輪
混合競歩代表の川野将虎「自分らしい粘り強い歩きで上位を目指したい」/パリ五輪

24年パリ五輪代表の川野将虎

パリ五輪・陸上競技に向けて日本代表選手団が7月27日午前、出国前に羽田空港で会見を行い、意気込みを語った。

男女混合競歩リレー代表の川野将虎(旭化成)は前回の東京大会に続くオリンピック。「前回から3年間。一つの集大成」とパリへの思いを口にした。

2019年10月の全日本競歩高畠大会50kmで日本新記録(3時間36分45秒)を打ち立て、21年の東京五輪では50kmで6位入賞を果たした。だが、22年のオレゴン世界選手権から50kmが廃止されて35kmに。それでも川野は、オレゴンでは銀メダル、翌23年で銅メダルを獲得した。

しかし、パリ五輪では35kmも行われず混合競歩リレーを実施。種目が次々と変わる中で川野は2大会連続のオリンピアンをつかみとった。「変化の中でもがいてやってきました」と振り返る。

新種目だが、「自分にとってはふさわしい種目」と語る川野。「所属する旭化成や、(出身大学で練習拠点の)東洋大で駅伝(つなぐ、リレー)を学んできたこと。大学時代から女性のコーチ(酒井瑞穂コーチ)から教わっている」点を挙げた。

レースは男女2人が交互に歩きながら、42.195kmのタイムを競う。「女性選手が少しでも楽ができるように、自分らしい粘り強い歩きをして上位を目指したいです」と力を込めた。

広告の下にコンテンツが続きます

パリ五輪の陸上競技は8月1日から11日まで行われる。

パリ五輪・陸上競技に向けて日本代表選手団が7月27日午前、出国前に羽田空港で会見を行い、意気込みを語った。 男女混合競歩リレー代表の川野将虎(旭化成)は前回の東京大会に続くオリンピック。「前回から3年間。一つの集大成」とパリへの思いを口にした。 2019年10月の全日本競歩高畠大会50kmで日本新記録(3時間36分45秒)を打ち立て、21年の東京五輪では50kmで6位入賞を果たした。だが、22年のオレゴン世界選手権から50kmが廃止されて35kmに。それでも川野は、オレゴンでは銀メダル、翌23年で銅メダルを獲得した。 しかし、パリ五輪では35kmも行われず混合競歩リレーを実施。種目が次々と変わる中で川野は2大会連続のオリンピアンをつかみとった。「変化の中でもがいてやってきました」と振り返る。 新種目だが、「自分にとってはふさわしい種目」と語る川野。「所属する旭化成や、(出身大学で練習拠点の)東洋大で駅伝(つなぐ、リレー)を学んできたこと。大学時代から女性のコーチ(酒井瑞穂コーチ)から教わっている」点を挙げた。 レースは男女2人が交互に歩きながら、42.195kmのタイムを競う。「女性選手が少しでも楽ができるように、自分らしい粘り強い歩きをして上位を目指したいです」と力を込めた。 パリ五輪の陸上競技は8月1日から11日まで行われる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.30

水戸招待のエントリー発表! 棒高跳に柄澤智哉、山本聖途、諸田実咲ら男女トップ集結 戸邉直人、城山正太郎も出場予定

5月5日に行われる日本グランプリシリーズ第7戦「2025水戸招待陸上」のエントリー選手が発表された。男子棒高跳には東京五輪代表の山本聖途(トヨタ自動車)、江島雅紀(富士通)や世界選手権代表経験のある柄澤智哉(東京陸協)ら […]

NEWS 【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

2025.04.30

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」 昨年は記念大会となる第100回箱根駅伝が開催され […]

NEWS 【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦

2025.04.30

【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦

FOCUS! 高校生INTERVIEW 山田大智 Yamada Daichi 西脇工高3兵庫 2025年シーズンが本格的に始まり、高校陸上界では記録会、競技会が次々と開かれています。その中で好記録も生まれており、男子50 […]

NEWS 5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場

2025.04.30

5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場

5月3日に行われる静岡国際のエントリーリストが更新され、現時点で欠場届を提出した選手が判明した。 男子100mはパリ五輪代表の坂井隆一郎(大阪ガス)が欠場。坂井は4月13日の出雲陸上で脚を痛め、29日の織田記念の出場も見 […]

NEWS 26年ブダペスト開催の「世界陸上アルティメット選手権」やり投・北口榛花が出場権獲得

2025.04.30

26年ブダペスト開催の「世界陸上アルティメット選手権」やり投・北口榛花が出場権獲得

世界陸連(WA)は4月29日、2026年に新設する「世界陸上アルティメット選手権」の大会500日前を受け、昨年のパリ五輪の金メダリストに出場資格を与えることを発表した。女子やり投で金メダルを獲得した北口榛花(JAL)も含 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top