HOME 国内、大学、日本代表
女子ハンマー投はマッカーサー・ジョイが銀「次のアジア大会では1位を狙いたい」 村上来花は銅で日本勢Wメダル/アジア選手権
女子ハンマー投はマッカーサー・ジョイが銀「次のアジア大会では1位を狙いたい」 村上来花は銅で日本勢Wメダル/アジア選手権

女子ハンマー投でメダルを獲得して笑顔を見せたマッカーサー・ジョイ(右)と村上来花

◇第25回アジア選手権(7月12日~16日/タイ・バンコク)2日目

アジア選手権の2日目午後セッションが行われ、女子ハンマー投ではマッカーサー・ジョイ(NMFA)が66m56で銀メダル、村上来花(九州共立大)が64m17で銅メダル。日本記録(69m89)保持者とU20世界陸上銅メダリストが、ともに表彰台に上がった。この種目の複数メダルは2011年神戸大会以来5大会ぶりだ。

マッカーサーは「うれしいけど、ちょっと悔しい」。優勝を狙って臨み、この日の最高記録となった最終投てきでは「本当に良かった」という出来。一方で、それを「前半で出せていれば、もうちょっと伸びた」と反省を口にする。

米国出身でバスケットボール元日本代表の父エリック・マッカーサーさんと、日本人の母を持つ。生後5ヵ月から8歳まで名古屋で過ごし、米国・ロサンゼルスに移り住んだ。昨年2月に日本国籍を選択し、待望の日本代表としての初試合に「緊張した」と言うが、「代表になったからにはちゃんと投げないといけない」と臨んでいた。4月に米国・ロサンゼルスで70mに迫る日本新をマークした実力を、アジアの舞台でしっかりと発揮した。

「次のアジア大会では1位を狙いたい」と力強く語ったマッカーサー。今後は米国に戻り、もう1度トレーニングに集中するという。

村上も「初めてのシニアの国際大会で銅メダルを取れて、目標だったのですごくうれしい」と笑顔で振り返った。

「ターンへの入りもしっかり決まっていて、調子も良かった」そうで、3投目に63m70、そして4投目に学生記録の自己ベスト(65m33)、同じ大会で出した64m26に次ぐ自己3番目の記録をマークした。3投目までに記録を残し、後半に伸ばす。「これからもそういった試合展開ができるように練習も経験値も積んでいきたい」と力強く語った。

広告の下にコンテンツが続きます

昨年はU20の世界3位となり、今年はシニアでアジアの3位。大学2年のホープは、8月上旬に控えるワールドユニバーシティゲームズに向けて、「しっかり調整して、がんばりたい。また表彰台に立てたらいいなと思います」と抱負を語った。

◇第25回アジア選手権(7月12日~16日/タイ・バンコク)2日目 アジア選手権の2日目午後セッションが行われ、女子ハンマー投ではマッカーサー・ジョイ(NMFA)が66m56で銀メダル、村上来花(九州共立大)が64m17で銅メダル。日本記録(69m89)保持者とU20世界陸上銅メダリストが、ともに表彰台に上がった。この種目の複数メダルは2011年神戸大会以来5大会ぶりだ。 マッカーサーは「うれしいけど、ちょっと悔しい」。優勝を狙って臨み、この日の最高記録となった最終投てきでは「本当に良かった」という出来。一方で、それを「前半で出せていれば、もうちょっと伸びた」と反省を口にする。 米国出身でバスケットボール元日本代表の父エリック・マッカーサーさんと、日本人の母を持つ。生後5ヵ月から8歳まで名古屋で過ごし、米国・ロサンゼルスに移り住んだ。昨年2月に日本国籍を選択し、待望の日本代表としての初試合に「緊張した」と言うが、「代表になったからにはちゃんと投げないといけない」と臨んでいた。4月に米国・ロサンゼルスで70mに迫る日本新をマークした実力を、アジアの舞台でしっかりと発揮した。 「次のアジア大会では1位を狙いたい」と力強く語ったマッカーサー。今後は米国に戻り、もう1度トレーニングに集中するという。 村上も「初めてのシニアの国際大会で銅メダルを取れて、目標だったのですごくうれしい」と笑顔で振り返った。 「ターンへの入りもしっかり決まっていて、調子も良かった」そうで、3投目に63m70、そして4投目に学生記録の自己ベスト(65m33)、同じ大会で出した64m26に次ぐ自己3番目の記録をマークした。3投目までに記録を残し、後半に伸ばす。「これからもそういった試合展開ができるように練習も経験値も積んでいきたい」と力強く語った。 昨年はU20の世界3位となり、今年はシニアでアジアの3位。大学2年のホープは、8月上旬に控えるワールドユニバーシティゲームズに向けて、「しっかり調整して、がんばりたい。また表彰台に立てたらいいなと思います」と抱負を語った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.12.11

やり投・北口榛花2025年は「みんなで一緒にもう一度最高の感動を味わいたい!」タニタ健康大賞受賞でコンディション作りも明かす

健康総合企業の株式会社タニタが12月11日、日本人の健康づくりに貢献した個人・団体を顕彰する「タニタ健康大賞」を発表し、女子やり投のパリ五輪金メダリスト・北口榛花(JAL)が選ばれ、同日に贈賞式に出席した。 「競技中でも […]

NEWS 26年愛知アジア大会マラソン代表選考方針を発表!MGCシリーズ25-26覇者が内定

2024.12.11

26年愛知アジア大会マラソン代表選考方針を発表!MGCシリーズ25-26覇者が内定

日本陸連は12月11日、2026年に開催される愛知アジア大会のマラソン代表選考方針を発表した。 「国際競技会に通用する『勝負強さ』と『スピード』を有するとともに本大会において最大限に持てる力を発揮できる競技者を選出し、メ […]

NEWS 27年北京世界陸上マラソン代表選考方針が発表!MGCファストパス突破者、MGCシリーズ26-27覇者が内定

2024.12.11

27年北京世界陸上マラソン代表選考方針が発表!MGCファストパス突破者、MGCシリーズ26-27覇者が内定

日本陸連は12月11日、2027年北京世界選手権のマラソン代表選考方針を発表し、編成方針は「2027年度最重要国際競技会と位置づけ、メダル獲得および入賞を目指す競技者で選手団を編成する」とした。 そのうえで、代表内定基準 […]

NEWS 「速い選手」「強い選手」「勢いのある選手」の選考を!ロス五輪に向けマラソン代表選考方針示す

2024.12.11

「速い選手」「強い選手」「勢いのある選手」の選考を!ロス五輪に向けマラソン代表選考方針示す

日本陸連は12月11日、2028年ロサンゼルス五輪のマラソン代表選考の選考方針を明らかにした。 選考競技会としては、2021年東京、24年パリ五輪に向けてと同様に、代表選考レース「マラソングランドチャンピオンシップ(MG […]

NEWS ニューイヤー駅伝のエントリー発表! トヨタ自動車は太田智樹、西山雄介 Hondaはパリ代表・小山直城、青木涼真ら 東日本VのGMOは吉田祐也が登録

2024.12.11

ニューイヤー駅伝のエントリー発表! トヨタ自動車は太田智樹、西山雄介 Hondaはパリ代表・小山直城、青木涼真ら 東日本VのGMOは吉田祐也が登録

12月11日、日本実業団陸上競技連合は第69回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/2025年1月1日)のエントリー選手を発表した。 前回4回目の優勝を飾ったトヨタ自動車はパリ五輪10000m代表の太田智樹や福岡国際マ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top