HOME 国内、世界陸上

2023.07.06

サニブラウン、橋岡優輝がブダペスト世界陸上へ前進!DLの結果でランキング上昇
サニブラウン、橋岡優輝がブダペスト世界陸上へ前進!DLの結果でランキング上昇

ブダペスト世界選手権の出場圏内に入ったサニブラウン・アブデル・ハキームと橋岡優輝

世界陸連(WA)のブダペスト世界選手権の出場権獲得者をリスト化した「Road to Budapest 23」が更新された。

これは各種目の参加標準記録突破者に加えてワールドランキングによって構成され、ターゲットナンバー(出場枠)に入るかどうかの指標となる。有効期間は7月30日で、8月2日にWAから参加資格者が発表。それを基に日本陸連が選考要項に沿って代表を選出する。

男子100mでオレゴン世界選手権7位のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が、これまで圏外だったところから最新のリストでターゲットナンバーの「48」枠以内に入ってきた。7月2日のダイヤモンドリーグ(DL)ストックホルムで100m6位。このポイントが加算されたかたちだ。

サニブラウンはオレゴン入賞(最上位)のため、ブダペスト世界選手権の参加標準記録(10秒00)を突破すれば代表に内定する状況だが、現時点で突破には至っていない。日本選手権でも決勝で脚のケイレンの影響から8位だった。8月2日発表の参加資格者に入れば代表に内定。なお、100mのターゲットナンバー内には、日本選手権1~3位の坂井隆一郎(大阪ガス)、栁田大輝(東洋大)、小池祐貴(住友電工)も入っている。

また、男子走幅跳で東京五輪6位、ドーハ・オレゴンの2大会連続世界選手権代表となっている橋岡優輝(富士通)も今回新たにランクイン。これまで試合数(5試合)に足りておらずリスト外だったが、DLローザンヌで3位に入って条件を満たし、ターゲットナンバー36の中で26位に食い込んできた。同種目では他に、参加標準記録を突破している吉田弘道(神崎郡陸協)、城山正太郎(ゼンリン)がターゲットナンバー内にいる。

有効期間終了まで残り1ヵ月を切ったが、各国のナショナルチャンピオンシップが開催され、世界各地でWAコンチネンタルツアーも実施。「Road to Budapest 23」も大きく変動していく。未だ内定を得ていない国内選手たちも海外遠征を敢行している選手も多い。7月12日から行われるアジア選手権はWAのカテゴリーも高く、重要なポイントとなる。

7月6日時点で、マラソン・競歩を除いてブダペスト世界選手権代表に内定しているのは、男子が110mハードルの泉谷駿介(住友電工)と高山峻野(ゼンリン)、3000m障害の三浦龍司(順大)の3人。女子はやり投の北口榛花(JAL)1人だけとなっている。日本選手権3位以内に入った選手が参加標準記録を突破すれば即内定となる(※オレゴン入賞者のいる種目を除く)。

広告の下にコンテンツが続きます

ブダペスト世界選手権は8月19日から27日の日程で行われる。

世界陸連(WA)のブダペスト世界選手権の出場権獲得者をリスト化した「Road to Budapest 23」が更新された。 これは各種目の参加標準記録突破者に加えてワールドランキングによって構成され、ターゲットナンバー(出場枠)に入るかどうかの指標となる。有効期間は7月30日で、8月2日にWAから参加資格者が発表。それを基に日本陸連が選考要項に沿って代表を選出する。 男子100mでオレゴン世界選手権7位のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が、これまで圏外だったところから最新のリストでターゲットナンバーの「48」枠以内に入ってきた。7月2日のダイヤモンドリーグ(DL)ストックホルムで100m6位。このポイントが加算されたかたちだ。 サニブラウンはオレゴン入賞(最上位)のため、ブダペスト世界選手権の参加標準記録(10秒00)を突破すれば代表に内定する状況だが、現時点で突破には至っていない。日本選手権でも決勝で脚のケイレンの影響から8位だった。8月2日発表の参加資格者に入れば代表に内定。なお、100mのターゲットナンバー内には、日本選手権1~3位の坂井隆一郎(大阪ガス)、栁田大輝(東洋大)、小池祐貴(住友電工)も入っている。 また、男子走幅跳で東京五輪6位、ドーハ・オレゴンの2大会連続世界選手権代表となっている橋岡優輝(富士通)も今回新たにランクイン。これまで試合数(5試合)に足りておらずリスト外だったが、DLローザンヌで3位に入って条件を満たし、ターゲットナンバー36の中で26位に食い込んできた。同種目では他に、参加標準記録を突破している吉田弘道(神崎郡陸協)、城山正太郎(ゼンリン)がターゲットナンバー内にいる。 有効期間終了まで残り1ヵ月を切ったが、各国のナショナルチャンピオンシップが開催され、世界各地でWAコンチネンタルツアーも実施。「Road to Budapest 23」も大きく変動していく。未だ内定を得ていない国内選手たちも海外遠征を敢行している選手も多い。7月12日から行われるアジア選手権はWAのカテゴリーも高く、重要なポイントとなる。 7月6日時点で、マラソン・競歩を除いてブダペスト世界選手権代表に内定しているのは、男子が110mハードルの泉谷駿介(住友電工)と高山峻野(ゼンリン)、3000m障害の三浦龍司(順大)の3人。女子はやり投の北口榛花(JAL)1人だけとなっている。日本選手権3位以内に入った選手が参加標準記録を突破すれば即内定となる(※オレゴン入賞者のいる種目を除く)。 ブダペスト世界選手権は8月19日から27日の日程で行われる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.12.05

東京世界陸上チケットを年末年始に特別販売! 1月末からの一般販売も決定!先行ですでに20万枚を販売

東京2025世界陸上財団は12月5日、東京世界選手権(25年9月13日~21日)のチケットを、年末年始特別販売として12月25日から2025年1月7日まで販売することを発表した。すでに先行販売で売り切れた席種も追加される […]

NEWS パリ五輪代表の栁田大輝がDA修了「ここが終わりではなく進化していきたい」ハードな冬季練習積み「世界陸上でメダル」目指す

2024.12.05

パリ五輪代表の栁田大輝がDA修了「ここが終わりではなく進化していきたい」ハードな冬季練習積み「世界陸上でメダル」目指す

日本陸連ダイヤモンドアスリート認定式が12月5日に行われた。このプログラムは東京オリンピックに向けた中長期的なエリートアスリートの国際人としての育成を目的に2014年にスタートしたプロジェクト。第7期から認定されてきた男 […]

NEWS ダイヤモンドアスリート認定の中谷魁聖「海外経験を積んでいきたい」来春、東海大へ進学しU20日本新目指す

2024.12.05

ダイヤモンドアスリート認定の中谷魁聖「海外経験を積んでいきたい」来春、東海大へ進学しU20日本新目指す

日本陸連ダイヤモンドアスリート認定式が12月5日に行われた。このプログラムは東京オリンピックに向けた中長期的なエリートアスリートの国際人としての育成を目的に2014年にスタートし、今回が第11期となる。今回から、自薦・他 […]

NEWS 走高跳・中谷魁聖がダイヤモンドアスリート新規認定「世界に羽ばたけるように」古賀、濱、ドルーリーがNextage認定

2024.12.05

走高跳・中谷魁聖がダイヤモンドアスリート新規認定「世界に羽ばたけるように」古賀、濱、ドルーリーがNextage認定

日本陸連ダイヤモンドアスリート認定式が12月5日に行われた。このプログラムは東京オリンピックに向けた中長期的なエリートアスリートの国際人としての育成を目的に2014年にスタートし、今回が第11期となる。今回から、自薦・他 […]

NEWS 世界クロカン選手権は奇数年開催に変更 25年世界ロードランニング選手権ハーフは9月28日午前6時30分スタート

2024.12.05

世界クロカン選手権は奇数年開催に変更 25年世界ロードランニング選手権ハーフは9月28日午前6時30分スタート

世界陸連(WA)は12月3日〜4日にかけて理事会を実施し、今後の大会スケジュールなどについて発表した。 26年に世界陸上アルティメット選手権が新たにスタートし、世界大会が混み合うことから、世界クロスカントリー選手権が偶数 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top