HOME 国内

2023.12.27

走幅跳・橋岡優輝 パリは「陸上人生の節目のオリンピック」冬季はケガなく順調
走幅跳・橋岡優輝 パリは「陸上人生の節目のオリンピック」冬季はケガなく順調

年末年始の一時帰国。日本でトレーニングする橋岡優輝

男子走幅跳の橋岡優輝(富士通)が一時帰国し、都内で日大の後輩たちと汗を流した。

1年前から米国を拠点とし、サニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)と同じタンブルウィードTCで練習を積む。この冬もシーズン後は渡米。現地でトレーニングを積んできたが、年末年始に一時帰国した。

この日は坂ダッシュやウエイトトレーニングを消化。拠点とする米国フロリダ州ジャクソンビルはこの時期でも20度近くなる日もあるようで、「東京は毎日、寒いです」と苦笑い。

広告の下にコンテンツが続きます

今季は度重なるケガに泣き、「試合に出ていない」と冗談めかすほど。世界選手権も予選敗退。ただ、ダイヤモンドリーグには初出場すると、ファイナルでも3位に食い込んだ。

オフを挟んで米国へ。「ケガもなく順調に練習を積めています。去年よりも練習の質が上がっています」と橋岡。「週6回練習」で、1日はリカバリーに充てる。「実質、オフはない。外に出られません」というほど、ハードな日々だ。

その中でも、前年は冬季の間でも細かなケガがあったが、この冬はそれもなく「レイナ(・レイダー)コーチの意図を理解して身体を動かすことができるようになってきました。成長を実感できています」と言う。

今年は同志とも言える北口榛花(JAL)が女子やり投で世界一となり、「すごいです。良き友であり、良きライバル。先を越されたなとは思いますが、喜びのほうが大きい」。

つかの間の帰国を経て、年明けすぐに再び渡米し、海外でシーズンインとなる予定だ。パリ五輪イヤーのスタート。「陸上人生の節目のオリンピックになると思っています」と覚悟がにじむ。「1試合目から参加標準記録(8m27)を跳びたい。とりあえずメダル」。まずは冬季練習後半で、新しいスプリントの動きと自分の感覚をすり合わせ、研ぎ澄ませていく。

男子走幅跳の橋岡優輝(富士通)が一時帰国し、都内で日大の後輩たちと汗を流した。 1年前から米国を拠点とし、サニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)と同じタンブルウィードTCで練習を積む。この冬もシーズン後は渡米。現地でトレーニングを積んできたが、年末年始に一時帰国した。 この日は坂ダッシュやウエイトトレーニングを消化。拠点とする米国フロリダ州ジャクソンビルはこの時期でも20度近くなる日もあるようで、「東京は毎日、寒いです」と苦笑い。 今季は度重なるケガに泣き、「試合に出ていない」と冗談めかすほど。世界選手権も予選敗退。ただ、ダイヤモンドリーグには初出場すると、ファイナルでも3位に食い込んだ。 オフを挟んで米国へ。「ケガもなく順調に練習を積めています。去年よりも練習の質が上がっています」と橋岡。「週6回練習」で、1日はリカバリーに充てる。「実質、オフはない。外に出られません」というほど、ハードな日々だ。 その中でも、前年は冬季の間でも細かなケガがあったが、この冬はそれもなく「レイナ(・レイダー)コーチの意図を理解して身体を動かすことができるようになってきました。成長を実感できています」と言う。 今年は同志とも言える北口榛花(JAL)が女子やり投で世界一となり、「すごいです。良き友であり、良きライバル。先を越されたなとは思いますが、喜びのほうが大きい」。 つかの間の帰国を経て、年明けすぐに再び渡米し、海外でシーズンインとなる予定だ。パリ五輪イヤーのスタート。「陸上人生の節目のオリンピックになると思っています」と覚悟がにじむ。「1試合目から参加標準記録(8m27)を跳びたい。とりあえずメダル」。まずは冬季練習後半で、新しいスプリントの動きと自分の感覚をすり合わせ、研ぎ澄ませていく。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.18

駒大4年生4本柱は主要区間を熱望! 主将・山川拓馬「エース区間に挑みたい」 佐藤圭汰「しっかり走って恩返しを」

第102回箱根駅伝で3年ぶりの総合優勝を狙う駒大が12月18日、オンラインで合同会見を行い、エントリー選手が出席した。 今季の駒大は4年生の4人が強力。それぞれ希望区間を問われると、主将の山川拓馬は2区と5区、伊藤蒼唯は […]

NEWS 箱根駅伝Stories/青学大3連覇へ、過去最高レベルの戦力 「チームを勝たせる走り」を結集

2025.12.18

箱根駅伝Stories/青学大3連覇へ、過去最高レベルの戦力 「チームを勝たせる走り」を結集

前回優勝メンバーから6人が卒業 前回、10時間41分19秒の大会新記録で連覇を飾ったメンバーから6人が卒業。それも4区で歴代2位の好タイムをマークした太田蒼生(現・GMOインターネットグループ)に5、6区連続区間新で、「 […]

NEWS 横山隆義氏が死去 由良育英高でインターハイ2度の総合V 全国高校駅伝でも準優勝に導く

2025.12.18

横山隆義氏が死去 由良育英高でインターハイ2度の総合V 全国高校駅伝でも準優勝に導く

鳥取・由良育英高(現・鳥取中央育英高)の陸上部顧問として、インターハイで2度の総合優勝に導き、高校駅伝でも全国大会で2度の準優勝を果たした横山隆義氏が、12月15日、肺炎のため亡くなった。81歳だった。 横山氏は1944 […]

NEWS 26年7月に第1回U23アジア選手権開催が決定! アジア跳躍選手権も実施予定

2025.12.18

26年7月に第1回U23アジア選手権開催が決定! アジア跳躍選手権も実施予定

アジア陸連は11月に理事会を開催し、2026年7月9日から12日の日程で、第1回U23アジア選手権を中国・オルドスで開催することを発表した。 陸上競技では、U18やU20など年齢別の競技会が実施されており、U20カテゴリ […]

NEWS 中大・吉居駿恭主将「一番恩返しできるのが優勝」 溜池一太は初マラソン意向も「箱根だけしか考えていない」

2025.12.18

中大・吉居駿恭主将「一番恩返しできるのが優勝」 溜池一太は初マラソン意向も「箱根だけしか考えていない」

第102回箱根駅伝で30年ぶりとなる総合優勝を狙う中大が12月18日、東京・八王子市の多摩キャンパスで合同取材を開いた。 主将の吉居駿恭(4年)は「昨年の11月中旬くらいに(総合優勝の)目標を立てました。昨年の全日本の結 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top