HOME 大学

2023.11.04

砲丸投・山田暉斗が17m04でMVP 第100回記念大会の法大・関大定期戦
砲丸投・山田暉斗が17m04でMVP 第100回記念大会の法大・関大定期戦

17m04で砲丸投に圧勝した山田暉斗(法大)

第100回法政大学・関西大学定期戦は11月3日、東京・町田市の法大多摩グラウンドで行われ、砲丸投では法大の1年生・山田暉斗が17m04で圧勝し、最優秀選手に選出された。

高校ナンバーワンの実績を引っ提げて神奈川・法政二高から内部進学した山田は、7月に17m52の自己ベストを放つと、9月の日本インカレでも17m50と安定した力を発揮して2位と健闘。今季最終戦となったこの日は元日本記録保持者である法大の先輩・山田壮太郎が保持していた大会記録(16m25、2007年)を16年ぶりに79cm塗り替え、来季は18m突破、その先には日本記録更新も見据えた。

このほか1500mを制した緒方春斗(法大)が3分49秒54をマークし、成田道彦(法大)が保持していた大会記録(3分50秒4、1976年)を47年ぶりに更新。100mと4×100mリレーの2種目に優勝した濱田澪(関大)とともに敢闘賞を受賞した。対抗戦は法大が23年連続で勝利し、通算成績を68勝23敗とした。

広告の下にコンテンツが続きます

この定期戦は関東大震災の翌年だった大正13年(1924年)、日本代表選手がひしめいていた“関西の雄”関大に法大側が申し込んで発足。戦前戦後の混乱などにより昭和14年から中止を余儀なくされたが、昭和23年に復活して今日に至っている。東西の大学による単独競技の対抗戦としては最古の歴史と伝統を誇り、両校OBは「互いに切磋琢磨し、次の100年に向けて継続してほしい」と口を揃えていた。

第100回法政大学・関西大学定期戦は11月3日、東京・町田市の法大多摩グラウンドで行われ、砲丸投では法大の1年生・山田暉斗が17m04で圧勝し、最優秀選手に選出された。 高校ナンバーワンの実績を引っ提げて神奈川・法政二高から内部進学した山田は、7月に17m52の自己ベストを放つと、9月の日本インカレでも17m50と安定した力を発揮して2位と健闘。今季最終戦となったこの日は元日本記録保持者である法大の先輩・山田壮太郎が保持していた大会記録(16m25、2007年)を16年ぶりに79cm塗り替え、来季は18m突破、その先には日本記録更新も見据えた。 このほか1500mを制した緒方春斗(法大)が3分49秒54をマークし、成田道彦(法大)が保持していた大会記録(3分50秒4、1976年)を47年ぶりに更新。100mと4×100mリレーの2種目に優勝した濱田澪(関大)とともに敢闘賞を受賞した。対抗戦は法大が23年連続で勝利し、通算成績を68勝23敗とした。 この定期戦は関東大震災の翌年だった大正13年(1924年)、日本代表選手がひしめいていた“関西の雄”関大に法大側が申し込んで発足。戦前戦後の混乱などにより昭和14年から中止を余儀なくされたが、昭和23年に復活して今日に至っている。東西の大学による単独競技の対抗戦としては最古の歴史と伝統を誇り、両校OBは「互いに切磋琢磨し、次の100年に向けて継続してほしい」と口を揃えていた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.16

中央学大がTKK株式会社とスポンサー契約 同大卒業生が代表取締役

中央学大駅伝部が「TKK株式会社」とスポンサー契約を結んだことを発表した。 同社は千葉県八千代市に本社を構え、主にプレキャストコンクリート鋼製型枠を取り扱うメーカー。中央学大卒業の安保誠司氏が代表取締役を務めており、「未 […]

NEWS 今年度限りでの「引退」を表明した村澤明伸インタビュー【前編】 大学3・4年時はトラックと駅伝の両立に挑戦したが「バランスを取るのが難しかった」

2025.12.16

今年度限りでの「引退」を表明した村澤明伸インタビュー【前編】 大学3・4年時はトラックと駅伝の両立に挑戦したが「バランスを取るのが難しかった」

全国高校駅伝で日本一に輝き、箱根駅伝は花の2区で快走。日本選手権10000mでも上位に食い込んだのが、村澤明伸(SGホールディングス、34歳)だ。紆余曲折を経て、今年度限りでの「引退」を表明したが、どんな競技生活を過ごし […]

NEWS ニューイヤー駅伝エントリー発表! トヨタ自動車は鈴木芽吹が登録も太田智樹が外れる 連覇目指す旭化成は葛西潤、Honda・小山直城、GMO・吉田祐也らエントリー!

2025.12.16

ニューイヤー駅伝エントリー発表! トヨタ自動車は鈴木芽吹が登録も太田智樹が外れる 連覇目指す旭化成は葛西潤、Honda・小山直城、GMO・吉田祐也らエントリー!

12月16日、日本実業団陸上競技連合は第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/2026年1月1日)のエントリー選手を発表した。70回記念大会の今回は、例年より3チーム多い、40チームがエントリーした。 前回、5年 […]

NEWS 赤﨑優花が自身の思いと感謝綴る 移籍は「前向きな決断」「この道を正解にします」

2025.12.16

赤﨑優花が自身の思いと感謝綴る 移籍は「前向きな決断」「この道を正解にします」

12月15日で第一生命グループを退社し、夫の赤﨑暁も所属するクラフティア(前・九電工)へ移籍加入した赤﨑優花(旧姓・鈴木)が自身のSNSを更新し、改めて思いを綴った。 昨年のパリ五輪女子マラソン6位入賞の赤﨑。「決して悲 […]

NEWS お詫びと訂正(月刊陸上競技2026年1月号)

2025.12.16

お詫びと訂正(月刊陸上競技2026年1月号)

月刊陸上競技2026年1月号別冊付録「全国高校駅伝総展望」に掲載したデータに誤りがございました。 正しいデータの情報を掲載するとともに、関係者の皆様にお詫びをし、訂正いたします。 男子 今治北(愛媛) 誤 都大路学校最高 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top