HOME 国内、日本代表

2023.07.13

男子三段跳・池畠旭佳瑠が最終跳躍で16m73 土壇場のビッグジャンプで銀メダル獲得/アジア選手権
男子三段跳・池畠旭佳瑠が最終跳躍で16m73 土壇場のビッグジャンプで銀メダル獲得/アジア選手権

23年アジア選手権男子三段跳で16m73を跳び、銀メダルを獲得した池畠旭佳瑠

◇第25回アジア選手権(7月12日~16日/タイ・バンコク)2日目

アジア選手権の2日目午後セッションが行われ、男子三段跳では池畠旭佳瑠(駿河台大AC)が最終6回目にセカンドベストの16m73(+0.6)をジャンプし、銀メダルをつかみ取った。

広告の下にコンテンツが続きます

3回目に今季日本最高の16m42(+0.1)をマークし、3位でトップ8に進んだ池畠。だが、4回目に中国の選手に抜かれて4位に落ちると、4回目、5回目は連続ファウルで記録を伸ばせずに最終跳躍を迎える。

走路のサーフェスの柔らかさを感じていたが、「それを使って跳ねればいい」。試合中には男子400mで同じ埼玉出身の佐藤拳太郎(富士通)がブダペスト世界陸上参加標準を突破する日本歴代2位の45秒00で金メダルに輝き、刺激を受けた。

その中で挑んだ跳躍は3つのジャンプをきれいに伸ばし、日本歴代10位の自己ベスト(16m75)にあと2cmと迫った。2人を抜いて2位に躍進し、「本当に楽しく試合ができました」と笑顔が弾けた。

埼玉・聖望学園高から東海大へ進み、卒業後は駿河台大のコーチを務めながら競技を続けている。自己ベストは2020年で、そこから記録を伸ばせない時期もあったが、今季は3年ぶりに日本選手権を制するなど復調してきた。

広告の下にコンテンツが続きます

ワールドランキングの大きなポイントを獲得し、ブダペスト世界陸上のターゲットナンバー(36)入りも視野に入ってくる。「次につながれば選手としてがんばりたい」と池畠。ただそれ以上に、大学のコーチなど指導者の立場も含め、「競技を続けて、純粋に競技を楽しむ」という気持ちを強く持っている。

◇第25回アジア選手権(7月12日~16日/タイ・バンコク)2日目 アジア選手権の2日目午後セッションが行われ、男子三段跳では池畠旭佳瑠(駿河台大AC)が最終6回目にセカンドベストの16m73(+0.6)をジャンプし、銀メダルをつかみ取った。 3回目に今季日本最高の16m42(+0.1)をマークし、3位でトップ8に進んだ池畠。だが、4回目に中国の選手に抜かれて4位に落ちると、4回目、5回目は連続ファウルで記録を伸ばせずに最終跳躍を迎える。 走路のサーフェスの柔らかさを感じていたが、「それを使って跳ねればいい」。試合中には男子400mで同じ埼玉出身の佐藤拳太郎(富士通)がブダペスト世界陸上参加標準を突破する日本歴代2位の45秒00で金メダルに輝き、刺激を受けた。 その中で挑んだ跳躍は3つのジャンプをきれいに伸ばし、日本歴代10位の自己ベスト(16m75)にあと2cmと迫った。2人を抜いて2位に躍進し、「本当に楽しく試合ができました」と笑顔が弾けた。 埼玉・聖望学園高から東海大へ進み、卒業後は駿河台大のコーチを務めながら競技を続けている。自己ベストは2020年で、そこから記録を伸ばせない時期もあったが、今季は3年ぶりに日本選手権を制するなど復調してきた。 ワールドランキングの大きなポイントを獲得し、ブダペスト世界陸上のターゲットナンバー(36)入りも視野に入ってくる。「次につながれば選手としてがんばりたい」と池畠。ただそれ以上に、大学のコーチなど指導者の立場も含め、「競技を続けて、純粋に競技を楽しむ」という気持ちを強く持っている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.06.15

編集部コラム「私のインターハイ地区大会」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 広告の下にコンテンツが続きます 攻め(?)のアンダーハンドリレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃 […]

NEWS NCG5000mはアジア選手権5位・荒井七海が13分47秒58で日本人トップ!東海大・永本脩が学生トップ/日体大長距離競技会

2025.06.15

NCG5000mはアジア選手権5位・荒井七海が13分47秒58で日本人トップ!東海大・永本脩が学生トップ/日体大長距離競技会

第322回日本体育大学長距離競技会兼第16回NITTAIDAI Challenge Games(NCG)の2日目が6月15日に行われ、最終種目のNCG男子5000mはB.キプトゥー(麗澤大)が13分46秒77で1着を占め […]

NEWS 小原響が3000m障害で8分22秒64の日本歴代8位!セイコーGGPに続く自己新マーク

2025.06.15

小原響が3000m障害で8分22秒64の日本歴代8位!セイコーGGPに続く自己新マーク

6月14日に米国・ポートランドで行われたポートランド・トラックフェスティバルの男子3000m障害で、小原響(GMOインターネットグループ)が日本歴代8位の8分22秒64をマークした。 大会は世界陸連コンチネンタルツアー・ […]

NEWS 久保凛が800m2分02秒76の大会新でV3!! 1500mと2年連続2冠「チームへの貢献を考えていた」/IH近畿

2025.06.15

久保凛が800m2分02秒76の大会新でV3!! 1500mと2年連続2冠「チームへの貢献を考えていた」/IH近畿

◇インターハイ近畿地区大会(6月12~15日/京都市・たけびしスタジアム京都)4日目 広島インターハイを懸けた近畿地区大会の4日目が行われ、女子800mは久保凛(東大阪大敬愛3大阪)が昨年自らがマークした大会記録を0.7 […]

NEWS 青学大・塩出翔太が10000m28分55秒81の自己新!800mは金子1分46秒59、日本インカレ400m2連覇の田邉1分48秒16/日体大長距離競技会

2025.06.15

青学大・塩出翔太が10000m28分55秒81の自己新!800mは金子1分46秒59、日本インカレ400m2連覇の田邉1分48秒16/日体大長距離競技会

第322回日本体育大学長距離競技会兼第16回NITTAIDAI Challenge Games(NDG)の1日目が6月14日に行われ、雨のなか、各組で好レースが繰り広げられた。 男子10000mでは2組で1着(28分53 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top