HOME 国内

2024.03.03

ブダペスト世界陸上代表・山下一貴は本調子で挑めず46位「最後の1週間でバランス崩れた」/東京マラソン
ブダペスト世界陸上代表・山下一貴は本調子で挑めず46位「最後の1週間でバランス崩れた」/東京マラソン

24年東京マラソンで46位と苦戦した山下一貴

◇東京マラソン2024(3月3日/東京・東京都庁~東京駅前)

アボット・ワールドマラソンメジャーズの一つ、東京マラソン2024が3月3日に行われ、ブダペスト世界選手権代表の山下一貴(三菱重工)は2時間17分26秒で46位に終わった。

スタートラインに立った時点で本調子ではなかった。序盤の7km手前で日本人先頭集団から遅れ始め、最後まで見せ場を作れずフィニッシュ。「悔しい、と言うのもおこがましい結果」と自身の走りを総括した。

山下は駒大出身の26歳。前回大会では日本歴代3位の2時間5分51秒をマークし、日本人トップの7位を占めてブダペスト世界選手権代表入りにつなげた。 世界選手権では一時はメダルが見える5位まで浮上したが、終盤に両脚にケイレンを起こして12位。そこから1ヵ月半のスパンで挑んだ10月15日のMGCでは、回復が間に合わずに32位にとどまっていた。

11月上旬頃に左脚ハムストリングスの張りを覚え、さらに大会1週間前に「走りのバランスが崩れた」状況だった。黒木純監督からは「練習はできていないから、次につなげる走りをしよう」と言われていたという。

「1km2分57秒~58秒ペースを自分のものにできていなかった」と反省を口にした上で、「今回の経験を今後につなげていきたい」と前を向いた。

◇東京マラソン2024(3月3日/東京・東京都庁~東京駅前) アボット・ワールドマラソンメジャーズの一つ、東京マラソン2024が3月3日に行われ、ブダペスト世界選手権代表の山下一貴(三菱重工)は2時間17分26秒で46位に終わった。 スタートラインに立った時点で本調子ではなかった。序盤の7km手前で日本人先頭集団から遅れ始め、最後まで見せ場を作れずフィニッシュ。「悔しい、と言うのもおこがましい結果」と自身の走りを総括した。 山下は駒大出身の26歳。前回大会では日本歴代3位の2時間5分51秒をマークし、日本人トップの7位を占めてブダペスト世界選手権代表入りにつなげた。 世界選手権では一時はメダルが見える5位まで浮上したが、終盤に両脚にケイレンを起こして12位。そこから1ヵ月半のスパンで挑んだ10月15日のMGCでは、回復が間に合わずに32位にとどまっていた。 11月上旬頃に左脚ハムストリングスの張りを覚え、さらに大会1週間前に「走りのバランスが崩れた」状況だった。黒木純監督からは「練習はできていないから、次につなげる走りをしよう」と言われていたという。 「1km2分57秒~58秒ペースを自分のものにできていなかった」と反省を口にした上で、「今回の経験を今後につなげていきたい」と前を向いた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.12.12

月刊陸上競技2025年1月号

Contents W別冊付録 箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望 大会報道 福岡国際マラソン 吉田祐也 日本歴代3位の激走 涙の復活劇 全日本実業団対抗女子駅伝 JP日本郵政グループ 4年ぶりV 地域実業団駅伝 中学 […]

NEWS やり投・北口榛花2025年は「みんなで一緒にもう一度最高の感動を味わいたい!」タニタ健康大賞受賞でコンディション作りも明かす

2024.12.11

やり投・北口榛花2025年は「みんなで一緒にもう一度最高の感動を味わいたい!」タニタ健康大賞受賞でコンディション作りも明かす

健康総合企業の株式会社タニタが12月11日、日本人の健康づくりに貢献した個人・団体を顕彰する「タニタ健康大賞」を発表し、女子やり投のパリ五輪金メダリスト・北口榛花(JAL)が選ばれ、同日に贈賞式に出席した。 「競技中でも […]

NEWS 26年愛知アジア大会マラソン代表選考方針を発表!MGCシリーズ25-26覇者が内定

2024.12.11

26年愛知アジア大会マラソン代表選考方針を発表!MGCシリーズ25-26覇者が内定

日本陸連は12月11日、2026年に開催される愛知アジア大会のマラソン代表選考方針を発表した。 「国際競技会に通用する『勝負強さ』と『スピード』を有するとともに本大会において最大限に持てる力を発揮できる競技者を選出し、メ […]

NEWS 27年北京世界陸上マラソン代表選考方針が発表!MGCファストパス突破者、MGCシリーズ26-27覇者が内定

2024.12.11

27年北京世界陸上マラソン代表選考方針が発表!MGCファストパス突破者、MGCシリーズ26-27覇者が内定

日本陸連は12月11日、2027年北京世界選手権のマラソン代表選考方針を発表し、編成方針は「2027年度最重要国際競技会と位置づけ、メダル獲得および入賞を目指す競技者で選手団を編成する」とした。 そのうえで、代表内定基準 […]

NEWS 「速い選手」「強い選手」「勢いのある選手」の選考を!ロス五輪に向けマラソン代表選考方針示す

2024.12.11

「速い選手」「強い選手」「勢いのある選手」の選考を!ロス五輪に向けマラソン代表選考方針示す

日本陸連は12月11日、2028年ロサンゼルス五輪のマラソン代表選考の選考方針を明らかにした。 選考競技会としては、2021年東京、24年パリ五輪に向けてと同様に、代表選考レース「マラソングランドチャンピオンシップ(MG […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top