2023.11.03
毎週金曜日更新!?
★月陸編集部★
攻め(?)のアンダーハンド
リレーコラム🔥
毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ!
陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。
編集スタッフが週替りで綴って行きたいと思います。
暇つぶし程度にご覧ください!
第221回「天に極楽あり、地に蘇州・杭州あり」(向永拓史)
トラック&フィールドシーズンが終わりました! 今年は国内外合わせてたくさん取材に繰り出しました。北口榛花選手や田中希実選手ほどではないものの、4ヵ国も訪れることができました。7月にタイ・バンコク、8月にハンガリー・ブダペスト、秋には中国・杭州。もう1ヵ国はどこかって? それはブダペスト前の経由地だったトルコ・イスタンブール! ここも本当に素敵な場所でした。
杭州は七大古都の一つとされ、「天に極楽あり、地に蘇州・杭州あり」という言葉があるように、美しい地で有名だとか。意気揚々と初中国に向かいました。
到着すると、高層ビル・高層マンションのオンパレード。あれ? あの言葉って……? と困惑しました。バスでメディア村に送ってもらうと、そこからは競技場とバスで行き来するのが基本路線。ほとんど観光する隙がなく、一度会場外に出ようものなら、次はどこから入ればいいのかわからなくなる。厳しいセキュリティがありました。
「もう我慢できない!!!」
そうして檻の外に飛び出したのは現地に着いて4日目(早い)。もちろん、法外ではありませんのでご心配なく。地下鉄をフル活用して景勝地『西湖』に向かいました。ところが、中国の大型連休も相まって、人、人、人……。風光明媚とは。
しばらくは檻の中での生活(いや、しっかり取材をさせていただきました!)が続き、最終日が近づくにつれて悶々としてきます。
「行くぞ!!!」
またも3分置きに来る有能な地下鉄を活用し、街中へ繰り出しました。1回目は曇っていたので『西湖』に再びチャレンジ。夕焼けから夜にかけての西湖はなんとも美しい。2時間くらいかけてゆっくりと1周し、夜市を回ってメディア村へと戻りました。翌日は早朝バスで空港へ。今回は締め切り同時進行のバタバタでしたが、江南随一と言われる杭州の一端は見られたかな。
例の“フライング事件”や、なぜかミックスゾーンに子供連れがいる現象、公式会見が終わるや否やメディアが選手にサインをねだりにいく様子など……大会運営に思うところは多々あれど、2023年4ヵ国目も堪能しました。
来年4月には廈門と上海でダイヤモンドリーグが開催! うーん……。来年の1ヵ国目は中国? それとも…?
向永拓史(むかえ・ひろし) 月刊陸上競技編集部 新米(?)編集部員 1983年8月30日生まれ。16★cm、58kg、O型。石川県金沢市生まれ、滋賀県育ち。両親の仕事の都合で多数の引っ越しを経験し、幼少期より「どうせ友達になっても離れる」とひねくれて育つ。運動音痴で絵を描くのが好きな少年だったが、小4の時に開幕したJリーグの影響で三浦知良に心酔してサッカー少年に転向。2011年全中以降、陸上競技の取材をすることになり、現在に至る。身体作りを頑張って選手から「前はまんまるだった」と言われるほど痩せたらしい。ブダペスト世界選手権800m(メディアレース)で自己ベスト更新。 |
第221回「天に極楽あり、地に蘇州・杭州あり」(向永拓史)
トラック&フィールドシーズンが終わりました! 今年は国内外合わせてたくさん取材に繰り出しました。北口榛花選手や田中希実選手ほどではないものの、4ヵ国も訪れることができました。7月にタイ・バンコク、8月にハンガリー・ブダペスト、秋には中国・杭州。もう1ヵ国はどこかって? それはブダペスト前の経由地だったトルコ・イスタンブール! ここも本当に素敵な場所でした。 杭州は七大古都の一つとされ、「天に極楽あり、地に蘇州・杭州あり」という言葉があるように、美しい地で有名だとか。意気揚々と初中国に向かいました。 到着すると、高層ビル・高層マンションのオンパレード。あれ? あの言葉って……? と困惑しました。バスでメディア村に送ってもらうと、そこからは競技場とバスで行き来するのが基本路線。ほとんど観光する隙がなく、一度会場外に出ようものなら、次はどこから入ればいいのかわからなくなる。厳しいセキュリティがありました。 「もう我慢できない!!!」 そうして檻の外に飛び出したのは現地に着いて4日目(早い)。もちろん、法外ではありませんのでご心配なく。地下鉄をフル活用して景勝地『西湖』に向かいました。ところが、中国の大型連休も相まって、人、人、人……。風光明媚とは。 しばらくは檻の中での生活(いや、しっかり取材をさせていただきました!)が続き、最終日が近づくにつれて悶々としてきます。 「行くぞ!!!」 またも3分置きに来る有能な地下鉄を活用し、街中へ繰り出しました。1回目は曇っていたので『西湖』に再びチャレンジ。夕焼けから夜にかけての西湖はなんとも美しい。2時間くらいかけてゆっくりと1周し、夜市を回ってメディア村へと戻りました。翌日は早朝バスで空港へ。今回は締め切り同時進行のバタバタでしたが、江南随一と言われる杭州の一端は見られたかな。 例の“フライング事件”や、なぜかミックスゾーンに子供連れがいる現象、公式会見が終わるや否やメディアが選手にサインをねだりにいく様子など……大会運営に思うところは多々あれど、2023年4ヵ国目も堪能しました。 来年4月には廈門と上海でダイヤモンドリーグが開催! うーん……。来年の1ヵ国目は中国? それとも…?向永拓史(むかえ・ひろし) 月刊陸上競技編集部 新米(?)編集部員 1983年8月30日生まれ。16★cm、58kg、O型。石川県金沢市生まれ、滋賀県育ち。両親の仕事の都合で多数の引っ越しを経験し、幼少期より「どうせ友達になっても離れる」とひねくれて育つ。運動音痴で絵を描くのが好きな少年だったが、小4の時に開幕したJリーグの影響で三浦知良に心酔してサッカー少年に転向。2011年全中以降、陸上競技の取材をすることになり、現在に至る。身体作りを頑張って選手から「前はまんまるだった」と言われるほど痩せたらしい。ブダペスト世界選手権800m(メディアレース)で自己ベスト更新。 |
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2024.04.26
やり投・北口榛花 五輪シーズン初戦へ「結果がどうであれ次につなげられれば」/DL蘇州
2024.04.12
40年以上の人気シューズ”ペガサス”シリーズの最新作!「ナイキ ペガサス 41」が登場!
-
2024.04.26
-
2024.04.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.04.29
七種競技のヘンプヒル恵は5688点で13位 十種の丸山優真は5位につけるも途中棄権/マルチスターズ
世界陸連混成ツアー・ゴールドのマルチスターズが4月27日、28日の2日間、イタリア・ブレシアで行われ、女子七種競技に出場したヘンプヒル恵(アトレ)は5688点で13位だった。また、男子十種競技に出場していた丸山優真(住友 […]
2024.04.28
日本勢は金メダル8個獲得 中長距離で5種目制覇 記録では渕上翔太400mH49秒97、中谷魁聖が走高跳2m19をマーク/U20アジア選手権
◇第21回U20アジア選手権(4月24日~27日/UAE・ドバイ) 4日間の大会が終了し、男女合わせて29名が出場した日本勢は金メダル8個を含む21のメダルを獲得。昨年6月に韓国で行われた前回大会(金14個、メダル総数で […]
2024.04.28
バレガ5000m12分55秒68の大会新V 前週世界新のデュプランティスは6m00 3000m障害のチェプコエチも2連勝/DL蘇州
中国・蘇州で4月27日、ダイヤモンドリーグ(DL)第2戦が開催され、男子5000mでは東京五輪10000m金メダルのS.バレガ(エチオピア)が12分55秒68の大会新で優勝した。 バレガは現在24歳。18年にこの種目で1 […]
2024.04.28
織田記念スタートリスト発表 男子100m坂井隆一郎は最終エントリーせず 山縣亮太や多田修平、東田旺洋が出場へ
第58回織田幹雄記念国際大会(4月29日/広島広域公園陸上競技場)のスタートリストが4月28日、発表された。 GP(グランプリ)男子100m予選1組は、4レーンに多田修平(住友電工)。2組には4レーンにデーデー・ブルーノ […]
Latest Issue 最新号
2024年5月号 (4月12日発売)
パリ五輪イヤー開幕!