2022.05.31
インターハイの都府県大会が各地で開催され、東北地区(青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島)の各大会が終了した。
岩手県大会(5月20日~23日)は気候にも恵まれ、8つの大会記録が生まれる大盛況となった。女子トラックでは昨年のU18大会800m優勝の田中希歩(盛岡誠桜3)が1500mで2位に10秒差をつける4分25秒70で優勝すると、2日後の800mでは県高校記録(2分08秒92)を1秒04更新する2分07秒88をマークし、中距離2冠を達成。女子はハンマー投とやり投の2冠に輝いた牛間木仁美(3年)らの水沢一が65.5点で学校対抗を制した。
男子長距離では工藤信太朗(一関学院3)が初日の1500mで3分53秒47の好タイムでの優勝で弾みをつけると、2日後の5000mでは大会記録を7秒12更新する14分20秒95で優勝。棒高跳では菅野航太(黒沢尻工3)が自身の持つ大会記録を12cm更新する4m85で制した。八種競技では久世紫聖(盛岡南3)が5149点と、14年ぶりに大会記録を更新。男子100mは千田海人(花巻東2)が大会記録に0.01と迫る10秒60(+0.2)で制し、2走を担った4×100mリレーでも41秒27の大会新で頂点に。男子対抗は最終種目までもつれ、千田や走幅跳&三段跳2冠の新渕蒼太(3年)らが活躍した花巻東が71点で盛岡南(70点)との学校対抗を僅差で制した。
青森県大会(5月27日~30日)は、男子110mハードルで竹内豪(木造3)が14秒53(+1.0)の大会新記録で優勝。2位の村元大翔(青森北3)も14秒86と大会記録を更新した。村元は100mも11秒06(+0.4)で制している。
男子800mでは澤田翔空(木造3)が1分54秒55の大会新記録で優勝。男子総合、女子総合はともに弘前実が制し、特に男子は400mハードルで1,2位を占めたほか、多くの種目で入賞し、層の厚さを見せた。
宮城県大会(5月21日~24日)では、女子1500mで壁谷衿奈(仙台育英2)が4分20秒60で優勝すると、続く女子800mでは大会記録を0秒04更新する2分09秒68で優勝し、中距離2冠を達成した。女子3000mでは現役日本人高校生最速(9分00秒75)の杉森心音(仙台育英3)が9分10秒52で貫禄勝ち。女子総合は常盤木学園が、女子4×100mリレーで46秒77の大会新記録での優勝、女子100mでのメダル独占などで得点を重ね、83点で優勝した。
男子三段跳では朝野景斗(白石3)が3回目に15m03(+1.0)を跳び、大会新記録で制した。男子対抗は、仙台育英が男子800m優勝の加世堂懸(3年)や5000mでの上位独占など、長距離種目を中心として得点を重ね、87点で男子総合の頂点に立った。
秋田県大会(5月27日~30日)では、男子トラックで、800m、1500mの県記録保持者・大野聖登(秋田工3)が800m(1分53秒91)と1500m(3分52秒56)で制し、中距離2冠を達成した。
女子トラックでは秋田令和が大活躍。100mは宮田亜弥奈(3年)、200mと400mは三浦夏恋(2年)が制し、両リレーと合わせてスプリント5種目を席巻した。秋田令和はトラックだけで64点を獲得し、女子総合優勝を果たした。男子も秋田令和が総合1位に輝いた。
山形県大会(5月26日~29日)では、男子砲丸投で東海林慎也(山形中央3)が17m31の県高校新、高校歴代12位の記録で優勝。ハンマー投も51m85で頂点に立ち、投てき種目2冠を達成した。男子学校対抗は、九里学園が110mハードル(14秒30/+3.2)と400mハードル(52秒48)、4×400mリレー3冠で100mも2位だった紺野稜真(3年)らの活躍により、計87点で優勝を飾った。
女子400mでは赤坂美玲 (山形中央3)が56秒57の大会新記録で優勝。妹の赤坂美結(山形中央2)も大会記録を上回る56秒87で2位に入った。女子400mハードルは柏倉うみ(山形中央3)が60秒03の大会新V。4×100mリレー(47秒41)と4×400mリレー(3分48秒64)でも好タイムで連覇を伸ばした。女子総合は山形中央が114.5点で頂点に立った。
福島県大会(5月27日~30日)では、男子200mで上位3人が21秒5を切るハイレベルなレースが展開された。優勝した大谷介人(帝京安積3)は21秒23(+1.4)で36年ぶりに大会記録を更新。大谷は400mに続き2冠を達成した。男子八種競技では三瓶祐紀(日大東北3)が5394点の大会新で制覇。日大東北は両リレーを大会新(41秒43/3分15秒63)で走破した。また、110mハードルで今西亮太(葵3)が14秒46(-0.4)の大会新記録で連覇を飾り、400mハードルと合わせて2種目を制した。
女子トラックでは、橋本羽奈(日大東北3)が200m、400mと両リレーの4冠。女子中距離では三科文(学法石川3)が800mと1500mの2種目を制覇し、女子の中長距離種目はいずれも学法石川が上位を占めた。学校対抗は日大東北が男子93.5点、女子58点で、男女総合優勝を獲得した。
インターハイ出場を懸けた東北大会は6月14日~17日に青森県青森市、カクヒログループアスレチックスタジアムにで行われる。
インターハイの都府県大会が各地で開催され、東北地区(青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島)の各大会が終了した。
岩手県大会(5月20日~23日)は気候にも恵まれ、8つの大会記録が生まれる大盛況となった。女子トラックでは昨年のU18大会800m優勝の田中希歩(盛岡誠桜3)が1500mで2位に10秒差をつける4分25秒70で優勝すると、2日後の800mでは県高校記録(2分08秒92)を1秒04更新する2分07秒88をマークし、中距離2冠を達成。女子はハンマー投とやり投の2冠に輝いた牛間木仁美(3年)らの水沢一が65.5点で学校対抗を制した。
男子長距離では工藤信太朗(一関学院3)が初日の1500mで3分53秒47の好タイムでの優勝で弾みをつけると、2日後の5000mでは大会記録を7秒12更新する14分20秒95で優勝。棒高跳では菅野航太(黒沢尻工3)が自身の持つ大会記録を12cm更新する4m85で制した。八種競技では久世紫聖(盛岡南3)が5149点と、14年ぶりに大会記録を更新。男子100mは千田海人(花巻東2)が大会記録に0.01と迫る10秒60(+0.2)で制し、2走を担った4×100mリレーでも41秒27の大会新で頂点に。男子対抗は最終種目までもつれ、千田や走幅跳&三段跳2冠の新渕蒼太(3年)らが活躍した花巻東が71点で盛岡南(70点)との学校対抗を僅差で制した。
青森県大会(5月27日~30日)は、男子110mハードルで竹内豪(木造3)が14秒53(+1.0)の大会新記録で優勝。2位の村元大翔(青森北3)も14秒86と大会記録を更新した。村元は100mも11秒06(+0.4)で制している。
男子800mでは澤田翔空(木造3)が1分54秒55の大会新記録で優勝。男子総合、女子総合はともに弘前実が制し、特に男子は400mハードルで1,2位を占めたほか、多くの種目で入賞し、層の厚さを見せた。
宮城県大会(5月21日~24日)では、女子1500mで壁谷衿奈(仙台育英2)が4分20秒60で優勝すると、続く女子800mでは大会記録を0秒04更新する2分09秒68で優勝し、中距離2冠を達成した。女子3000mでは現役日本人高校生最速(9分00秒75)の杉森心音(仙台育英3)が9分10秒52で貫禄勝ち。女子総合は常盤木学園が、女子4×100mリレーで46秒77の大会新記録での優勝、女子100mでのメダル独占などで得点を重ね、83点で優勝した。
男子三段跳では朝野景斗(白石3)が3回目に15m03(+1.0)を跳び、大会新記録で制した。男子対抗は、仙台育英が男子800m優勝の加世堂懸(3年)や5000mでの上位独占など、長距離種目を中心として得点を重ね、87点で男子総合の頂点に立った。
秋田県大会(5月27日~30日)では、男子トラックで、800m、1500mの県記録保持者・大野聖登(秋田工3)が800m(1分53秒91)と1500m(3分52秒56)で制し、中距離2冠を達成した。
女子トラックでは秋田令和が大活躍。100mは宮田亜弥奈(3年)、200mと400mは三浦夏恋(2年)が制し、両リレーと合わせてスプリント5種目を席巻した。秋田令和はトラックだけで64点を獲得し、女子総合優勝を果たした。男子も秋田令和が総合1位に輝いた。
山形県大会(5月26日~29日)では、男子砲丸投で東海林慎也(山形中央3)が17m31の県高校新、高校歴代12位の記録で優勝。ハンマー投も51m85で頂点に立ち、投てき種目2冠を達成した。男子学校対抗は、九里学園が110mハードル(14秒30/+3.2)と400mハードル(52秒48)、4×400mリレー3冠で100mも2位だった紺野稜真(3年)らの活躍により、計87点で優勝を飾った。
女子400mでは赤坂美玲 (山形中央3)が56秒57の大会新記録で優勝。妹の赤坂美結(山形中央2)も大会記録を上回る56秒87で2位に入った。女子400mハードルは柏倉うみ(山形中央3)が60秒03の大会新V。4×100mリレー(47秒41)と4×400mリレー(3分48秒64)でも好タイムで連覇を伸ばした。女子総合は山形中央が114.5点で頂点に立った。
福島県大会(5月27日~30日)では、男子200mで上位3人が21秒5を切るハイレベルなレースが展開された。優勝した大谷介人(帝京安積3)は21秒23(+1.4)で36年ぶりに大会記録を更新。大谷は400mに続き2冠を達成した。男子八種競技では三瓶祐紀(日大東北3)が5394点の大会新で制覇。日大東北は両リレーを大会新(41秒43/3分15秒63)で走破した。また、110mハードルで今西亮太(葵3)が14秒46(-0.4)の大会新記録で連覇を飾り、400mハードルと合わせて2種目を制した。
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