HOME 駅伝、箱根駅伝

2021.10.23

拓大は連続出場が8年でストップ、城西大は2年連続出場逃す 大東大、筑波大、上武大は復帰ならず/箱根駅伝予選会
拓大は連続出場が8年でストップ、城西大は2年連続出場逃す 大東大、筑波大、上武大は復帰ならず/箱根駅伝予選会

トラックなどのタイムを比較して通過候補に挙げられていた拓大だったが、10位国士大と55秒差の11位に終わり、9年連続44回目の箱根路はならなかった。

6月の全日本大学駅伝関東選考会では4位で通過し、11月7日の本大会出場権を獲得。また、9月中旬にジョセフ・ラジニ(3年)が10000mで学生記録を13年ぶりに更新する27分25秒65をマークした他、日本人選手も自己新を出した。28分台後半から29分10秒台が7人を数え、秋に入って調子を上げていた。

広告の下にコンテンツが続きます

だが、前回予選会個人トップのラジニは5位。日本人選手も個人100位以内だったのが合田椋(4年)の37位、桐山剛(4年)の79位の2人にとどまり、本戦連続出場は8でストップした。

もう1つの前回出場校だった城西大は個人100位以内がエース・砂岡拓磨(4年)の33位と山本唯翔(2年)の81位の2人だけ。10位の国士大とは3分51秒差の15位で2年連続出場17回目の本戦とはならなかった。

復活出場を期したチームも苦戦した。3年ぶり51回目の出場を目指した大東大は12位。5km通過で4位、10km通過ではトップの明大に次ぐ2位につけていたが、15kmで5位、18kmでは11位と順位を下げた。

前回の予選会で10位と18秒差の11位に終わった筑波大。2年ぶり62回目を狙ったが13位だった。福谷颯太(3年)の個人16位をはじめ、上位5人が100位以内でまとめたものの、チーム8番~10番目が個人200番台。10000mの28分41秒71の記録を持つ岩佐一楽(3年)がエントリーから外れたのが影響したのかもしれない。

14位の上武大は村上航大(3年)が個人24位だったが、その後の選手が続かず、3年ぶり12回目の出場とはならなかった。

16位立大、17位流経大、18位東農大、19位慶大の4チームは戦力的に通過校との差があったが、5km通過時点で10位以内に入っていた。20位は東京経大は個人100位以内が45位の大川歩夢(3年)の1人だけ。89回の本戦出場を誇る日大は、10km通過まで10位以内につけていたが、最終的には21位に終わった。

なお、個人トップは武蔵野学大のワンジク・チャールズ・カマウ(2年)が1時間1分23秒で制した。

トラックなどのタイムを比較して通過候補に挙げられていた拓大だったが、10位国士大と55秒差の11位に終わり、9年連続44回目の箱根路はならなかった。 6月の全日本大学駅伝関東選考会では4位で通過し、11月7日の本大会出場権を獲得。また、9月中旬にジョセフ・ラジニ(3年)が10000mで学生記録を13年ぶりに更新する27分25秒65をマークした他、日本人選手も自己新を出した。28分台後半から29分10秒台が7人を数え、秋に入って調子を上げていた。 だが、前回予選会個人トップのラジニは5位。日本人選手も個人100位以内だったのが合田椋(4年)の37位、桐山剛(4年)の79位の2人にとどまり、本戦連続出場は8でストップした。 もう1つの前回出場校だった城西大は個人100位以内がエース・砂岡拓磨(4年)の33位と山本唯翔(2年)の81位の2人だけ。10位の国士大とは3分51秒差の15位で2年連続出場17回目の本戦とはならなかった。 復活出場を期したチームも苦戦した。3年ぶり51回目の出場を目指した大東大は12位。5km通過で4位、10km通過ではトップの明大に次ぐ2位につけていたが、15kmで5位、18kmでは11位と順位を下げた。 前回の予選会で10位と18秒差の11位に終わった筑波大。2年ぶり62回目を狙ったが13位だった。福谷颯太(3年)の個人16位をはじめ、上位5人が100位以内でまとめたものの、チーム8番~10番目が個人200番台。10000mの28分41秒71の記録を持つ岩佐一楽(3年)がエントリーから外れたのが影響したのかもしれない。 14位の上武大は村上航大(3年)が個人24位だったが、その後の選手が続かず、3年ぶり12回目の出場とはならなかった。 16位立大、17位流経大、18位東農大、19位慶大の4チームは戦力的に通過校との差があったが、5km通過時点で10位以内に入っていた。20位は東京経大は個人100位以内が45位の大川歩夢(3年)の1人だけ。89回の本戦出場を誇る日大は、10km通過まで10位以内につけていたが、最終的には21位に終わった。 なお、個人トップは武蔵野学大のワンジク・チャールズ・カマウ(2年)が1時間1分23秒で制した。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.16

中央学大がTKK株式会社とスポンサー契約 同大卒業生が代表取締役

中央学大駅伝部が「TKK株式会社」とスポンサー契約を結んだことを発表した。 同社は千葉県八千代市に本社を構え、主にプレキャストコンクリート鋼製型枠を取り扱うメーカー。中央学大卒業の安保誠司氏が代表取締役を務めており、「未 […]

NEWS 今年度限りでの「引退」を表明した村澤明伸インタビュー【前編】 大学3・4年時はトラックと駅伝の両立に挑戦したが「バランスを取るのが難しかった」

2025.12.16

今年度限りでの「引退」を表明した村澤明伸インタビュー【前編】 大学3・4年時はトラックと駅伝の両立に挑戦したが「バランスを取るのが難しかった」

全国高校駅伝で日本一に輝き、箱根駅伝は花の2区で快走。日本選手権10000mでも上位に食い込んだのが、村澤明伸(SGホールディングス、34歳)だ。紆余曲折を経て、今年度限りでの「引退」を表明したが、どんな競技生活を過ごし […]

NEWS ニューイヤー駅伝エントリー発表! トヨタ自動車は鈴木芽吹が登録も太田智樹が外れる 連覇目指す旭化成は葛西潤、Honda・小山直城、GMO・吉田祐也らエントリー!

2025.12.16

ニューイヤー駅伝エントリー発表! トヨタ自動車は鈴木芽吹が登録も太田智樹が外れる 連覇目指す旭化成は葛西潤、Honda・小山直城、GMO・吉田祐也らエントリー!

12月16日、日本実業団陸上競技連合は第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/2026年1月1日)のエントリー選手を発表した。70回記念大会の今回は、例年より3チーム多い、40チームがエントリーした。 前回、5年 […]

NEWS 赤﨑優花が自身の思いと感謝綴る 移籍は「前向きな決断」「この道を正解にします」

2025.12.16

赤﨑優花が自身の思いと感謝綴る 移籍は「前向きな決断」「この道を正解にします」

12月15日で第一生命グループを退社し、夫の赤﨑暁も所属するクラフティア(前・九電工)へ移籍加入した赤﨑優花(旧姓・鈴木)が自身のSNSを更新し、改めて思いを綴った。 昨年のパリ五輪女子マラソン6位入賞の赤﨑。「決して悲 […]

NEWS お詫びと訂正(月刊陸上競技2026年1月号)

2025.12.16

お詫びと訂正(月刊陸上競技2026年1月号)

月刊陸上競技2026年1月号別冊付録「全国高校駅伝総展望」に掲載したデータに誤りがございました。 正しいデータの情報を掲載するとともに、関係者の皆様にお詫びをし、訂正いたします。 男子 今治北(愛媛) 誤 都大路学校最高 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top