HOME 国内

2024.05.03

五島莉乃が30分53秒31で初優勝!パリ標準に届かずも日本歴代6位の熱走/日本選手権10000m
五島莉乃が30分53秒31で初優勝!パリ標準に届かずも日本歴代6位の熱走/日本選手権10000m

24年日本選手権10000mで優勝した五島莉乃

◇第108回日本選手権10000m(5月3日/静岡・小笠山総合運動公園静岡スタジアム)

パリ五輪代表選考会となる第108回日本選手権10000mが5月3日に静岡・エコパで行われ、女子は五島莉乃(資生堂)が30分53秒31で初優勝を飾った。

五輪参加標準記録30分40秒00を突破して優勝すればパリ五輪代表内定となる今大会。ライトでペースを知らせる電子ペーサーが導入され、30分50秒00(1周74秒)設定で行われたレースは、序盤から世界選手権2大会連続出場中の五島がチームメイトで先導役を務めるチェプングティチ・ジュディが飛び出し、昨年の日本選手権2位、3位の高島由香(資生堂)、小海遥(第一生命グループ)がつく展開。1200m過ぎには五島と小海の一騎打ちとなった。

広告の下にコンテンツが続きます

74秒前後のペースを守りながら5000mを15分26秒で通過すると、5300mで五島がスパート。そこからは電子ペーサーを目標にタイムを目指した。だが、徐々にペースが落ち込み、今大会での即時内定は得られなかった。それでも、昨年12月の日本選手権で出した自己ベスト(30分58秒83)を上回る日本歴代6位をマークした。2位は小海遥(第一生命グループ)で31分10秒53だった。

ただ、ワールドランキング(Road to Paris)でターゲットナンバー(出場枠)の27に入って五輪出場資格が得られれば、代表入りの可能性が残されている。

◇第108回日本選手権10000m(5月3日/静岡・小笠山総合運動公園静岡スタジアム) パリ五輪代表選考会となる第108回日本選手権10000mが5月3日に静岡・エコパで行われ、女子は五島莉乃(資生堂)が30分53秒31で初優勝を飾った。 五輪参加標準記録30分40秒00を突破して優勝すればパリ五輪代表内定となる今大会。ライトでペースを知らせる電子ペーサーが導入され、30分50秒00(1周74秒)設定で行われたレースは、序盤から世界選手権2大会連続出場中の五島がチームメイトで先導役を務めるチェプングティチ・ジュディが飛び出し、昨年の日本選手権2位、3位の高島由香(資生堂)、小海遥(第一生命グループ)がつく展開。1200m過ぎには五島と小海の一騎打ちとなった。 74秒前後のペースを守りながら5000mを15分26秒で通過すると、5300mで五島がスパート。そこからは電子ペーサーを目標にタイムを目指した。だが、徐々にペースが落ち込み、今大会での即時内定は得られなかった。それでも、昨年12月の日本選手権で出した自己ベスト(30分58秒83)を上回る日本歴代6位をマークした。2位は小海遥(第一生命グループ)で31分10秒53だった。 ただ、ワールドランキング(Road to Paris)でターゲットナンバー(出場枠)の27に入って五輪出場資格が得られれば、代表入りの可能性が残されている。

女子10000m日本歴代10傑

30.20.44 新谷仁美(積水化学)      2020.12. 4 30.39.71 廣中璃梨佳(日本郵政グループ) 2022. 7.16 30.45.21 不破聖衣来(拓大1)       2021.12.11 30.48.89 渋井陽子(三井住友海上)    2002. 5. 3 30.51.81 福士加代子(ワコール)     2002.10. 8 30.53.31 五島莉乃(資生堂)       2024. 5. 3 30.57.26 高島由香(資生堂)       2023.12.10 30.57.67 小海遥(第一生命グループ)   2023.12.10 31.09.46 川上優子(沖電気宮崎)     2000. 7. 1 31.10.02 絹川愛(ミズノ)        2011. 6.22

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.18

400m・中島佑気ジョセフが日本勢34年ぶり決勝! 200m・鵜澤飛羽、井戸アビゲイル風果が準決勝に登場/東京世界陸上DAY6イブニングみどころ

◇東京世界陸上(9月13日〜21日/国立競技場)6日目 大会も後半戦を迎える東京世界陸上。日本男子短距離界に新たな歴史が生まれようとしている。 男子400m決勝に中島佑気ジョセフ(富士通)が挑む。予選で44秒44の日本記 […]

NEWS 最速王者も“10秒チャージ” 森永製菓が16万個以上の商品提供で東京世界陸上の参加選手を“応援チュウ!”

2025.09.18

最速王者も“10秒チャージ” 森永製菓が16万個以上の商品提供で東京世界陸上の参加選手を“応援チュウ!”

東京世界陸上オフィシャルサポーターの森永製菓は、9月13日から開催されている同大会の参加アスリートに「inゼリー」、「inバー」、「ハイチュウ」など日本生まれの栄養補助食品やお菓子を無償で提供しているが、その数量が16万 […]

NEWS 35km競歩金のダンフィー 20km競歩棄権表明「出場できないのは残念だが、レースには応援に行くつもり」/東京世界陸上

2025.09.18

35km競歩金のダンフィー 20km競歩棄権表明「出場できないのは残念だが、レースには応援に行くつもり」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場) 9月18日、東京世界陸上初日の男子35km競歩で金メダルを獲得したエヴァン・ダンフィー(カナダ)が、自身のSNSを更新し、8日目(20日)の20km競歩を棄権することを発 […]

NEWS DAY6イブニングセッションのチケット完売 残りのイブニングセッションも完売間近/東京世界陸上

2025.09.18

DAY6イブニングセッションのチケット完売 残りのイブニングセッションも完売間近/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京2025世界陸上財団は9月18日、大会6日目のイブニングセッションのチケットが完売したと発表した。13日のDAY1、14日のDAY2のイブニングセッションに続く […]

NEWS 川上勇士が富士山GXに入社 東海大などで活躍「チーム・会社に貢献できるように頑張る」

2025.09.18

川上勇士が富士山GXに入社 東海大などで活躍「チーム・会社に貢献できるように頑張る」

富士山GXは9月18日、川上勇士が9月16日付で入社・入部したと発表した。 千葉県出身の川上は鎌ケ谷中時代に、全中やジュニア五輪に出場。市船橋高では全国高校駅伝で1年時に5区、2年時には4区3位となっている。 進学した東 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top