2022.05.31
インターハイの都府県大会が各地で開催され、北信越地区(新潟、長野、富山、石川、福井)の各大会が終了した。
新潟県大会(5月26日~29日)は男子400m渡辺大星(開志国際3)が47秒73大会新で優勝。2位には2年生の古俣由人(東京学館新潟)が47秒97と、2人が47秒台に突入するハイレベルな争いとなった。男子100mでは今季10秒37をマークしている関口裕太(東京学館新潟3)が10秒62(-2.1)で優勝し、順当に北信越大会へと駒を進めた。
八種競技では昨年の全中四種競技チャンピオンの神田大和(開志国際1)が5252点の大会新で1年生優勝。開志国際の男子は学校対抗でも120点を獲得して1位となり、女子は81点の十日町が、2位の新潟明訓に2点差をつけて栄冠をもぎ取った。
長野県大会(5月27日~29日)では、女子やり投の倉田紗優加(伊那北3)がの北信越高校新の54m25をスロー。夏の主役候補が、大きなアーチを描いた。女子棒高跳でも岡田莉歩(佐久長聖2)が3m90の北信越タイ記録で優勝を飾っている。
このほか6種目で大会記録が更新される盛況ぶりとなり、男子100mは福澤耀明(佐久長聖3)が10秒48(+1.0)で制覇。男子5000mでも吉岡大翔(佐久長聖3)が14分04秒21と上野裕一郎(現・立大男子駅伝監督)の大会記録を19年ぶりに更新。佐久長聖は学校対抗でも101点を獲得して総合優勝を果たし、実力を見せつけた。男子砲丸投では木藤海瑠(長野高専3)が15m01の県高校新記録を樹立。女子は1500mの村岡美玖(長野東3)が4分27秒70大会新記録で優勝。女子総合は久長聖が139点で圧勝した。
富山県大会(5月26日~28日)では、男子短距離で好記録が誕生。昨年のU18陸上男子100m優勝者の片平一輝(富山商3)が追い風参考ながら10秒43(+2.2)で快勝した。男子400mでも長谷海翔(龍谷富山3)が48秒28の大会新V。龍谷富山は男女4×400mリレーも制し、男子は3分13秒97、女子は3分56秒27といずれも大会新だった。
総合争いの男子は富山商が82点で2年連続50回目、女子は富山北部が142点で初優勝を飾った。
石川県大会(5月26日~28日)は、男子スプリントで舟木宝月(金沢3)が100m(10秒86/+0.8)、4×100mリレー(41秒97、2走)、4×400mリレー(3分21秒00、1走)の3種目を制覇。男子5000mのジョンソン・モゲニ(遊学館3)が14分13秒09の大会記録を更新して優勝した。
女子は両リレーともに星稜が制覇(47秒96&3分58秒51)。星稜は学校対抗も男女ともに100点超え(男子114点、女子194.5点)で優勝を果たした。
福井県大会(5月28日~30日)の男子八種競技では花田成琉(敦賀3)が5451点と今大会唯一の県高校新記録で優勝。女子長距離は山口晏音衣(鯖江3)が1500m(4分27秒27)と3000m(9分43秒32)の2種目を制し、1500mは大会新記録だった。女子ハンマー投では三村啓恵(敦賀3)が55m51の大会新記録で圧勝。敦賀の女子総合優勝(202点)に貢献した。
男子スプリントでは小池真生(北陸3)が100mを10秒62(+1.9)の大会新で制すると、200mも向かい風1.5mが吹く中、21秒60と好記録でV。男子総合は鯖江が125点でトップだった。
インターハイ出場を懸けた北信越大会は6月16日~19日、石川県の西部緑地公園競技場で開催される。

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