HOME 学生長距離

2023.12.16

【Playback箱根駅伝】第41回/日大がついに中大の連覇止める!新興の順大、国士大、日体大が3位~5位と健闘
【Playback箱根駅伝】第41回/日大がついに中大の連覇止める!新興の順大、国士大、日体大が3位~5位と健闘

第41回箱根駅伝/日大の高口徹が紙吹雪の中、読売本社前のフィニッシュに到着

第41回箱根駅伝総合成績をチェック

●総合成績
1位 日大  11時間30分41秒
2位 中大  11時間39分09秒
3位 順大  11時間43分58秒
4位 国士大 11時間45分55秒
5位 日体大 11時間47分39秒
6位 早大  12時間03分54秒
7位 専大  12時間03分56秒
8位 明大  12時間05分33秒
9位 東洋大 12時間13分05秒
10位 東教大 12時間22分21秒
11位 立教大 12時間23分46秒
12位 法大  12時間29分39秒
13位 東農大 12時間43分11秒
14位 青学大 13時間07分25秒
15位 神奈川大 13時間13分39秒
●区間賞
1区 大川賢明(国士大) 1時間05分50秒
2区 土谷和夫(日大) 1時間14分40秒
3区 鈴木従道(日大) 1時間01分46秒
4区 馬場和秋(日大) 1時間02分23秒
5区 濱崎眞造(立大) 1時間22分38秒
6区 奥貫博(日大) 1時間09分04秒
7区 師岡溢哺(中大) 1時間03分39秒
8区 松波慎介(順大) 1時間03分15秒
9区 宇佐美彰朗(日大) 1時間15分56秒
10区 高口徹(日大) 1時間03分41秒

2024年に箱根駅伝は第100回大会を迎える。記念すべき100回に向けて、これまでの歴史を改めて振り返る『Playback箱根駅伝』を企画。第1回大会から第99回大会まで、大会の様子を刻んでいく。(所属などは当時のもの)

第41回(1965年/昭和40年) 鈴木従道、宇佐美彰朗とのちの五輪ランナーが躍動 5区は立教大・浜崎真造が区間新

第1回プロ野球ドラフト会議が開催される1965年。第41回大会は、前人未到の7連覇に挑む中大と、7年ぶり制覇を狙う日大の2強とされた。 1区は前年に続き、国士大の大川賢明が区間賞を獲得する。中大と日大は区間6、7位で2区へとタスキをつないだ。2区は日大の土谷和夫が区間賞を獲得。3区も日大ルーキーの鈴木従道が1時間1分46秒と大会新記録で区間賞を獲り、続く4区も日大の馬場和秋が区間賞。往路は5時間52分1秒で日大が中大に4分36秒差をつけて制する。 出場9回目の国士大は5区の猪腰嘉勝が中大を抜いて往路2位に浮上。4位には順大と続いた。5区区間賞は立教大の浜崎真造が1時間22分38秒の区間新記録で獲得した。 大きくリードを奪った日大は、奥貫博が3年連続で6区区間賞を獲得。中大との差は6分51秒となった。8区では新人の大槻憲一が区間3位、9区では3年後のメキシコ五輪でマラソン代表となった宇佐美彰朗が、1時間15分56秒と区間新記録で優勝を決定付けた。続くアンカーの高口徹も区間賞を獲得し、日大は大会新記録となる11時間30分41秒で7年ぶり9回目の栄冠に輝いた。 中大は7区で師岡溢哺が2年ぶりに区間賞を獲得するも、日大から8分28秒と大差をつけられ、11時間39分9秒で2位。往路4位の順大は、8区の松波慎介が区間新記録で区間賞を取るなど追い上げ、参加8年目にして初の3位に入った。往路2位の国士大が総合4位。日体大、早大、専大、明大と続いた。一方、往路5位と健闘した立教大は復路12位と苦戦し、総合11位でレースを終えた。 参考文献:箱根駅伝90回記念誌(関東学生連盟)

第41回箱根駅伝総合成績をチェック

●総合成績 1位 日大  11時間30分41秒 2位 中大  11時間39分09秒 3位 順大  11時間43分58秒 4位 国士大 11時間45分55秒 5位 日体大 11時間47分39秒 6位 早大  12時間03分54秒 7位 専大  12時間03分56秒 8位 明大  12時間05分33秒 9位 東洋大 12時間13分05秒 10位 東教大 12時間22分21秒 11位 立教大 12時間23分46秒 12位 法大  12時間29分39秒 13位 東農大 12時間43分11秒 14位 青学大 13時間07分25秒 15位 神奈川大 13時間13分39秒 ●区間賞 1区 大川賢明(国士大) 1時間05分50秒 2区 土谷和夫(日大) 1時間14分40秒 3区 鈴木従道(日大) 1時間01分46秒 4区 馬場和秋(日大) 1時間02分23秒 5区 濱崎眞造(立大) 1時間22分38秒 6区 奥貫博(日大) 1時間09分04秒 7区 師岡溢哺(中大) 1時間03分39秒 8区 松波慎介(順大) 1時間03分15秒 9区 宇佐美彰朗(日大) 1時間15分56秒 10区 高口徹(日大) 1時間03分41秒

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.18

26年7月に第1回U23アジア選手権開催が決定! アジア跳躍選手権も実施予定

アジア陸上競技評議会(AAC)は、2026年7月9日から12日の日程で、第1回U23アジア選手権を中国・オルドスで開催することを発表した。 陸上競技では、U18やU20など年齢別の競技会が実施されており、U20カテゴリー […]

NEWS 中大・吉居駿恭主将「一番恩返しできるのが優勝」 溜池一太は初マラソン意向も「箱根だけしか考えていない」

2025.12.18

中大・吉居駿恭主将「一番恩返しできるのが優勝」 溜池一太は初マラソン意向も「箱根だけしか考えていない」

第102回箱根駅伝で30年ぶりとなる総合優勝を狙う中大が12月18日、東京・八王子市の多摩キャンパスで合同取材を開いた。 主将の吉居駿恭(4年)は「昨年の11月中旬くらいに(総合優勝の)目標を立てました。昨年の全日本の結 […]

NEWS 3年ぶりV奪還狙う駒大 藤田敦史監督「課題だった選手層に自信がある」大八木総監督、現状は「80点」/箱根駅伝

2025.12.18

3年ぶりV奪還狙う駒大 藤田敦史監督「課題だった選手層に自信がある」大八木総監督、現状は「80点」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝に出場する駒大が18日、オンラインで合同会見を開いて藤田敦史監督、大八木弘明総監督が出席した。 これまで8度の箱根駅伝総合優勝を誇る駒大。だが、2022年度に出雲駅伝、全日本大学駅伝と合わせて3冠を果た […]

NEWS 30年ぶり箱根駅伝総合Vへ中大が合同取材! 夏場の走り込みに手応え 藤原正和監督「調子の上昇曲線が非常に高い」

2025.12.18

30年ぶり箱根駅伝総合Vへ中大が合同取材! 夏場の走り込みに手応え 藤原正和監督「調子の上昇曲線が非常に高い」

第102回箱根駅伝で30年ぶりとなる総合優勝を狙う中大が12月18日、東京・八王子市の多摩キャンパスで合同取材を開いた。 藤原正和駅伝監督は「新チームになってから総合優勝という目標を定めてやってきました。残り半月は地に足 […]

NEWS 山梨学大元顧問の秋山勉さんが死去 創部から強豪への土台を築く、東農大で箱根駅伝4度出走

2025.12.18

山梨学大元顧問の秋山勉さんが死去 創部から強豪への土台を築く、東農大で箱根駅伝4度出走

山梨学大の元顧問で駅伝チームの始動から携わった秋山勉さんが12月17日、心室頻拍のため亡くなった。85歳だった。 秋山さんは山梨県甲府市出身で、山梨農林高時代に全国高校駅伝(1956年/第7回)で4区を走った実績がある。 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top