HOME ニュース、海外

2021.12.30

マラソン五輪連覇のキプチョゲ次は「ワールドメジャーズ全制覇&五輪3連覇」引退は「考えていない」
マラソン五輪連覇のキプチョゲ次は「ワールドメジャーズ全制覇&五輪3連覇」引退は「考えていない」


写真/Agence SHOT

男子マラソンで世界記録2時間1分39秒、非公認で1時間59分40秒を持つエリウド・キプチョゲ(ケニア)が、このほど月刊陸上競技のインタビューに応じ、今後の目標について明かした。

キプチョゲは36歳で臨んだ今夏の東京五輪を、一人別次元の強さを見せて2時間8分38秒で優勝。16年リオ五輪に続いて、2大会連続で金メダルを獲得した。11月には37歳になったキプチョゲ。現在も「故障もない」と順調に練習を再開しており「引退はまったく考えていない」と語る。

広告の下にコンテンツが続きます

五輪後の目標については、「ワールドマラソンメジャーズ全制覇」だというキプチョゲ。ワールドメジャーズとは、東京、ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨークの6大会のこと(五輪・世界選手権もポイント対象大会)。キプチョゲはこれまでロンドンを4度、ベルリンでは18年の世界記録樹立を含め3度制している。14年にシカゴも優勝しており、残す大会は東京、ボストン、ニューヨークの3大会。22、23年にかけて参戦する意向を持ち、「東京に出場したい」と意欲を示す。

その上で、「ここまでくればオリンピックの3連覇に挑戦することは当然の流れ。この先、何が起こるかは誰にも予測できませんが、人間の能力は無限だと思っています。近道はありません。一歩一歩、地味な努力の積み重ねが大事です」と、3年後のパリ五輪で3大会連続金メダルを狙う。マラソンでの3連覇となれば史上初となる。

このほか、現在の状態、練習のスケジュール、五輪への挑戦など、月刊陸上競技2月号のインタビューで詳しく応えている。

■キプチョゲのマラソン全成績
2013年
ハンブルク優勝2.05.30
ベルリン2位2.04.05=当時世界歴代4位
2014年
ロッテルダム優勝2.05.00
シカゴ優勝2.04.11
2015年
ロンドン優勝2.04.42
ベルリン優勝2.04.00=当時世界歴代6位
2016年
ロンドン優勝2.03.05=当時世界歴代2位
リオ五輪優勝2.08.44
2017年
ベルリン優勝2.03.32
2018年
ロンドン優勝2.04.17
ベルリン優勝2.01.39=世界記録
2019年
ロンドン優勝2.02.37
2020年
ロンドン8位2.06.49
2021年
NN Mission優勝2.04.30
東京五輪優勝2.08.38
●その他自己ベスト
5000m12分46秒53
10000m26分49秒02
非公認マラソン1時間59分40秒

写真/Agence SHOT 男子マラソンで世界記録2時間1分39秒、非公認で1時間59分40秒を持つエリウド・キプチョゲ(ケニア)が、このほど月刊陸上競技のインタビューに応じ、今後の目標について明かした。 キプチョゲは36歳で臨んだ今夏の東京五輪を、一人別次元の強さを見せて2時間8分38秒で優勝。16年リオ五輪に続いて、2大会連続で金メダルを獲得した。11月には37歳になったキプチョゲ。現在も「故障もない」と順調に練習を再開しており「引退はまったく考えていない」と語る。 五輪後の目標については、「ワールドマラソンメジャーズ全制覇」だというキプチョゲ。ワールドメジャーズとは、東京、ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨークの6大会のこと(五輪・世界選手権もポイント対象大会)。キプチョゲはこれまでロンドンを4度、ベルリンでは18年の世界記録樹立を含め3度制している。14年にシカゴも優勝しており、残す大会は東京、ボストン、ニューヨークの3大会。22、23年にかけて参戦する意向を持ち、「東京に出場したい」と意欲を示す。 その上で、「ここまでくればオリンピックの3連覇に挑戦することは当然の流れ。この先、何が起こるかは誰にも予測できませんが、人間の能力は無限だと思っています。近道はありません。一歩一歩、地味な努力の積み重ねが大事です」と、3年後のパリ五輪で3大会連続金メダルを狙う。マラソンでの3連覇となれば史上初となる。 このほか、現在の状態、練習のスケジュール、五輪への挑戦など、月刊陸上競技2月号のインタビューで詳しく応えている。 ■キプチョゲのマラソン全成績 2013年 ハンブルク優勝2.05.30 ベルリン2位2.04.05=当時世界歴代4位 2014年 ロッテルダム優勝2.05.00 シカゴ優勝2.04.11 2015年 ロンドン優勝2.04.42 ベルリン優勝2.04.00=当時世界歴代6位 2016年 ロンドン優勝2.03.05=当時世界歴代2位 リオ五輪優勝2.08.44 2017年 ベルリン優勝2.03.32 2018年 ロンドン優勝2.04.17 ベルリン優勝2.01.39=世界記録 2019年 ロンドン優勝2.02.37 2020年 ロンドン8位2.06.49 2021年 NN Mission優勝2.04.30 東京五輪優勝2.08.38 ●その他自己ベスト 5000m12分46秒53 10000m26分49秒02 非公認マラソン1時間59分40秒

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.10.31

那覇西が2区で逆転して2年連続の都大路へ 男子は北山が首位譲らず7連覇!/沖縄県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた沖縄県高校駅伝が10月31日、今帰仁村の総合運動公園付帯マラソンコースで行われた。雨が降るあいにくのコンディションのなか、女子(5区間21.0975km)は那覇西が1時間17分42秒で2年連続 […]

NEWS 編集部コラム「2025年に生まれた新記録」

2025.10.31

編集部コラム「2025年に生まれた新記録」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]

NEWS 北口榛花、サニブラウンに続いて世界へ羽ばたけ!第12期ダイヤモンドアスリートの募集がスタート

2025.10.31

北口榛花、サニブラウンに続いて世界へ羽ばたけ!第12期ダイヤモンドアスリートの募集がスタート

日本陸連は第12期ダイヤモンドアスリートおよびダイヤモンドアスリートNextageの募集を開始した。 2014年にスタートした日本陸連の「ダイヤモンドアスリート」は、「は陸上競技を通じて豊かな人間性を持つ国際人となり、今 […]

NEWS 連覇狙う國學院大、駒大、青学大、中大、創価大を軸に力拮抗! 早大、城西大も有力/全日本大学駅伝

2025.10.31

連覇狙う國學院大、駒大、青学大、中大、創価大を軸に力拮抗! 早大、城西大も有力/全日本大学駅伝

◇第57回全日本大学駅伝(11月2日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km) 第57回全日本大学駅伝は11月2日、愛知・熱田神宮西門前から三重・伊勢神宮内宮宇治橋前をつなぐ8区間106.8kmで行われる。 […]

NEWS 【高校生FOCUS】男子円盤投・東琉空(稲生高3)インターハイ&国スポ2冠 今季高校生相手に無敗のスロワー

2025.10.31

【高校生FOCUS】男子円盤投・東琉空(稲生高3)インターハイ&国スポ2冠 今季高校生相手に無敗のスロワー

FOCUS! 高校生INTERVIEW 東 琉空 Azuma Ruku 稲生3三重 2025年の屋外シーズンも最終盤を迎えました。今回は今季活躍した高校アスリートの中で男子円盤投の東琉空選手(稲生3三重)にフォーカスしま […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top