2023.12.27
12月27日、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)が男子長距離のジョセフ・カランジャ(愛知製鋼)にドーピング違反があったとして、3年間の資格停止を科したことを発表した。
カランジャはケニア出身の26歳。22年に来日し、今年2月の全日本実業団ハーフでは1時間0分25秒で優勝。6月の仙台ハーフでも1位と活躍していた。
しかし、9月に行われた全日本実業団選手権5000mで優勝(13分27秒31)した際のドーピング検査で、血流促進作用のあるトリメタジジンを検出。B検体分析でも同様に検出された上、本人からの不服申し立てもなかったことから、資格停止処分が決まった。
このことから、全日本実業団選手権の成績ならびに、10月7日の中部実業団選手権でマークされた10000m27分22秒20の記録は抹消される。
この結果を踏まえ、愛知製鋼は同日、本人との協議を経て雇用契約を解除することを発表。「今後二度とこのような事態を生じさせないよう、所属する全選手へのアンチ・ドーピングに関する知識や理解度の確認、およびルールの再教育を徹底します」とコメントした。
なお、愛知製鋼は1月1日に行われるニューイヤー駅伝に出場するが、カランジャはエントリーしていなかった。
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