◇第26回日本学生ハーフマラソン選手権(3月12日/東京・立川市)
優勝した篠原倖太朗(駒大2)から13秒後、2番手でフィニッシュラインに飛び込んだのは前回6位の吉田礼志(中央学大2)だった。
レース後、開口一番に「優勝狙っていたので……」と悔しさをにじませた。その言葉には、敗れた相手が拓大紅陵高時代からのライバルであったこと、レース中にアクシデントがあったことなど、さまざまな思いが込められていた。
吉田は昨年12月に10000mで27分58秒60と現役日本人学生3番手の好記録をマーク。その勢いそのままに今年2月の丸亀ハーフで日本歴代9位、日本人学生歴代2位の1時間0分31秒をマークしたが、そのレースで先着(1時間0分11秒)を許したのが篠原だった。
「篠原とは高校時代から千葉県内で一緒に走ってきた仲。丸亀ハーフでは負けてしまったので、今回は絶対に勝ちたいと思っていました」
しかし、レース中盤に靴紐がほどけるアクシデントが発生。先頭集団につけていたものの、結び直して10秒ほど集団から離れてしまった。
その後、篠原は15km付近の給水地点でスパート。その時点で吉田は大きく出遅れており、2位に上がるのが精いっぱいだった。
篠原との差は13秒。靴紐を結び直すロス時間を考えれば、「あれがなければ優勝を狙えたと思うので悔しいです」と考えるのは自然だろう。
それでも、「単純に準備ができていなかったということ。それが自分の課題です」とすぐに気持ちを切り替えている。
「最低限3位以内を確保でき、ワールドユニバーシティゲームズの代表権をつかむことができました。今度はしっかり準備を進めたいと思います」と、8月に行われる自身初の国際大会出場へ意欲を示した。
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