8月1日から始まるパリ五輪・陸上競技に向けて、日本代表選手団が出国する前に会見を開いて意気込みを語った。
男子400m日本記録保持者の佐藤拳太郎(富士通)は「いよいよ始まるな、という気持ち」と静かに語る。6月の日本選手権は決勝を棄権。「左アキレス腱の痛みで腫れが出て、歩行も困難でした。走りたかったのですが、周囲の方の勧めで棄権しました」。その後は1週間ほど治療に専念して腫れも引き、「トレーニングもできているので問題ありません」と強調する。
個人では初のオリンピック。「決勝進出が目標。そのためには準決勝で44秒50が必要です。区間ごとの走り、組み立てを大事にしたいです」。
また、4×400mリレーに懸ける思いも人一倍。「(マイル組では)最年長ですしチームをまとめたい。他の選手のに小さなことでも様子を聞いたり、スタッフと連携してチーム作りしています」。
もちろん、目指すのは日本悲願のメダル。佐藤風雅(ミズノ)、中島佑気ジョセフ(富士通)らとともに過去最強布陣で臨むだけに「メダルを取れる位置というより、取らなくてはいけない位置にいる。メダルの色にもこだわれる立ち位置だと思っているので、チーム全体が共通認識としていきたい」と語る。
個人、そしてマイルリレーでの夢に向かって、頼れるチームリーダーが初めての五輪に挑む。
パリ五輪の陸上競技は8月1日から11日まで行われる。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.09.18
-
2025.09.18
2025.09.12
前夜祭イベントでギネス“世界新” 寺田明日香が高速道路KK線でリレー参加/東京世界陸上
2025.09.13
明日午前開催の女子マラソン 鈴木優花の補欠登録を解除/東京世界陸上
-
2025.09.14
-
2025.09.13
-
2025.09.15
2025.08.27
アディダス アディゼロから2025年秋冬新色コレクションが登場!9月1日より順次販売
-
2025.08.19
-
2025.08.24
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.09.18
マクローリン・レヴロン47秒78!!降りしきる雨のなか女子400m世界歴代2位、大会新の激走/東京世界陸上
◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、女子400mはシドニー・マクローリン・レヴロン(米国)が世界歴代2位、大会新の47秒78でこの種目初優勝を飾った。 […]
Latest Issue
最新号

2025年10月号 (9月9日発売)
【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/