◇第101回関東インカレ(5月19日〜22日/東京・国立競技場)3日目
関東インカレの3日目に行われた女子やり投は村上碧海(日体大)が56m30のU20日本歴代10位の好記録で優勝を果たした。
1投目から50m79を投げた村上。その後、2投目に53m59、3投目に54m34と安定した投げを見せた。5投目には56m02の自己新をマーク。最終6投目には56m30を投げて1年生優勝を果たした。
「高2の時にベスト(54m72)を出してから記録が伸びず焦りがありました」とライバルたちが記録を伸ばしていくなかで不安な気持ちもあった。今までは記録を狙って「焦って投げる」ことが多かったが「投げまでの過程」を大事にしたことで記録につながったという。
広島・西条農高時代にはインターハイで優勝。春から大学生となり、新しい環境でスタートを切った。「まだ大学には慣れていません」とあどけなさも残るが、「(やり投を)見てもらえる範囲や、投げた時の観客の反応も違います」と高校とはひと味違う雰囲気も楽しんだ。
「日本選手権では58mを投げて決勝に残りたいです」と語り、「世界に通用する選手になりたい」と大きな目標も掲げている。大学1年生の挑戦はまだ始まったばかりだ。
■女子やり投U20日本歴代10傑
61.38 北口 榛花(日大1) 2016年
58.98 久世 生宝(筑波大1) 2013年
58.59 山下実花子(京都共栄高3京都) 2015年
57.31 佐藤 友佳(東大阪大敬愛高3大阪) 2010年
57.22 辻 萌々子(九州共立大1) 2022年
56.86 桑添 友花(筑波大2) 2018年
56.76 斉藤真理菜(土浦湖北高3茨城) 2013年
56.48 長 麻尋(和歌山北高2和歌山) 2016年
56.44 武本 紗栄(市尼崎高3兵庫) 2017年
56.30 村上 碧海(日体大1) 2022年

RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.06.11
2025.05.28
女子10000mがレース途中で異例の中断!! 大雨と雷の影響も選手困惑/アジア選手権
-
2025.06.04
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.06.16
100mH・石原南菜が13秒33!地元で高校歴代2位・U18日本新・高2歴代最高の激走/IH北関東
◇インターハイ北関東地区大会(6月13~16日/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園多目的広場投てき場)最終日 広島インターハイ出場を懸けた北関東地区大会の最終日の4日目が行われ、女子100mハードルで石原南菜( […]
2025.06.16
クレイ・アーロン竜波が800m1分46秒31! ポートランドのレースで6年ぶり自己ベスト更新
6月15日に米国・ポートランドで行われたポートランド・トラックフェスティバルの男子800mで、クレイ・アーロン竜波(ペンシルベニア州立大)が1分46秒31の自己ベストで5位に入った。 クレイのこれまでの自己ベストは、神奈 […]
2025.06.16
女子400mHサザーランドが52秒46の全米学生新V 女子3000m障害レンゴールは今季世界最高の8分58秒15/全米学生選手権
6月11日から14日、米国オレゴン州ユージンで全米学生選手権が開催され、女子400mハードルではS.サザーランド(ミシガン大/カナダ)が52秒46の全米学生新で優勝を飾った。 サザーランドは昨年のパリ五輪では7位に入って […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会