◇オレゴン世界陸上(7月15日〜24日/米国・オレゴン州ユージン)2日目
オレゴン世界陸上2日目のイブニングセッションに行われた男子100m準決勝。1組に出場したサニブラウン・アブデル・ハキーム(タンブルウィードTC)が10秒05(+0.3)で3着に入り、着順通過はならなかったが、タイム順で世界陸上の同種目で日本人初の決勝進出への可能性を残した。
日本の男子100mは、五輪では1932年ロサンゼルス大会で吉岡隆徳が6位に入賞した歴史はあるが、世界陸上ではこれまで準決勝が壁になっていた。
サニブラウンは過去3度の世界陸上の中で17年ロンドン、19年ドーハ両大会で100mの準決勝に進んでいる。しかし、ロンドンは予選で10秒05の1着通過を果たしながらも、準決勝はスタートして3、4歩目でバランスを崩して7着どまり。ドーハではスタートのピストル音が聞こえづらくて反応が遅れ、後半追い上げたものの 着順通過の2着にあと0.03秒届かぬ5着だった。
大会前には「ニアミスばかりなので、そろそろちゃんと走りたい」と話していたが、予選で自身3度目の9秒台(9秒98/-0.3)をマークして17年に続く1着通過とその言葉を証明。準決勝に向けては「準決勝が正念場だと思う。全力で走りたい。今日以上のパフォーマンスをしたいです」と意気込みを語っていた。
決勝は今日の午前11時50分(日本時間)に行われる。

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