HOME ニュース、国内

2022.01.21

新谷仁美が3月6日の東京マラソンに出場 トラックの第一人者が4回目のフルマラソン挑戦
新谷仁美が3月6日の東京マラソンに出場 トラックの第一人者が4回目のフルマラソン挑戦


積水化学は1月21日、所属する女子長距離の新谷仁美が3月6日の東京マラソンに出場することを発表した。新谷にとっては4回目のフルマラソンとなる。

五輪では10000mで2012年ロンドン大会、21年東京大会に出場し、世界選手権では13年モスクワ大会10000m5位を含め、過去3大会で代表となっている新谷。10000m(30分20秒44)やハーフマラソン(1時間6分38秒)で日本記録を打ち立てて、再びマラソンに挑戦する。

広告の下にコンテンツが続きます

奇しくも初マラソンも東京だった。岡山・興譲館高を卒業して実業団1年目の2007年2月。エリートだけでなく市民も参加するかたちで初めて行われた東京マラソンに、当時18歳で出場して2時間31分01秒でいきなり優勝を果たした。

10代のうちからマラソンに参戦し、高校時代の実績(全国高校駅伝3年連続1区区間賞)などと合わせて注目されたが、2回目のマラソンとなった08年8月の北海道は2時間32分19秒で2位。3回目の09年3月の名古屋国際女子(現・名古屋ウィメンズ)では、2時間30分58秒の自己新をマークしたものの8位だった。その後の個人種目はトラックに専念。国際舞台で数多くの実績を作り、14年1月に一度現役から退いた。

マラソン挑戦は13年ぶりで、18年の現役復帰後としては初めて。かつてはマラソン再挑戦に消極的な姿勢を見せていた新谷が、現在どんな心境なのか。2月1日に積水化学の野口英盛監督や、指導を受けるTWOLAPS TCの横田真人代表とともにオンライン形式で会見を開く予定だ。

東京マラソンは7月のオレゴン世界選手権や9月の杭州アジア大会の代表選考会となっている。2時間28分00秒以内で日本人1~3位以内(日本人4~6位の場合は2時間27分00秒以内)に入れば、来年秋に予定されているパリ五輪の代表選考レース「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権が得られる。

広告の下にコンテンツが続きます
積水化学は1月21日、所属する女子長距離の新谷仁美が3月6日の東京マラソンに出場することを発表した。新谷にとっては4回目のフルマラソンとなる。 五輪では10000mで2012年ロンドン大会、21年東京大会に出場し、世界選手権では13年モスクワ大会10000m5位を含め、過去3大会で代表となっている新谷。10000m(30分20秒44)やハーフマラソン(1時間6分38秒)で日本記録を打ち立てて、再びマラソンに挑戦する。 奇しくも初マラソンも東京だった。岡山・興譲館高を卒業して実業団1年目の2007年2月。エリートだけでなく市民も参加するかたちで初めて行われた東京マラソンに、当時18歳で出場して2時間31分01秒でいきなり優勝を果たした。 10代のうちからマラソンに参戦し、高校時代の実績(全国高校駅伝3年連続1区区間賞)などと合わせて注目されたが、2回目のマラソンとなった08年8月の北海道は2時間32分19秒で2位。3回目の09年3月の名古屋国際女子(現・名古屋ウィメンズ)では、2時間30分58秒の自己新をマークしたものの8位だった。その後の個人種目はトラックに専念。国際舞台で数多くの実績を作り、14年1月に一度現役から退いた。 マラソン挑戦は13年ぶりで、18年の現役復帰後としては初めて。かつてはマラソン再挑戦に消極的な姿勢を見せていた新谷が、現在どんな心境なのか。2月1日に積水化学の野口英盛監督や、指導を受けるTWOLAPS TCの横田真人代表とともにオンライン形式で会見を開く予定だ。 東京マラソンは7月のオレゴン世界選手権や9月の杭州アジア大会の代表選考会となっている。2時間28分00秒以内で日本人1~3位以内(日本人4~6位の場合は2時間27分00秒以内)に入れば、来年秋に予定されているパリ五輪の代表選考レース「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権が得られる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.05.13

月刊陸上競技2024年6月号

Contents 別冊付録 学生駅伝ガイド 2024 春 大学駅伝の有力校のデータをチェック! 大会報道 日本選手権10000m 葛西潤 27分17秒46で初V 五島 思い込めた粘走 広告の下にコンテンツが続きます ダイ […]

NEWS 男子5000mはトヨタ紡織・服部大暉が13分36秒01で優勝 女子100mは渡邊輝が連覇/中部実業団対抗

2024.05.13

男子5000mはトヨタ紡織・服部大暉が13分36秒01で優勝 女子100mは渡邊輝が連覇/中部実業団対抗

第68回中部実業団対抗大会の2日目が5月12日、岐阜メモリアルセンター長良川で行われ、男子5000mは服部大暉(トヨタ紡織)が13分36秒01で初優勝を飾った。 3組タイムレースで行われた5000mの1組に出場した服部は […]

NEWS 東京世界陸上ロゴ決定 一般公募で選定委員の住永正さん、高井美希さん「街中で見られる日が楽しみ」

2024.05.13

東京世界陸上ロゴ決定 一般公募で選定委員の住永正さん、高井美希さん「街中で見られる日が楽しみ」

東京2025世界陸上財団は5月13日、東京・国立競技場で2025年東京世界選手権の大会ロゴを発表した。 来年行われる東京世界選手権。大会ロゴは一般公募により選考され、368点の応募作品の中から東京都在住のデザイナー・中川 […]

NEWS 25年東京世界陸上のロゴ発表!北口榛花「1年も先なのにもう緊張」橋岡優輝「緊張感とワクワク」

2024.05.13

25年東京世界陸上のロゴ発表!北口榛花「1年も先なのにもう緊張」橋岡優輝「緊張感とワクワク」

東京2025世界陸上財団は5月13日、東京・国立競技場で2025年東京世界選手権の大会ロゴを発表した。 来年行われる東京世界選手権。大会ロゴは一般公募により選考され、368点の応募作品の中から東京都在住のデザイナー・中川 […]

NEWS 環太平洋大が男女総合V 男子1万m競歩・小林貫太が大会新でMVP 男子中長距離は広島経大勢が活躍/中国四国IC

2024.05.13

環太平洋大が男女総合V 男子1万m競歩・小林貫太が大会新でMVP 男子中長距離は広島経大勢が活躍/中国四国IC

◇第78回中国四国インカレ(5月10~12日/島根・浜山競技場) 中国四国インカレが5月10日から12日まで行われ、総合争いは男女ともに環太平洋大が制し、男子は14回連続回目、女子は8回連続10回目の優勝を果たした。 広 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年6月号 (5月14日発売)

2024年6月号 (5月14日発売)

別冊付録学生駅伝ガイド

page top