HOME 駅伝、箱根駅伝

2021.11.25

箱根駅伝の前哨戦は青学大が圧勝! 最終組で近藤幸太郎が好走/MARCH対抗戦2021
箱根駅伝の前哨戦は青学大が圧勝! 最終組で近藤幸太郎が好走/MARCH対抗戦2021

23日、東京都町田市の町田GIONスタジアムにてMARCH対抗戦2021が開催され、明大、青学大、立教大、中大、法大の五大学が10000mレースで火花を散らした。

同大会は10000mレースを5組行い、各大学上位10人の合計タイムで競い合うもの。気温が下がり、風も穏やかという長距離にとっては絶好のコンディションで実施されたこともあってか、28分台の好タイムが続出した。

広告の下にコンテンツが続きます

最終組では青学大の近藤幸太郎(3年)が28分14秒34で1着となり、個人総合トップに。「28分15秒を目標にしていたので、狙い通りのレースができたと思います。最後勝ち切れたのも自信になりました」とレース後は笑顔を見せた。

2着の小澤大輝(明大3)は28分20秒67と自己記録を更新。「箱根につなげるレースとして28分30~40秒くらいでと(山本佑樹駅伝)監督から指示がありましたが、5000mの通過で思ったよりも楽だったので、自己ベストを狙おうと切り替えました。全日本でうまく走れて自信がついたので、これくらいでは走れると思っていました。起伏が得意なので、(箱根では)2区、4区、5区、7区あたりを視野に入れています」と正月の本番に向けて自信を深めた様子だった。

同大会は僅かながら観客も入れ、大学のブラスバンドやチアリーダー、応援団がトラックを囲うように並んだことで「このようなライトアップされた中で走るのも初めてでしたし、本当にテンションが上がりました」(近藤)と選手たちはいつもと違うレースを楽しんでいたようだった。

総合成績は、10000mの上位10人平均が28分30秒72だった青学大が圧勝。近藤は「箱根駅伝に向けて優勝できるチームになってきたので、このまま一丸となって突っ走っていきたい。個人としては区間賞を狙っていきたい。希望区間は2区です」と意気込みを口にした。

総合2位以下は明大、中大、法大、立大の順に。最初の2組までは先頭が29分台にとどまったものの、3組目でトップ(28分34秒12)を飾った山内健登(青学大2)を筆頭に5人が28分台に突入すると、4組目では14人が、最終5組では19人が28分台で走破。近年の学生長距離の高速化を表したような大会となった。

総合成績(上位10人の10000m平均)
1位 青学大 28.30.72
2位 明大 28.48.17
3位 中大 29.03.12
4位 法大 29.13.18
5位 立大 29.49.24

個人成績上位10人
1) 近藤幸太郎(青学大3)28.14.34
2) 小澤大輝(明大3)28.20.67
3) 若林宏樹(青学大1)28.27.72
4) 小原 響(青学大2)28.28.97
5) 中村唯翔(青学大3)28.29.43
6) 飯田貴之(青学大4)28.30.30
7) 太田蒼生(青学大1)28.32.17
8) 齋藤俊輔(立大3)28.32.53
9)中倉啓敦(青学大3)28.33.71
10)山内健登(青学大2)28.34.12
====以下、各大学トップ====
12)鎌田航生(法大4)28.36.27
13)阿部陽樹(中大1)28.37.35

23日、東京都町田市の町田GIONスタジアムにてMARCH対抗戦2021が開催され、明大、青学大、立教大、中大、法大の五大学が10000mレースで火花を散らした。 同大会は10000mレースを5組行い、各大学上位10人の合計タイムで競い合うもの。気温が下がり、風も穏やかという長距離にとっては絶好のコンディションで実施されたこともあってか、28分台の好タイムが続出した。 最終組では青学大の近藤幸太郎(3年)が28分14秒34で1着となり、個人総合トップに。「28分15秒を目標にしていたので、狙い通りのレースができたと思います。最後勝ち切れたのも自信になりました」とレース後は笑顔を見せた。 2着の小澤大輝(明大3)は28分20秒67と自己記録を更新。「箱根につなげるレースとして28分30~40秒くらいでと(山本佑樹駅伝)監督から指示がありましたが、5000mの通過で思ったよりも楽だったので、自己ベストを狙おうと切り替えました。全日本でうまく走れて自信がついたので、これくらいでは走れると思っていました。起伏が得意なので、(箱根では)2区、4区、5区、7区あたりを視野に入れています」と正月の本番に向けて自信を深めた様子だった。 同大会は僅かながら観客も入れ、大学のブラスバンドやチアリーダー、応援団がトラックを囲うように並んだことで「このようなライトアップされた中で走るのも初めてでしたし、本当にテンションが上がりました」(近藤)と選手たちはいつもと違うレースを楽しんでいたようだった。 総合成績は、10000mの上位10人平均が28分30秒72だった青学大が圧勝。近藤は「箱根駅伝に向けて優勝できるチームになってきたので、このまま一丸となって突っ走っていきたい。個人としては区間賞を狙っていきたい。希望区間は2区です」と意気込みを口にした。 総合2位以下は明大、中大、法大、立大の順に。最初の2組までは先頭が29分台にとどまったものの、3組目でトップ(28分34秒12)を飾った山内健登(青学大2)を筆頭に5人が28分台に突入すると、4組目では14人が、最終5組では19人が28分台で走破。近年の学生長距離の高速化を表したような大会となった。 総合成績(上位10人の10000m平均) 1位 青学大 28.30.72 2位 明大 28.48.17 3位 中大 29.03.12 4位 法大 29.13.18 5位 立大 29.49.24 個人成績上位10人 1) 近藤幸太郎(青学大3)28.14.34 2) 小澤大輝(明大3)28.20.67 3) 若林宏樹(青学大1)28.27.72 4) 小原 響(青学大2)28.28.97 5) 中村唯翔(青学大3)28.29.43 6) 飯田貴之(青学大4)28.30.30 7) 太田蒼生(青学大1)28.32.17 8) 齋藤俊輔(立大3)28.32.53 9)中倉啓敦(青学大3)28.33.71 10)山内健登(青学大2)28.34.12 ====以下、各大学トップ==== 12)鎌田航生(法大4)28.36.27 13)阿部陽樹(中大1)28.37.35

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.15

関西スポーツ賞に20㎞競歩世界新・山西利和、800m東京世界陸上出場・久保凛が選出!

第69回関西スポーツ賞の個人部門に、男子20km競歩で世界新記録を樹立した山西利和(愛知製鋼)、東京世界選手権女子800m出場の久保凛(東大阪大敬愛高3)が選出された。 同賞はその年の優秀な成績、関西スポーツ界への貢献度 […]

NEWS なぜ、トップアスリートがOnを選ぶのか? “人気2モデル”の記録更新に向けての『履き分け』とは
PR

2025.12.15

なぜ、トップアスリートがOnを選ぶのか? “人気2モデル”の記録更新に向けての『履き分け』とは

スイスのスポーツブランド「On(オン)」。同社は、陸上の男子3000m障害の日本記録保持者で、9月に東京で開催された世界選手権で最後まで優勝争いを演じて8位入賞を果たした三浦龍司(SUBARU)や、学生時代から駅伝やトラ […]

NEWS 2026年の日本ICは9月上旬に日産スタジアムで開催!10000mは4月の日本学生個人で実施 全日本大学駅伝は11月1日

2025.12.15

2026年の日本ICは9月上旬に日産スタジアムで開催!10000mは4月の日本学生個人で実施 全日本大学駅伝は11月1日

日本学生陸上競技連合は12月15日、2026年度の主催競技会日程を発表し、第95回日本インカレは9月5日~7日に神奈川県横浜市の日産スタジアムでの開催が決まった。 ただし、暑熱対策として、同大会実施種目のうち男女競歩は1 […]

NEWS アンダーアーマーの新作「UA ベロシティ」シリーズ3モデルを同時発売!12月20日より発売開始

2025.12.15

アンダーアーマーの新作「UA ベロシティ」シリーズ3モデルを同時発売!12月20日より発売開始

アンダーアーマーの日本総代理店である株式会社ドームは12月15日、最新ランニングシリーズ「UA ベロシティ」を12月20日より発売することを発表した。 新モデルは、ランナー一人ひとりの目的やレベルに応じて最適な1足を選べ […]

NEWS 女子はバットクレッティが連覇!東京世界陸上ダブルメダルの実力示す 男子はンディクムウェナヨV/欧州クロカン

2025.12.15

女子はバットクレッティが連覇!東京世界陸上ダブルメダルの実力示す 男子はンディクムウェナヨV/欧州クロカン

12月14日、ポルトガル・ラゴアで欧州クロスカントリー選手権が行われ、女子(7470m)はパリ五輪10000m銀メダルのN.バットクレッティ(イタリア)が24分52秒で優勝した。 バットクレッティは現在25歳。今年の東京 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top