2024.01.05
男子走幅跳の橋岡優輝(富士通)が拠点とする米国・フロリダ州ジャクソンビルに向けて出国した。搭乗前に報道陣の取材に応じ、パリ五輪イヤーに向けた意気込みを語った。
22年11月から本格的に渡米し、男子短距離のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)も拠点とするタンブルウィードTCでトレーニングしている。23年シーズン終了後はオフを挟んで10月に渡米し、年末年始に一時帰国。今では米国に「帰る」イメージだ。
年末年始は「予定もなく、家族や親戚と過ごしました」と橋岡。初詣ではおみくじを引き、「1回目は末吉で是じゃダメだって、2回目に大吉でした」と笑う。
昨年は度重なるケガに苦しんだ。それでもブダペスト世界選手権に出場し、ダイヤモンドリーグ(DL)も初出場。ファイナルにも進んで3位に入った。ケガをしたことで「今まで以上に競技に向き合って、人間的にも成長できたと思います」と言う。
米国ではサニブラウンはもちろん、同クラブにトレイヴォン・ブロメル(米国)やラモント・マルセル・ジェイコブス(イタリア)、アンドレ・デグラス(カナダ)といった世界的スプリンターたちと練習をともにする。レナ・レイダー・コーチからは「スプリンターになれ」と指導を受ける。
冬季は跳躍練習はなく、錚々たる顔ぶれとスプリント練習。「なんでその助走で跳べているんだ」と言われるそうで、渡米後から助走の動きを見直してきた。自身でも走力アップを感じつつ「スプリントが一段上がれば、踏み切りも二段階上げないといけない」。その噛み合わせが難しい。それでも、「良いところ合わせられれば」と手応えをつかんでいる。
いよいよ幕を開けたパリ五輪イヤー。「1日、1日の練習を大切にしていきたい」。海外でのシーズンインとなりそうで、「ダイヤモンドリーグなど転戦できれば」とも。3~4月あたりとなりそうな初戦から参加標準記録(8m27)を超えるつもりでいる。
目標を聞かれ、「9秒台…」とおどけつつ記録面では「8m50」を最低ラインに定める。五輪では「メダル獲得。どの色が良い色かはみなさん知っていると思います」。勝負の年となる2024年を「陸上人生の最高のシーズンにしたい」と力を込めた。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.07
立命大が大会新で優勝 前回の雪辱果たす4年ぶりV/京都学生駅伝
-
2025.12.07
-
2025.12.07
-
2025.12.06
-
2025.12.01
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.07
Japan Athlete Games in Osakiが2月に開催 トラック種目は国内唯一の室内競技会
大崎町陸上競技の聖地創り実行委員会は、2026 Japan Athlete Games in Osakiを来年2月14日、15日の2日間の日程で開催すると発表した。 「Japan Athlete Games in Osa […]
2025.12.07
西山雄介が日本勢最上位でロス五輪MGC切符「非常に悔しい」終盤まで優勝争い展開、2年連続2位/福岡国際マラソン
◇福岡国際マラソン2025(12月7日/福岡市・平和台陸上競技場発着) MGCシリーズ2025-26男子G1の福岡国際マラソン2025が行われ、バイエリン・イエグゾー(エチオピア)が2時間7分51秒(速報値)で優勝した。 […]
2025.12.07
立命大が大会新で優勝 前回の雪辱果たす4年ぶりV/京都学生駅伝
第92回京都学生駅伝が12月7日、京都市の北大路橋西側河川敷をスタート、京産大総合グラウンドにフィニッシュする6区間43.8kmのコースで行われ、立命大Aが2時間11分45秒の大会新記録で4年ぶりの優勝を飾った。 立命大 […]
2025.12.07
大学対校男女混合駅伝の出場が決定! 前回より1チーム増の22チームに出場権 新潟医療福祉大が初出場
12月3日、関西学連は、2025年2月15日に開催される第6回全国大学対校男女混合駅伝の出場22チームを発表した。 同大会は第4回大会までは招待制で行われていたが、前回大会からシード制と世界陸連スコアリングテーブルを用い […]
2025.12.07
西山和弥が日本人トップの2位でMGC切符!23年ブダペスト世界陸上代表が復調気配/防府読売マラソン
◇第56回防府読売マラソン(12月7日/山口県防府市) MGCシリーズ2025-26の第56回防府読売マラソンが行われ、男子(G1)はワークナー・デレセ(ひらまつ病院)が23年ぶりの大会新記録となる2時間6分58秒(速報 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025