9月17日から19日の3日間、第33回関東学生新人が神奈川・相模原ギオンスタジアムで開催された。台風の影響が懸念されたが、2、3日目は荒天となったものの無事に終了した。
2日目に行われた男子110mハードル決勝は、小池綾(法大1)が13秒78(+1.9)で優勝。U20日本歴代7位の好記録だった。
「手応えはなかった」という小池。スタートは鹿田真翔(順大1)が飛び出すが、それに引っ張られるように「スピードに乗れた」という小池も、苦手の前半からしっかりとついて行く。
191cmの長身を生かして中盤以降に抜け出した小池。後半は「身体が起きてしまって詰めが甘かった」と振り返るものの、これまでのベスト13秒90を大幅に更新した。「自己ベストとなる13秒8台に入ればと思っていたので(78は)ビックリ。勝ち切れたのも良かったです」と笑顔を見せる。
中学時代に四種競技で全中優勝しているように関係者から注目を集め、大阪・大塚高時代には走高跳でも2m05のベストを持つ逸材。今春に法大に進学してからは「ハードルを中心に」取り組んでいる。
ハードルの基礎から取り組み、「抜き脚を横ではなく高く引きつけられるようになりました」と成長を感じている。まだまだ細身で課題もたっぷり。「冬はまずスピードをつけることと、ウエイトトレーニングで身体を作っていきたいです」。
同期にはインターハイで高校記録を作った西徹朗(早大)などハイレベルな選手がそろうだけではなく、大学ハードル界にもオレゴン世界選手権代表の村竹ラシッド(順大)ら、そうそうたる顔ぶれがいる。「来年は13秒6~5台を狙いたい。大学の間に全国でも注目される選手になって上位で戦いたいです」。また一人、楽しみなハードラーが法大から名乗りを上げた。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.06.16
競歩・山西利和が愛知県スポーツ功労賞を受賞!20km競歩世界記録樹立が評価
-
2025.06.11
2025.05.28
女子10000mがレース途中で異例の中断!! 大雨と雷の影響も選手困惑/アジア選手権
-
2025.06.04
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.06.16
競歩・山西利和が愛知県スポーツ功労賞を受賞!20km競歩世界記録樹立が評価
愛知県スポーツ顕彰授与式が6月16日に行われ、男子競歩の山西利和(愛知製鋼)がスポーツ功労賞を受賞した。 同賞は愛知県出身、もしくは県内を拠点としている選手に贈られるもので、2月の日本選手権20km競歩で1時間16分10 […]
2025.06.16
砲丸投・大垣尊良ビッグショットなるか 女子短距離は山崎心愛に注目 男子中長距離は吉田星が軸/IH北海道
広島インターハイ(7月25日~29日)を懸けた地区大会が6月に各地で開催される。 インターハイ北海道地区大会は6月17日から20日まで、旭川花咲スポーツ公園陸上競技場で行われる。 広告の下にコンテンツが続きます 昨年、男 […]
2025.06.16
100mH・石原南菜が13秒33!地元で高校歴代2位・U18日本新・高2歴代最高の激走/IH北関東
◇インターハイ北関東地区大会(6月13~16日/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園多目的広場投てき場)最終日 広島インターハイ出場を懸けた北関東地区大会の最終日の4日目が行われ、女子100mハードルで石原南菜( […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会