HOME 国内

2024.02.17

東京五輪銀の池田向希 連覇で五輪内定へ「パリの切符をつかむのが一番」/日本選手権20km競歩
東京五輪銀の池田向希 連覇で五輪内定へ「パリの切符をつかむのが一番」/日本選手権20km競歩

会見に臨んだ池田向希(旭化成)

◇第107回日本選手権20km競歩(2月18日/兵庫県神戸市・六甲アイランド)

パリ五輪代表選考会となる日本選手権20km競歩を前日に控え、有力選手が前日会見に臨んだ。男子会見には池田向希(旭化成)、山西利和(愛知製鋼)、川野将虎(旭化成)、髙橋英輝(富士通)が登壇した。

前回王者の池田は、「明日の目標は優勝とパリ五輪の内定」ときっぱりと話す。東京五輪では銀メダルを手にしている池田。金メダルを狙った昨年のブダペストでは15位に終わった。その後は「練習を継続することを第一に上積みを重ねてきた」と言う。

広告の下にコンテンツが続きます

というのも、銀メダルを手にした22年オレゴン後、「10月にケガ、11月に発熱などブレーキがあり、それが8月(ブダペスト)に響いた」と分析し、ここまでは「距離を踏むなど課題に取り組んできました。ケガや体調不良なく迎えられて良い状態です」と自信をのぞかせる。

前回の東京五輪内定時は東洋大の学生だった。当時は「代表権獲得を目指していた」ところから、世界大会のメダリストになり、「パリ五輪でもメダルを取りたい」と突き進んできた。明日のレースはその「通過点」と捉える。

パリ五輪代表の内定条件は派遣設定記録(1時間19分30秒)を突破した優勝者のみ。ただし、派遣設定記録を持つ(もしくは切って)選手が3位以内に入れば、選考条件の優先順で代表をほぼ手中に収める。

池田はすでに派遣設定記録をクリアしているため、「展開は読めませんが、タイムはそこまで気にせず、順位にこだわっていきたい」。

オレゴンのあとは自立心を高め、環境を変えてチャレンジしてきた池田。パリ五輪のメダルを目指し、まずは日本選手権連覇でパリ行きの切符をつかみとるつもりだ。

日本選手権20km競歩の男子は2月18日、朝8時50分にスタートする。

◇第107回日本選手権20km競歩(2月18日/兵庫県神戸市・六甲アイランド) パリ五輪代表選考会となる日本選手権20km競歩を前日に控え、有力選手が前日会見に臨んだ。男子会見には池田向希(旭化成)、山西利和(愛知製鋼)、川野将虎(旭化成)、髙橋英輝(富士通)が登壇した。 前回王者の池田は、「明日の目標は優勝とパリ五輪の内定」ときっぱりと話す。東京五輪では銀メダルを手にしている池田。金メダルを狙った昨年のブダペストでは15位に終わった。その後は「練習を継続することを第一に上積みを重ねてきた」と言う。 というのも、銀メダルを手にした22年オレゴン後、「10月にケガ、11月に発熱などブレーキがあり、それが8月(ブダペスト)に響いた」と分析し、ここまでは「距離を踏むなど課題に取り組んできました。ケガや体調不良なく迎えられて良い状態です」と自信をのぞかせる。 前回の東京五輪内定時は東洋大の学生だった。当時は「代表権獲得を目指していた」ところから、世界大会のメダリストになり、「パリ五輪でもメダルを取りたい」と突き進んできた。明日のレースはその「通過点」と捉える。 パリ五輪代表の内定条件は派遣設定記録(1時間19分30秒)を突破した優勝者のみ。ただし、派遣設定記録を持つ(もしくは切って)選手が3位以内に入れば、選考条件の優先順で代表をほぼ手中に収める。 池田はすでに派遣設定記録をクリアしているため、「展開は読めませんが、タイムはそこまで気にせず、順位にこだわっていきたい」。 オレゴンのあとは自立心を高め、環境を変えてチャレンジしてきた池田。パリ五輪のメダルを目指し、まずは日本選手権連覇でパリ行きの切符をつかみとるつもりだ。 日本選手権20km競歩の男子は2月18日、朝8時50分にスタートする。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.01

富士山女子駅伝の出場チーム決定!駿河台大が初出場 福岡大は3年ぶり、神戸学大は2年ぶり

日本学生陸上競技連合は12月1日、2025全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)の出場チームを発表した。 富士山女子駅伝には、10月に開催された全日本大学女子駅伝で上位12位以内に入り、出場を希望した大学に出場枠が与え […]

NEWS コスゲイ 中国国内最高タイムの2時間16分36秒で圧勝!男子はメンゲシャがV/上海マラソン

2025.12.01

コスゲイ 中国国内最高タイムの2時間16分36秒で圧勝!男子はメンゲシャがV/上海マラソン

11月30日、世界陸連(WA)プラチナラベルのロードレース、上海マラソンが開催され、女子は東京五輪銀メダルのB.コスゲイ(ケニア)が2時間16分36秒で優勝した。 コスゲイは31歳。自己ベストは19年にマークした2時間1 […]

NEWS WAライジングスター賞に3000m障害・セレムとハンマー投・張家楽 ベルギーのヴァン・デ・ベルデにフェアプレー賞

2025.12.01

WAライジングスター賞に3000m障害・セレムとハンマー投・張家楽 ベルギーのヴァン・デ・ベルデにフェアプレー賞

11月30日、世界陸連(WA)は2025アスレティクス・アワードを開催し、各賞の受賞者が発表された。 新人賞に該当するライジングスター賞は、東京世界選手権男子3000m障害銅メダルのE.セレム(ケニア)と、女子ハンマー投 […]

NEWS 2025年WAアスリート・オブ・ザ・イヤー発表! 世界陸上金のデュプランティス&マクローリン・レヴロンが授賞

2025.12.01

2025年WAアスリート・オブ・ザ・イヤー発表! 世界陸上金のデュプランティス&マクローリン・レヴロンが授賞

世界陸連(WA)は11月30日、ワールド・アスレティックス・アワード2025の受賞者を発表し、年間最優秀選手として男子はA.デュプランティス(スウェーデン)、女子はS.マクローリン・レヴロン(米国)が選ばれた。 デュプラ […]

NEWS 土間董哉5000m13分39秒13のU18歴代8位!留学生も好走 ボイ・ビリス13分27秒52&簡子傑台湾新/日体大長距離競技会

2025.11.30

土間董哉5000m13分39秒13のU18歴代8位!留学生も好走 ボイ・ビリス13分27秒52&簡子傑台湾新/日体大長距離競技会

第325回日体大長距離競技会兼第19回NITTAIDAI Challenge Gamesが11月30日、神奈川県横浜市の日体大健志台キャンパスで行われ、NCG男子5000mでは土間董哉(世羅高3広島)が10着ながら13分 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top