HOME 駅伝、箱根駅伝

2021.10.23

明大・山本佑樹監督「力通りの走りをすればトップ通過できると思った」/箱根駅伝予選会 通過校指揮官コメント
明大・山本佑樹監督「力通りの走りをすればトップ通過できると思った」/箱根駅伝予選会 通過校指揮官コメント

◇第98回箱根駅伝予選会(10月23日/東京・陸上自衛隊立川駐屯地)

トップ通過候補の明大、中大が実力通りの1位、2位通過を果たした一方で、8位の駿河台が初出場を決めるなど大いに盛り上がった箱根駅伝予選会。前回の本戦出場校では拓大と城西大がまさかの敗退を喫するなど波乱もあったが、それ以外は連続出場を伸ばしたかたちとなった。

以下、レース後における予選通過校の指揮官コメントを紹介する。

1位 明大 山本佑樹駅伝監督
「1位通過にはこだわらずにやってきましたが、力通りの走りをすればトップ通過できると思っていました。結果を出せて良かったです。全日本で3位に入って確実にシード権をつかみ、箱根駅伝へ弾みをつけたいです」

2位 中大 藤原正和駅伝監督
「後ろの集団を引っ張る森の転倒もあり、序盤はバタつきましたけど、落ち着いて走り、15km以降にポジションアップできたかなと思います。今回はあまり記録会には出ずに、狙うレースを絞って泥臭い練習をしてきました。その成果が出ましたね。100回大会で優勝を目指すためにも、本戦はそのステップになるようなレースをしたいです」

広告の下にコンテンツが続きます

3位 日体大 玉城良二駅伝監督
「74回連続で本戦に出場できることに感謝したいと思います。選手にはラスト5kmが勝負だと伝えていました。今年は夏から本戦を意識しながらやってきたので、シード権獲得のチャンスは十分にあると思います」

4位 山梨学大 飯島理彰駅伝監督
「(留学生は)ムルワも調子が良かったので迷いましたが、風が強かったので、風に適性のあるポール(オニエゴ)を起用して良かった。途中で先頭集団から飛び出したのは私の指示ではなく、自身の判断ですね。積極的な走りができるようになりました。3人ずつのグループ走を練習から取り入れていたので、それがうまくハマりました」

5位 神奈川大 大後栄治監督
「序盤は出遅れてヒヤッとしましたが、10km地点で周りの大学が落ちてきていると感じたので、そこから上げていけばいけると思いました。予定通りのレースができました。本戦ではシード権を狙いたいですが、そんなに甘くはありません」

6位 法大 坪田智夫駅伝監督
「通過できればいいと思っていましたが、内容が良くなかったです。夏をいいかたちで乗り越えただけに、もう一段階二段階上げていかないと、本戦で戦うのは厳しいですね」

7位 中央学大 川崎勇二監督
「ハーフマラソンを走ったことがない選手ばかりで心配だったのですが、日本人トップの栗原(啓吾)、第二集団を引っ張った吉本(光希)が非常にがんばってくれました。現在主力の半分が故障しているという状況ですので、まずは一人でも早く復帰させて、全員が万全の状態で箱根駅伝を迎えられるようにしたいです」

8位 駿河台大 徳本一善監督
「(念願の本戦初出場に)長かったようで短かったです。できるだけ集団の中に入って力を温存させて、残り6kmからが勝負だよと伝えていました。最後は気持ちでした。学生時代のころから箱根駅伝で『何かやってやろう』という気持ちを持っていたのですが、その気持ちは今でも変わっていませんよ」

9位 専大 長谷川淳監督
「15kmから勝負していこうと話をしていました。天候を見て何パターンかプランを用意していたので、その中で選手たちが判断して走ってくれました。あまり心配せずに見ていましたね。本戦に向けては単独走の力をつけていかないといけません」

10位 国士大 添田正美駅伝監督
「ひとまずホッとしています。箱根駅伝でシード権を取りに行くために、今日は3位通過を目標に掲げていました。例年になく前半から行かせた部分があったので、後半ペースダウンしてギリギリの結果になってしまいました」

※一部記事を修正しました

◇第98回箱根駅伝予選会(10月23日/東京・陸上自衛隊立川駐屯地) トップ通過候補の明大、中大が実力通りの1位、2位通過を果たした一方で、8位の駿河台が初出場を決めるなど大いに盛り上がった箱根駅伝予選会。前回の本戦出場校では拓大と城西大がまさかの敗退を喫するなど波乱もあったが、それ以外は連続出場を伸ばしたかたちとなった。 以下、レース後における予選通過校の指揮官コメントを紹介する。 1位 明大 山本佑樹駅伝監督 「1位通過にはこだわらずにやってきましたが、力通りの走りをすればトップ通過できると思っていました。結果を出せて良かったです。全日本で3位に入って確実にシード権をつかみ、箱根駅伝へ弾みをつけたいです」 2位 中大 藤原正和駅伝監督 「後ろの集団を引っ張る森の転倒もあり、序盤はバタつきましたけど、落ち着いて走り、15km以降にポジションアップできたかなと思います。今回はあまり記録会には出ずに、狙うレースを絞って泥臭い練習をしてきました。その成果が出ましたね。100回大会で優勝を目指すためにも、本戦はそのステップになるようなレースをしたいです」 3位 日体大 玉城良二駅伝監督 「74回連続で本戦に出場できることに感謝したいと思います。選手にはラスト5kmが勝負だと伝えていました。今年は夏から本戦を意識しながらやってきたので、シード権獲得のチャンスは十分にあると思います」 4位 山梨学大 飯島理彰駅伝監督 「(留学生は)ムルワも調子が良かったので迷いましたが、風が強かったので、風に適性のあるポール(オニエゴ)を起用して良かった。途中で先頭集団から飛び出したのは私の指示ではなく、自身の判断ですね。積極的な走りができるようになりました。3人ずつのグループ走を練習から取り入れていたので、それがうまくハマりました」 5位 神奈川大 大後栄治監督 「序盤は出遅れてヒヤッとしましたが、10km地点で周りの大学が落ちてきていると感じたので、そこから上げていけばいけると思いました。予定通りのレースができました。本戦ではシード権を狙いたいですが、そんなに甘くはありません」 6位 法大 坪田智夫駅伝監督 「通過できればいいと思っていましたが、内容が良くなかったです。夏をいいかたちで乗り越えただけに、もう一段階二段階上げていかないと、本戦で戦うのは厳しいですね」 7位 中央学大 川崎勇二監督 「ハーフマラソンを走ったことがない選手ばかりで心配だったのですが、日本人トップの栗原(啓吾)、第二集団を引っ張った吉本(光希)が非常にがんばってくれました。現在主力の半分が故障しているという状況ですので、まずは一人でも早く復帰させて、全員が万全の状態で箱根駅伝を迎えられるようにしたいです」 8位 駿河台大 徳本一善監督 「(念願の本戦初出場に)長かったようで短かったです。できるだけ集団の中に入って力を温存させて、残り6kmからが勝負だよと伝えていました。最後は気持ちでした。学生時代のころから箱根駅伝で『何かやってやろう』という気持ちを持っていたのですが、その気持ちは今でも変わっていませんよ」 9位 専大 長谷川淳監督 「15kmから勝負していこうと話をしていました。天候を見て何パターンかプランを用意していたので、その中で選手たちが判断して走ってくれました。あまり心配せずに見ていましたね。本戦に向けては単独走の力をつけていかないといけません」 10位 国士大 添田正美駅伝監督 「ひとまずホッとしています。箱根駅伝でシード権を取りに行くために、今日は3位通過を目標に掲げていました。例年になく前半から行かせた部分があったので、後半ペースダウンしてギリギリの結果になってしまいました」 ※一部記事を修正しました

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

PR

2025.05.01

KIPRUNが環境に優しい新たなシューズを発表 接着剤不使用の「KIPX」はリサイクル可能な次世代アイテム

KIPRUNは4月上旬、フランス・パリで発表会を行い、新たなブランドロゴを発表するとともに、今後日本国内でも発売を予定している新モデルシューズを発表した。 競歩世界チャンピオンも愛用したシューズ 2021年にブランド初の […]

NEWS セイコーGGPトラック種目の海外選手を発表! 100mにパリ五輪4継金メダルブレーク、110mHに同7位ベネットら

2025.05.01

セイコーGGPトラック種目の海外選手を発表! 100mにパリ五輪4継金メダルブレーク、110mHに同7位ベネットら

日本陸連は5月1日、セイコーゴールデングランプリ2025(5月18日/東京・国立競技場)の出場選手第10弾としてトラック種目の海外選手を発表した。 男子100mには昨年のパリ五輪男子4×100mリレーで金メダルのジェロー […]

NEWS 坂井隆一郎、中島佑気ジョセフ、水久保漱至らがケガのため欠場/セイコーGGP

2025.05.01

坂井隆一郎、中島佑気ジョセフ、水久保漱至らがケガのため欠場/セイコーGGP

5月1日、日本陸連はセイコーゴールデングランプリ(5月18日/東京・国立競技場)の欠場者を発表した。 日本人選手で欠場するのは、男子100mの坂井隆一郎(大阪ガス)、同200mの水久保漱至(宮崎県スポ協)、同400mの中 […]

NEWS アジア選手権男子400m中島佑気ジョセフが故障のため辞退 44秒台の佐藤風雅が代表入り

2025.05.01

アジア選手権男子400m中島佑気ジョセフが故障のため辞退 44秒台の佐藤風雅が代表入り

日本陸連は5月1日、韓国・クミで開催されるアジア選手権の代表選手の入れ替えを発表した。 男子400mで選出されていた中島佑気ジョセフ(富士通)が辞退。右ハムストリングスのケガのためとしている。中島は昨年のパリ五輪代表。4 […]

NEWS 東京メトロに伊東明日香が入部 「競技が続けられる環境があることに感謝」

2025.05.01

東京メトロに伊東明日香が入部 「競技が続けられる環境があることに感謝」

東京メトロは5月1日、伊東明日香が入部したと発表した。今年3月31日に埼玉医科大グループを退部していた。 伊東は東京・順天高時代から全国高校駅伝に出場。東洋大進学後は全日本女子大学駅伝や富士山女子駅伝など全国大会に出走し […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top