HOME ニュース、国内

2022.06.12

好調・上山紘輝が20秒46で200m制す!「勝ち切れてうれしいです」/日本選手権
好調・上山紘輝が20秒46で200m制す!「勝ち切れてうれしいです」/日本選手権


◇第106回日本選手権(6月9日~12日/大阪・ヤンマースタジアム長居)4日目

オレゴン世界選手権代表選考会を兼ねた日本選手権の最終日に行われた男子200mは、今季好調の社会人1年目・上山紘輝(住友電工)が20秒46(+1.7)をマークして初優勝。昨年の日本インカレ200mで2位など、あと一歩タイトルに届いていなかっただけに笑顔を見せた。

広告の下にコンテンツが続きます

上山は予選から20秒48(+0.4)で全体トップ通過。「アベレージも上がっていましたし、決勝でもうまく走れました」と振り返るように、前半は「やや押さえながら」で、「コーナーからスムーズにスピードを落とさずに行けた」と、得意の後半でしっかり抜け出した。

三重・宇治山田商高出身で、近大をこの春に卒業し、「環境が変わって大変なところもありましたが、勝ち切れてうれしいです」と上山。近大では元日本記録保持者の井上悟コーチの下で成長を遂げ、今も大学と所属先を半々で練習拠点としている。今季は「苦手だった」ウエイトトレーニングに励むなど、ケガをしがちだった身体を作り直した。

一気に日本一に駆け上がったホープ。その上昇気流はまだ上向きそうだ。

◇第106回日本選手権(6月9日~12日/大阪・ヤンマースタジアム長居)4日目 オレゴン世界選手権代表選考会を兼ねた日本選手権の最終日に行われた男子200mは、今季好調の社会人1年目・上山紘輝(住友電工)が20秒46(+1.7)をマークして初優勝。昨年の日本インカレ200mで2位など、あと一歩タイトルに届いていなかっただけに笑顔を見せた。 上山は予選から20秒48(+0.4)で全体トップ通過。「アベレージも上がっていましたし、決勝でもうまく走れました」と振り返るように、前半は「やや押さえながら」で、「コーナーからスムーズにスピードを落とさずに行けた」と、得意の後半でしっかり抜け出した。 三重・宇治山田商高出身で、近大をこの春に卒業し、「環境が変わって大変なところもありましたが、勝ち切れてうれしいです」と上山。近大では元日本記録保持者の井上悟コーチの下で成長を遂げ、今も大学と所属先を半々で練習拠点としている。今季は「苦手だった」ウエイトトレーニングに励むなど、ケガをしがちだった身体を作り直した。 一気に日本一に駆け上がったホープ。その上昇気流はまだ上向きそうだ。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.05.08

110mH・泉谷駿介が右ハム違和感のためセイコーGGP欠場 5000m・山本有真、三段跳・森本麻里子も出場見送り

日本陸連は5月8日、セイコーゴールデングランプリ陸上2024東京(5月19日/東京・国立競技場)の欠場者を発表し、パリ五輪代表に内定している泉谷駿介(住友電工)が右ハムストリングスの違和感のため欠場することを発表した。 […]

NEWS 男子三段跳・テイラーが今年限りでの引退を表明! ロンドン、リオ五輪金メダリスト

2024.05.08

男子三段跳・テイラーが今年限りでの引退を表明! ロンドン、リオ五輪金メダリスト

男子三段跳五輪・世界選手権金メダリストのクリスチャン・テイラー(米国)が今季限りで引退する意向であることを発表した。米国・NBCスポーツが報じている。 テイラーは33歳。12年ロンドン五輪、16年リオ五輪で金メダルを獲得 […]

NEWS マラソン五輪王者・キプチョゲがキプトゥム氏の事故死に対する誹謗中傷を告白 IOCはAI活用し、選手への中傷を監視することを発表

2024.05.08

マラソン五輪王者・キプチョゲがキプトゥム氏の事故死に対する誹謗中傷を告白 IOCはAI活用し、選手への中傷を監視することを発表

男子マラソン前世界記録保持者で五輪2連覇中のエリウド・キプチョゲ(ケニア)が、昨年10月に世界記録を塗り替えたケルビン・キプトゥム氏の事故死に関与したという憶測から、誹謗中傷をSNSで受けてきたことを明らかにした。 キプ […]

NEWS 【竹澤健介の視点】葛西潤と五島莉乃に感じた「意志」と冷静さ 太田智樹の安定感、前田和摩の潜在能力に驚き/日本選手権10000m

2024.05.07

【竹澤健介の視点】葛西潤と五島莉乃に感じた「意志」と冷静さ 太田智樹の安定感、前田和摩の潜在能力に驚き/日本選手権10000m

静岡・小笠山総合運動公園エコパスタジアムを舞台に開催された第108回日本選手権10000m。男子は葛西潤(旭化成)が27分17秒46、女子は五島莉乃(資生堂)が30分53秒31と、ともに日本歴代6位の好タイムで初優勝を飾 […]

NEWS 【高平慎士の視点】男子4×100m、4×400m「収穫ある4位」五輪シードレーン獲得、後手に回ってメダル争いの価値/世界リレー

2024.05.06

【高平慎士の視点】男子4×100m、4×400m「収穫ある4位」五輪シードレーン獲得、後手に回ってメダル争いの価値/世界リレー

バハマ・ナッソーで開催された2024世界リレー(5月4日、5日/日本時間5日、6日)で男子の4×100mと4×400mがパリ五輪出場権を獲得した。初日の予選で、4×100mは38秒10で1着通過して五輪切符を決めると、決 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年5月号 (4月12日発売)

2024年5月号 (4月12日発売)

パリ五輪イヤー開幕!

page top