HOME 高校

2023.12.22

大牟田高元監督の大見治夫氏が死去 全国高校駅伝で5度の日本一
大牟田高元監督の大見治夫氏が死去 全国高校駅伝で5度の日本一

2000年全国高校駅伝で優勝を果たし、選手たちと喜ぶ大見治夫監督(前列右から2人目)

大牟田高(福岡)の駅伝部監督として全国高校駅伝で5回の優勝に導いた大見治夫氏が12月20日午前、病気のため亡くなった。81歳。

大見氏は現役時代に大牟田高、日体大で活躍。1959年の全国高校駅伝において準優勝を果たしたほか、箱根駅伝も1961年から1964年まで4度出場した。

卒業後は母校・大牟田高に指導者として戻り、1972年から前任の佐野武士監督の後を継いで駅伝部監督に就任。それまでは県大会で福岡大大濠高や八幡大付高(現・九国大付高)に負けることも多かったチームを全国大会の常連校に育て上げた。

全国高校駅伝では1974年(25回)の2位を足掛かりに、75年(26回)、76年(27回)と連覇を達成。その後も2006年に勇退するまで全国に26回出場、21回の入賞を重ねた。監督として5度の優勝は西脇工高(兵庫)・渡辺公二監督の8回、埼玉栄高、仙台育英高(宮城)の渡辺高夫監督の7回、報徳学園高(兵庫)・鶴谷邦弘監督の6回に次いで、歴代4位タイの優勝回数となっている。

また、5000mで高校記録を樹立した吉富悟、土橋啓太や、1995年福岡ユニバーシアード5000m優勝の川内勝弘ら、多くの選手を育成した。

関係者の話によると、大見氏は近年は体調を崩して入退院を繰り返していたものの、前日までは元気にすごしていたという。今年は大牟田高が全国高校駅伝に3年ぶりの出場を決めており、また自身の誕生日が12月26日でもあることから、「誕生日の頃に全国大会の報告が聞けるのを楽しみにしている」と語っていたそうだ。

なお、大牟田高の選手たちは今週末の全国高校駅伝で喪章をつけて出場する予定という。

大牟田高(福岡)の駅伝部監督として全国高校駅伝で5回の優勝に導いた大見治夫氏が12月20日午前、病気のため亡くなった。81歳。 大見氏は現役時代に大牟田高、日体大で活躍。1959年の全国高校駅伝において準優勝を果たしたほか、箱根駅伝も1961年から1964年まで4度出場した。 卒業後は母校・大牟田高に指導者として戻り、1972年から前任の佐野武士監督の後を継いで駅伝部監督に就任。それまでは県大会で福岡大大濠高や八幡大付高(現・九国大付高)に負けることも多かったチームを全国大会の常連校に育て上げた。 全国高校駅伝では1974年(25回)の2位を足掛かりに、75年(26回)、76年(27回)と連覇を達成。その後も2006年に勇退するまで全国に26回出場、21回の入賞を重ねた。監督として5度の優勝は西脇工高(兵庫)・渡辺公二監督の8回、埼玉栄高、仙台育英高(宮城)の渡辺高夫監督の7回、報徳学園高(兵庫)・鶴谷邦弘監督の6回に次いで、歴代4位タイの優勝回数となっている。 また、5000mで高校記録を樹立した吉富悟、土橋啓太や、1995年福岡ユニバーシアード5000m優勝の川内勝弘ら、多くの選手を育成した。 関係者の話によると、大見氏は近年は体調を崩して入退院を繰り返していたものの、前日までは元気にすごしていたという。今年は大牟田高が全国高校駅伝に3年ぶりの出場を決めており、また自身の誕生日が12月26日でもあることから、「誕生日の頃に全国大会の報告が聞けるのを楽しみにしている」と語っていたそうだ。 なお、大牟田高の選手たちは今週末の全国高校駅伝で喪章をつけて出場する予定という。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.07.27

混合競歩代表の川野将虎「自分らしい粘り強い歩きで上位を目指したい」/パリ五輪

パリ五輪・陸上競技に向けて日本代表選手団が7月27日午前、出国前に羽田空港で会見を行い、意気込みを語った。 男女混合競歩リレー代表の川野将虎(旭化成)は前回の東京大会に続くオリンピック。「前回から3年間。一つの集大成」と […]

NEWS 北口榛花「新たな歴史を作れるよう」田中希実「それではみんなで、よーいどん!」日本代表コメント集/パリ五輪

2024.07.27

北口榛花「新たな歴史を作れるよう」田中希実「それではみんなで、よーいどん!」日本代表コメント集/パリ五輪

100年ぶりにフランス・パリを舞台に五輪が開幕した。陸上競技は8月1日から11日までの日程で行われる。開幕に合わせて日本オリンピック委員会(JOC)は日本代表の意気込みコメントを発表した。 2大会連続出場で女子主将を務め […]

NEWS 中大ルーキー・岡田開成が3000m7分55秒41! U20歴代4位の好タイム

2024.07.27

中大ルーキー・岡田開成が3000m7分55秒41! U20歴代4位の好タイム

7月26日、中大多摩キャンパス競技場で「Summer Night Run Festival in CHUO」が行われ、男子3000mで岡田開成(中大1)が7分55秒41とU20歴代4位のタイムをマークした。 同大会はこれ […]

NEWS 実業団 VS 大学生! 日本一を決める駅伝大会「EXPO EKIDEN 2025」の出場チーム要件決定

2024.07.26

実業団 VS 大学生! 日本一を決める駅伝大会「EXPO EKIDEN 2025」の出場チーム要件決定

7月26日、朝日放送グループホールディングスは大阪・関西万博開催を記念して実業団と大学生のトップチームがタスキをつなぐ駅伝「大阪・関西万博開催記念 ACN EXPO EKIDEN 2025」の大会概要を発表した。 この大 […]

NEWS ナイキがオストリッチデザインとオレンジを組み合わせた「エレクトリック パック」を発表 アルファフライ3などに採用

2024.07.26

ナイキがオストリッチデザインとオレンジを組み合わせた「エレクトリック パック」を発表 アルファフライ3などに採用

ナイキが7月26日、24年夏に向けた新たなラインナップ「エレクトリックパック」の発売を発表した。 55のユニークなシューズから構成される「エレクトリックパック」には、1987年の「エア サファリ」に採⽤されたアニマルプリ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年8月号 (7月12日発売)

2024年8月号 (7月12日発売)

W別冊付録
パリ五輪観戦ガイド&福岡インターハイ完全ガイド

page top