HOME 国内、世界陸上、日本代表
3連覇逃した男子20km競歩の山西利和 足りなかった土台作り「イチから積み上げていきたい」/世界陸上
3連覇逃した男子20km競歩の山西利和 足りなかった土台作り「イチから積み上げていきたい」/世界陸上

帰国した男子20km競歩の山西利和

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)

ブダペスト世界選手権に出場していた日本代表選手が8月27日午後に帰国。男子20km競歩で24位に終わり、19年ドーハ大会、22年オレゴン大会に続く3連覇を逃した山西利和(愛知製鋼)が千葉・成田空港で取材に応じた。

「目指していた結果ではなかった。この1年を振り返ってみると土台、ベースが足りなかったです」と敗因を分析した山西。昨年はオレゴン大会のあと、10月の全日本高畠大会で35km競歩に挑戦した。2時間26分18秒で優勝したものの「それまでの貯金を切り崩しながら出たようなもの」と語る。

広告の下にコンテンツが続きます

「11月はバタバタしてあまり練習できず、12月も脚に痛みが出た時期があって、10、11、12月は練習の総量も質も落ちていました」と振り返った。

パリ五輪や東京世界選手権で「金メダルを目指している」と語った山西。世界選手権で過去2大会を制したことで、東京五輪の代表に内定したり、ワイルドカードでの世界選手権出場権を得ていたが、来年のパリに出場するのは選考会で結果を残さなければならない。

「まずは秋冬の練習が大事。イチから積み上げていきたいです」と前を向いた。

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト) ブダペスト世界選手権に出場していた日本代表選手が8月27日午後に帰国。男子20km競歩で24位に終わり、19年ドーハ大会、22年オレゴン大会に続く3連覇を逃した山西利和(愛知製鋼)が千葉・成田空港で取材に応じた。 「目指していた結果ではなかった。この1年を振り返ってみると土台、ベースが足りなかったです」と敗因を分析した山西。昨年はオレゴン大会のあと、10月の全日本高畠大会で35km競歩に挑戦した。2時間26分18秒で優勝したものの「それまでの貯金を切り崩しながら出たようなもの」と語る。 「11月はバタバタしてあまり練習できず、12月も脚に痛みが出た時期があって、10、11、12月は練習の総量も質も落ちていました」と振り返った。 パリ五輪や東京世界選手権で「金メダルを目指している」と語った山西。世界選手権で過去2大会を制したことで、東京五輪の代表に内定したり、ワイルドカードでの世界選手権出場権を得ていたが、来年のパリに出場するのは選考会で結果を残さなければならない。 「まずは秋冬の練習が大事。イチから積み上げていきたいです」と前を向いた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.19

マラソン日本記録保持者・鈴木健吾が神奈川大のアンバサダー就任 「刺激や勇気を届けられる存在でありたい」

神奈川大は11月19日、男子マラソン日本記録保持者でOBの鈴木健吾が陸上部のアンバサダーに就任したと発表した。 鈴木は箱根駅伝では3年連続で2区を担い、3年時に区間賞を獲得。4年時には東京マラソンで2時間10分21秒で走 […]

NEWS 岡山・京山が今年も男女ともに全国出場! 全中1500m優勝・是枝愛香を擁する内部は26年ぶり/中学駅伝

2025.11.19

岡山・京山が今年も男女ともに全国出場! 全中1500m優勝・是枝愛香を擁する内部は26年ぶり/中学駅伝

12月14日に行われる第33回全国中学校駅伝の出場を懸けた県大会が、11月14日から16日にかけて、全国10県で行われた。 14日の岡山県大会では、2年前に全国男女優勝、女子は昨年も連覇を飾った京山が圧倒的な継走を披露。 […]

NEWS 世界クロカンU20日本代表選考会エントリー発表 新妻遼己、本田桜二郎、吉田星、真柴愛里、細見芽生ら

2025.11.19

世界クロカンU20日本代表選考会エントリー発表 新妻遼己、本田桜二郎、吉田星、真柴愛里、細見芽生ら

日本陸連は11月19日、第46回世界クロスカントリー選手権(2026年1月10日/米国・タラハシー)の男女U20日本代表代表選考会(11月30日/京都)のエントリーリストを発表した。 この選考会は世界クロカンのほかに、第 […]

NEWS 世界陸連フェアプレー賞最終候補者発表 棒高跳・カラリス、1500m・カー、3000m障害のヴァン・デ・ベルデの3名

2025.11.19

世界陸連フェアプレー賞最終候補者発表 棒高跳・カラリス、1500m・カー、3000m障害のヴァン・デ・ベルデの3名

世界陸連(WA)は11月18日、ワールド・アスレティクス・アワード2025のフェアプレー賞の最終候補者を発表した。 男子棒高跳のE.カラリス(ギリシャ)は東京世界選手権の銀メダリスト。自身の試技に臨むだけでなく、同種目の […]

NEWS エディオンDCエントリー 田中希実3年8ヵ月ぶりのトラック1万m 五島莉乃、樺沢和佳奈、高島由香、不破聖衣来も

2025.11.19

エディオンDCエントリー 田中希実3年8ヵ月ぶりのトラック1万m 五島莉乃、樺沢和佳奈、高島由香、不破聖衣来も

日本実業団連合は11月18日夜、エディオンディスタンスチャレンジin大阪2025(12月6日/大阪・ヤンマースタジアム長居)のエントリー選手を発表した。 女子10000mには田中希実(New Balance)がエントリー […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top