7月12日から16日まで開催されたアジア選手権の日本代表が17日、開催地のタイ・バンコクから帰国した。
男子200mを日本歴代8位タイ、学生歴代2位、大会新の20秒23(-0.4)で制した鵜澤飛羽(筑波大)は、「最初から勝つつもりで臨んだので、それが達成できたことは収穫です」と大会を振り返った。
6月の日本選手権を20秒32(-0.2)の自己新で初優勝していた鵜澤だったが、「後半力んでしまっていた」と納得のいく走りではなかった。今大会では「日本選手権の走りを修正すること」を課題とし、特に「後半70mでの減速を抑えること」を意識して臨んだ。
アジア記録(19秒88)保持者で2019年ドーハ世界選手権7位の実力者・謝震業(中国)も出場。決勝では鵜澤の1つ内側のレーンへ入った。コーナーを抜けたあたりで2mほど先行されたが、「焦らず、力まない」走りで終盤逆転し、自己新での優勝につなげた。
フェミ・オグノデ(カタール)が2015年に樹立した大会記録(20秒28)も0.05秒更新したが、「タイムについては、日本選手権の時点であれくらい出ると思っていました」と、特に喜ぶ様子はない。
野球から転向し、宮城・築館高2年時にインターハイ2冠。一躍大きな注目を集めたが、高3時には一時陸上から距離を置いた時期もあった。筑波大に進学してからは右脚を故障。今でも「リハビリの途中」と万全ではないが、その中でも徐々にその大器ぶりを示している。
今回の結果で初の世界選手権出場がほぼ決定的。「最低でも2本は走りたい」と、まずは準決勝進出を目指す。
スタート前の「かめはめ波ポーズ」でも話題を呼んだ次世代スプリンターが、いよいよ世界へ挑戦する。
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